◎ぼったくり

98/12/09 (水) 

　オイオイ、アブネーなぁ。ボーナス時期だから別のことかと（爆）。
明日、４ヶ月滞納していた日本テレコムへ未払いの１６８０９円を振り込む。

　事の発端は３月に５年間使っていたコードレス電話が壊れたことに始まる。
多分バッテリ交換ですむんだろうけど、当時、現同居人の安否が心配で片時も
電話が話せない緊急時だったので、近くのＩＹで替わりにシャープ製のコード
レスホンを購入した。その電話機には「スーパーＬＣＲ」という赤いランプが
ついていた。これが何であるかはいまさら説明もいるまい。電話を安く使う
ための機能であることは前の電話でアルファＬＣＲを使っていたので知って
いる。早速その日に契約した。月が変わる１週間前ほどの話。

　翌月、７１２円という請求がきた。工事費はただのはずなのに？
ちなみに俺はＬＣＲをつけても地方にはかけないので、ＤＤＩの時代にも請求が
３０−１００円程度。逆に請求書の郵送料の方が高いのではと申し訳なく思う
ほどだ。

　そんなわけだから、いわれのない金を払う気はない。しかもＤＤＩは利用明細
が同封されてきていたが日本テレコムにはない。不親切だ。でセンターへ電話を
かける。デフォルトでは明細つけないらしい。来月から送ってもらうよう頼む。
これで原因がわかるから安心だ。

　さらに翌月、４７９０円という、私にとっては法外な利用料が請求される。
明細を見ると、ここ武蔵野市から東京にかける電話の大半がそこにカウント
されていた....

　アルファＬＣＲの場合、ＤＤＩとＮＴＴが同一料金の場合、料金はＮＴＴの
方にかかる。だから通話のほとんどが東京である俺の場合、これまでＤＤＩに
金がかからなかったはそういう理由だからだ。しかし、日本テレコムは自分の
方に課金しやがる。いや、スーパーＬＣＲというヤツがだ。この際どっちでも
いい。両方グルであることに違いはない。

　重要なポイントは俺がＮＴＴの「エリアプラス」利用者だということだ。

　ここから東京は近隣地域なのでＮＴＴ・テレコムともに９０秒１０円。
でも「エリアプラス」を使っているのでＮＴＴ経由でならば１２０秒１０円
ということになる。それをこの電話機はご丁寧にもテレコムに繋いで下さる。
安いほうが見分けられないおバカさんめが。

　俺を知っている人なら俺が大声を張り上げるタイプの人間ではないことが
わかるがこの時はキレた。センタに電話して即刻契約を解除した。

　しかし翌月、さらに１１３０７円という請求がやってくる。

　まずＮＴＴに確認してみる。都内通話でもテレホーダイはＬＣＲ対象外に
なってるようだからだ。なぜエリアプラスが聞かないのか？スーパーＬＣＲ
が起こす詐欺行為についてはＮＴＴは関知しないという。もっともエリア
プラスに入った以降にテレコムに加入したので「ＬＣＲは解約せよ」との
アナウンスがなくても当たり前なので、みかかに文句は言えまい。

　で、次に市の消費者センターに電話で相談にのってもらった。こういう
電話は初めてだったが、かなり親身に話を聞いてくれた。ただ、同じような
苦情は現在ないということ、その支払い額がエリアプラスを使えば安くなる
が、そうでない場合の通信料にまったく等しく不当な請求額にならないこと、
現在は市内割引を契約の場合にＬＣＲの確認をするところもあるので（東京
電話などはＬＣＲを解約しないと使えないらしい）今回は契約が逆になって
しまい、一概にどちらに非があるとは言えないこと、などを諭された。

　ただし、センター側としてもテレコムには契約前には事前のアナウンスを
しているかを確認、また電話機のシャープ側に取り扱い説明書にテレコムへ
入らないと電話が使えないような記述がされてないか（私は買ってすぐの
ＬＣＲ未契約時の赤ランプが何か警告めいていて、青にしなければいけない
かのごとき脅迫観念を与えると説明した）を確認してみるとは言って慰めて
はくれた。

　その後、インターネット中も電話が使える必要に迫られ、ＩＮＳ６４に
した。インターネットにはダイアルの意識がないルータ経由接続なので、
かかる通信費は今まで以上にはなっている。でもそれは利便性の代償として
納得いくものだから気にはならない。電話も同居人の後を待つことなく２本
同時にかけられるので電話代も倍にらろうとかまわない。消費に対して自分
の意思がちゃんと反映されてるから。

　ちなみに、もう１つのアナログポート用に電話機を購入した際も店員から
スーパーＬＣＲの加入を迫られた。No More!! 皆様もご注意を。

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◎なぞのオムニバス

99/01/07 (木) 

　俺って無精だから、いったんウォークマンにカセットを入れると３−４ヶ月
は入れっぱなしで通勤する。自分でもよく飽きないと思うが、飽きないだけの
自分の好きなアーティストへの思い入れは強い。でも今朝出かけ際に何気なく
手にとって入れたカセットにはわれながら驚いた。

Side A

The Loner / Gary Moore
Wasting Love / Iron Maiden
Stairway To Heaven / Led Zepelin
Old Flames / Bad Moon Rising
Time - Outsider / Night Hawks
I Don't Love You Anymore / Quireboys
夢・花・一夜 / ツイスト
Need Your Love So Bad (American Remix) / Whitesnake

Side B

Bed Of Roses / Bon Jovi
Seasons / Badlands 
Coming Home / Cinderella
The Flame / Cheap Trick
Too Late For Love / Def Leppard
High Enough / Damn Yankees
When A Blind Man Cries / Deep Purple
November Rain / Guns 'n' Roses

（Leppsはひょっとすると違うかも。Adrenalizeの音っぽいんだけどな）

　この９０分テープをＢ面から聴きはじめる。スゲー、コテコテのバラード
オムニバス。

　肝心の「なんでこんなの作ったのか」がまったく思い出せない。俺、
リクエストで構成したものを作ったことはあるが、バラードオンリーのもの
なんて考えられないんだよなぁ。

選曲からすると93後半から94年製作。

この頃にはＤＪ完全廃業してたし、やった事といえば、当時２８歳、ＲＳＫ
が開局した１４周年目の日を記念に７時間のオムニバステープ（８時間
ビデオテープに音だけ入れたもの）くらい。その中の１セクションなのか？
当のビデオテープも今すぐにはみつからない。

　皆さんはこのリスト見てどう思うかは知らないけど俺としては選曲しかり
曲順しかり、かなり気合いいれて作ったか、長年番組作ってたこともあって
自然ななりゆきでこうなったのかのどっちかだろうとしても、われながら
ツボを得てる事に自画自賛、今日電車の中でマジで感動してた（爆）。
Ａ面の後半にたどりつくまでは（爆々）。

　ツイストってあの７０年代の日本のバンドなんだけどこの曲は９３年に
再結成した時のアルバムからの曲で、俺の大のお気に入り。ともすれば
演歌なんだけど、松浦さんのＧの「泣き」が紙一重でこの曲をブリティシュ
にしてしまってる（笑）。この人のギターは素晴らしく、実際に
Son Of The Blues プロジェクトでライブ観たが特にスライドを扱わせたら
多分日本一だろう。

　俺の常套手段からいって、この曲を正当化したいがために作ったテープ
なんだな（爆々）。

後日 99/01/26 (火) 

　そーいや、去年パソコンをノートからデスクトップにした際、もとい
ここの再構築を思い立った際にＩＢＭの「ＶＩＡ　ＶＯＩＣＥ」を買った
んだ。香取慎吾のＣＭのやつ。話し言葉が文章になったら、ここのレビュー
もどんなにペンが進むだろうと思って。

　でも最初の「学習」で、どうしても俺の発音を認識してくれないでやんの
(^_^;;マイクのせいだろか？)何度もやり直してるうちに、一人で大声あげて
る自分が情けなくなってやめた...半年たった。またチャレンジしてみよかな？

前に話した「７・１４・２８」（７時間のオムニバス）のマスタが見つかった。
実際は５時間分だった。どうやら２時間分ＤＪを入れるつもりでのマスタ
だったのか？テープ作成をやめた９０年１０月から９４年前半までに手に
入れたＣＤや出来事からの選曲。殆ど思い出せたが、中にはアーティスト名
すら思いつかない曲もあって...（爆）

曲名をリストしてみたけど、後半９０分はテープがイカレてて判別できなかった 

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◎インターネットに思ふ。

99/01/08 (金) 

　俺、マンガ雑誌や一般週刊誌を買ったことがない（あ、ぴあとケラングは別）。
今日、３２年にして初めて「週刊文春」を買った。新聞広告を見て、
インターネットで女性が劇薬を購入して自殺した事件の詳細が知りたくなったから。
また、どういうつもりでその記事が掲載されているのか心配だったから。

　幸いにも、「手記」の書き手（旦那）はこれを金儲けで書いたわけではなく、
インターネット上に載せていたものに転載許可を下しただけのようだ。
また続く文章はまったく手記に触れておらず、変に内容を助長するような文章には
思えなかったのでホッと胸をなでおろした。

　インターネットに関わるものとして（これは仕事と趣味、両方で）、この一件で
ネットワークコミュニティが「魔女狩り」「ＰＲＭＣ」のような弾圧の目に遭わず
に済むことを祈りたい。私自身、「法に触れるような類の情報」がネットワークに
存在することを否定したくはない。むしろ情報を見る側の問題で、否定的な意見を
言いたがる連中はクリックしなきゃいい。家族に見せたくなければ近寄らせない
努力をすればいいだけのことだ。どんな人間にも言論や思想の自由はあるはず。

　俺も自由に自分の言いたいことを書かせてもらっている。人を傷つけることも
あるかもしれない。

　現に某アーティストのマネージメント側から削除を要求され、時差愛に削除した
ページがたった１ページだけあった。英語でのコミュニケーションが不可能と判断
し、これ以上トラブルを起こしたくなかったので消した。その後同じような印象を
持ったある日本の有名な雑誌の編集者が日本語でその想いを綴った。それが
アーティスト側の目にとまったかは定かではない。　From欄にアーティスト名を
書いて送りつけてきたそいつ（マネージャ）の人間性はその時の行為でもわかって
たが、その後「来日こぼれ話」で暴露されていて失笑した。そんなヤツに振り回
された自分も情けないが、コントロールされているアーティストも哀れに思えた。
今では消したことをとても後悔している。これからはどんな文章だって消しは
しない。

　どんな場所でも自分の行動・発言に責任をもつのは社会人として当然の義務
だと思う。匿名性強いインターネットだからといって無責任でいていいはず
はない。話を最初に戻すと、「加害者」と呼ばれた人間（薬を売った方）は
その責任がとれないで自ら命を絶った。大馬鹿野郎である。「被害者」と
呼ばれたほうはどうか？行為そのものは「周囲の倫理観」にそぐわないもの
だったが、「自分の中の倫理観」では選択肢のひとつにならざるを得なかった
のではないか？どうやら彼女は自分と旦那のホームページで、自分の本当の姿
をさらけだしていたという。少なくとも「心の病」をもつ人間が周囲の目を
気にせず隠さないでとおすことは勇気のいることだ。結果は残念に終わって
しまったが、「加害者と呼ばれる男」のせいでも、旦那のせいでもないと思う。

　誰でも自分の置かれている状況に対面し、打ちひしがれて、挫折や苦悩の
あまりすべてを投げ出したくなる事ってあると思う。若い頃俺にもあった。
その時救ってくれたのがDavid Coverdaleの唄、"Here I Go Again"の一句一句
だった。のめり込んでいくうちに、俺も "Walking In The Shadow Of The Blues"
や"Bad Boys"での「俺は自分の人生を愛している」「他人にどう思われようと
ひた走るだけ」と高らかに謳歌できる人間でありたいと思うようになった。
Whitesnakeと出逢って１年後、２３歳になる８９年をその誓いの年にしよう
と思って付けたハンドルが、１０年以上経った今も俺を支えてくれている。

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◎2000年越えろ！Ｂ．Ｂ．（オイオイ）

99/01/19 (火) 

　風邪がまだ完治しねぇ。３連休はメシはみんなデリバリで済ましてとにかく
動かないようにした。

　正月に録画ってあった映画を観た。「モハメド・アリ　かけがえのない日々」

　２０年ちかく前、アリがジョージ・フォアマンから世界タイトルを奪った
アフリカ・ザイールでの一戦を、開催前から追ったドキュメンタリー（なぜか
公開は去年）。いまはマイク・タイソンのプロモータのドン・キングは黒髪の
時も逆立ってたのだった。その彼が企画した同時開催の音楽フェスティバル
はジェームズ・ブラウン、Ｂ．Ｂ．キングらが参加し、その模様も収められて
いる（もっともＢ．Ｂ．のステージは単独でビデオ化されてる）。

　ボクサーのみならず黒人社会に多大な影響を与えた男を決して英雄視だけ
してるのではなく、彼の内にあった恐怖や不安についても描いた、なかなか
よくできた映画（ドキュメント）だった。最後の〆のモノローグに感動。

　いくつか不満（不具合ではない）はあるものの、Ｂ．Ｂ．のページを
オープンした。

　気が早く、もう2000年代作品を検索できるようになってる（当然データは
まだない）。１，２年後にはここにオリジナルアルバムが掲載されていて
ほしいという願いが込められている。

　縁起でもないが、私はかれこれ５年近く毎朝、新聞をＴＶ番組表の裏面、
死亡記事欄から読む習慣がついた。アルバート・コリンズ、アルバート・
キングが逝っちまって以来のことだ。Ｂ．Ｂ．も来日毎に「今回が最期かも
しれない」というつもりで極力見逃さないようにしている。でも、そう言い
つつ、このジイさん、毎年元気に来日してる。凄い人であることはいうまで
もない。これからもそうあり続けてほしい。

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◎通な映画...ＢＢ２Ｋ

99/01/22 (金) 21:14

　やっと「ブルーズブラザーズ２０００」のＬＤを購入...って、最初から
ありそうな店行ってればよかったんだが、歌舞伎町前の新○堂までは
ちょっと行くのキツかったんで...

　Ｂ．Ｂ．のシーンが見れればそれだけで充分だと思ってたがあらゆる面で
満腹感を得た作品だった（去年のうちに見とけばサントラは間違いなく
ベスト１だったろう）。

　とは言うものの、もしこの作品をコメディとして初めて観る人には
しょうもなくツマらない映画に映るに違いない。事実、公開時って
殆ど話題になんなかったようだし。

　この映画を堪能するためのポイント。まぁすべては言わないが少し
挙げてみようか？

　まず監督のジョン・ランディスについて。

　前作は勿論のこと「狼男アメリカン」やら「スパイ・ライク・アス」
他はちょっと度忘れ（最近のは知らんのです）どちらかというと大掛かり
な二流映画（よい意味でのエンタテーメント）を撮るという表現を使い
たいが、彼のキャリアとか手法、笑いの持ってゆき方がこの作品でも
受け継がれている。前作のラストを踏襲したシーンも何個所もある。
またこの人は８０年代にあるアーティストの前代未聞とも言える
ビデオクリップ（マイケルジャクソンの「スリラー」である）を作った
人としても有名で、ミュージカルシーンに「オマエそのまんまやんけ！」
と突っ込み入れたくなる個所も。

　また「ブルーズと魔物」の関係も、普通の人にはわかりづらいかも。
でもロバート・ジョンソンの伝説を知っていたり、先にウォルターヒル
監督の「クロスロード」（スティーブ・ヴァイが出ていて、Ｃｏｖが
コレを観て彼をＷＳに加入させたという曰く付きの映画）を観ていれば、
ここらへんは理解できるだろう。

　究極は出演陣。俳優がほとんど出ていない。８０％がミュージシャンが
役を演じている。総勢４０人あまりか？ギャラを考えると恐い。次から次へ
と知った顔、代表作と名前だけ知っている人が目白押し。今回はコメディ映画
として弱い分をこちらで補っている。まじめな警察署長がミュージシャンに
転向するという破天荒な設定も、「あの大物の登場」（ゲロンパＪＢ）なし
では、観客に納得させることは困難だったに違いない。ブルーズ・Ｒ＆Ｂ・
ゴスペルは当然ながら、ブルーグラス・カリビアン、そしてロック畑までを
広くカバーしての人選には笑いが止まらないだろう。

　前作で強烈なキャラクターだったジョン・ベルーシ亡き今、それを越える
コメディ映画としての続編は絶対に不可能だ。でも敢えて作った理由。
それは中盤、エルウッドがバンドを離れようとする仲間に熱く語る１シーケンス
に集約されている。これは、「俺がなぜブルーズを称えるか？
(Why I Sing The Blues)」の答えそのもので共感を得ずにはいられない。
そのシーンがこの作品を「２」ではなく「２０００」としている理由でもある
のだから。

　タイトルロールの最後の最後まで魅了してくれるこの映画、いささか唐突な
シーンが含まれてるのを見ると、どうやら未公開シーンがまだまだあるらしい。
そーいや、ジュニア・ウェルズも逝っちまったんだよなぁ（涙）
今は前作同様「ディレクターズ・カット版」の登場を待ち焦がれずには
いられないといったところだ。

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◎縦つながりの面白味

99/01/26 (火)

　今日の新聞、いつもながらＴＶ欄裏面から。Charles Brown が逝ってしまった。
とはいうもののあんまり思い入れはなかった人だったが、ＣＤは持ってたので
追悼で朝流す（スッゲー重たい空気になるぞ、そんなこと）。

　俺のブルーズ・バイブル「十字路（クロスロード）の彼方に〜ブルーズ
ギタリスト列伝」（リットーミュージック）で彼の名前で索引引き（コイツは
なぜかトイレの中に置いてあるのだ）。彼はピアノ弾きなので直接該当はない
が、Ｂ．Ｂ．がインタビューで「フェイバリットの一人」に挙げていた。
なんでも彼は大学の音楽科出身で、ちゃんとした理論を習得してたらしく、
ジャムセッションで早目の曲を半音ずつ挙げていって、誰もついてこれなくして
Ｂ．Ｂ．をも圧倒させたらしい。

　なんか（Ｂ．Ｂ．の）来日前後に訃報が多い。前々回（その前か？）も
ブルーズカーニバル中にギター・ワトソンがステージで逝ったっけ。でもＢ．Ｂ．
でないのが唯一の救い。Mr.Charles Brown の冥福を祈る。

　なんでＣＤを持っていたか？しばらく考え込んで、思い出した。Eric Clapton の
"From The Cradle"で"Driftin'"がカバーされたからだ。

　俺は、ＷＳやＴＨＵＮＤＥＲのページを見てもらってもわかるとおり、カバー
曲の場合は常に元曲を聴いてみるよう心がけてる。このClaptonにしろ、
Paul RodgersのMuddy Watersトリビュート（これはMuddyの方が先に持っていた
から集める必要なかった）、Gary Moore等なども。これをすることによって
「カバーしたことの意味」を探りたいからだ。逆にこうしてブルーズの世界に
入り込んできた。Cinderellaのトム・キーファが「おきにいりの１枚」にMuddyの
"Hard Again"を挙げてたのがそもそもの本格的な探求のきっかけ。

　以降、黒人ミュージシャンの本物の作品を聴きだしたら、ホワイト・ブルーズが
なんか面白味がなくなって聴くのをやめてしまった。

　例えば様式美系に限らずともロックにはファミリー・ツリーがあって、１バンド
から実に多くの関連バンドが手繰れて、それらを探求するというアプローチも１つ
のロックの楽しみである。かくいう俺も昔はそうだった。今でも「あ、レアかも
しんない」というのには思わず手が出てしまう。

　ただ、この「横つながり追い」もある限界（収拾がつかないほど広範囲を探求
してること）が見えてくると、非常にむなしいものになった。本流からまったく
逸れて、音楽的に何の関連もなくなってしまってることに気づく。

　なら「本来探求したいもの−アーティストそのものの本質」が見えてくる
可能性が高い、今の「横つながり」のほうが俺には面白いのである。

　同様に、批評や外伝ではなくアーティスト自身が語るインタビューを読む
ことが「そのアーティストの考えに一歩近づける」要素となっている。

やはり書店に「炎」が並ばないのは淋しい....

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◎眠れぬ夜のために

99/01/30 (土) 

　タイトルはB.B.が主題歌を唄った映画から。あ、これもジョン・ランディス
だったね、確か。デビッド・ボウイなんかも出てたっけ。

　昨日は２時に寝たが、６時に１度目が醒めてしまった。悪い夢を見てたようだ。
ラストの「新聞の見出しに第３次世界大戦勃発」だけは覚えてる。

　子供の頃はノストラダムスの予言を信じて、「俺３３歳までしか生きられない」
と思ってた。今年がその年だが、現実は２０００年を越すためのシステム改訂に
追われる毎日。「限りある一生の間に悔いのない人生を送りたい」なーんて夢物語を
見てる暇も今はないのか。

　で、ちょっと目が冴えたのでB.B.のビデオを観た。「ウッドランズ」。
まぁ、これについては機会をみつけて紹介したい。 

　ビデオ観ながら、あるエピソードを思い出していた。

　９０年明けてすぐのＢ．Ｂ．の五反田ゆうぽおと公演のこと。ピンクのスーツで
颯爽と登場したＢ．Ｂ．。でも数曲演奏してバンマスのウォルターキングの耳打ち
とともに、御大は一旦ステージから消える。するとなぜかグレーのスーツに着替え
て再登場。結局何が起こったのかはわからないが、あれだけの巨漢、ズボンのケツ
でも破れてたのかもしれない。

　このツアーでのアンコール曲は"Peace Of The World"だった。「ライブ・アット・
サン・クエティン」でもこの曲を「世界の平和に捧げる」と告げてプレイしてたアレ
（ウソ、あの曲だけはスタジオ録音に歓声をダブしただけだが）。

　その夜深夜、俺はテレビで湾岸戦争の勃発を目の当たりにしたのだった。

 「ブルーズで繋ぐ世界の親善大使」の称号を与えられ、この５０年間３６５日中
３００日をロードで過ごしてきた彼の功績にノーベル賞でもあげてもいいとは
思うんだが...

　現実にちょっと危なくなってきてる今の世の中を不安に思った一瞬をＢ．Ｂ．が
和らげてくれればとも思う。

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◎チケット情報発信の難しさ

99/02/01 （火）

　誰だって好きなバンドのライブ情報は一刻も早く知りたい。チケを取るために
あらゆる手段を尽くしたい。誰もが思うことだ。そのためにはいつもラジオや
ネットワークに耳と目を見張っていることだろう。俺もそのファンの一人だ。

　ただし俺には「ホームページを持つ情報発信者」という一面もある。

　先日THUNDERの来日情報をGETした。俺もページを持っている関係上流すか
流さまいか迷った。

　一般発売は2/7。これは情報として流してもいいことだと思う。なぜなら
これが主催者側の正式コメントだからだ。でも1/30のラジオ「パワーロック
トゥディ」内で先行予約がありそうだというところまでは流せない。なぜなら
「番組を聞いてない人・聞けない人に先行予約を行う権利はない」からだ。
番組は主催者とタイアップという形で予約を行う。そこには当然利害関係が
発生している。ラジオ曲は番組を聞いてもらわないといけないからオイシイ
情報を提供するのだ。ここが無償奉仕のWEBと一線を画すところだ。

　その昔、某所掲示板で「現在番組でWSの先行予約をやってます。番号は
XXXXXX」と流した人を見て唖然とした。時間的に自分が取り終わってから
書きこんでいるあたりには失笑せずにはいられなかった。

　いい機会だから、俺がいかにしてチケットを入手するかを前回のＷＳを
例に書く。

　まず第一に、そろそろ来日してもいい時期になったら、影響力の強いラジオ
番組やテレビ番組をチェックする。前述のパワーロックトゥデイやＴＶＫの
政則氏の番組なんかがそうだ。いや毎週聞くのが一番いいに決まっているが。
ただしラジオには受信範囲という制限がある。俺の今住んでいる場所は東京
郊外で、チューナーをつけても千葉の放送局は聞こえない。聞くために
ベランダにＦＭ用のトンボ型アンテナを立てている。これでかろうじて雑音の
中から音を拾っている。われながら涙ぐましい努力。実家のような立地条件が
よければ５素子、８素子（全長が２メートル以上もある）のアンテナが立てられ
るがしょうがない。あとは有線放送でも流れている。そうやって必死に追う。
ＷＳの来日日程はそうしてＧＥＴした。

　あるいはもっと大物アーティストの場合、新聞発表が一番早い。ならば
来日近くになったら毎朝早起きしてチェックできよう。友達の中には新聞屋へ
新聞が着いたらわざわざ取りにまで行くという強者もいた。出るまで早起きを
続ける。出たら即整理券ＧＥＴに走る。始発がなければ車を飛ばせばいい。
俺は当日雪で始発に飛び乗ったものの、進まず電車の中に１時間も閉じ込められ
たことさえある（爆）。（後日注釈：現在は整理券が廃止されたのでこの手はない）

　さて次にやったこと。日程が発表されたら、今度は招聘元を知ることだ。
ＷＳの場合ＨＩＰだった。ならば前例を思い起こせば、全国各所でもどこの
プロモータが主催するかが見えてくるはず。ＷＳの場合は公演場所が前回と同じ
だったので、取っておいたチケの半券を手がかりに電話を掛けまくった。発売
開始日を教えてもらうために。

　ただしこの場合も、プロモータが正式発表前ならはぐらかされることも多い。
もうお見通しだとしても。ならば機会をあらためてＴＥＬして見る。教えて
もらえた段階で、初めてＷＥＢ告知ができる状態になる。

　これ以前に、バンドのファンクラブ（まぁこれは洋楽バンドには縁遠いが）
やプロモータが会費をとって情報誌を発行してその中で先行予約をするケース
もあるから、可能ならば入っておく。名前を貸りて二重三重で入っている人も
知っている。俺自身はぴあカード会員くらいしかないがそれでも先行の知らせ
はやってくる。これもお金を払って情報を買ってる者の特権だからＷＥＢには
流せない。

　招聘元が同じならば前回公演予約時の名簿でＤＭが来ることもざら。ウチには
今でも仙台からひっきりなしに届く。チケット半券にもわざわざ名前記入欄が
ある。会場アンケートがあるなら答えておくべきだろう。

　以上の経験は、自分もいい席を取りたいから、あまり人には教えたくない部分
ではある。が、あえてここで載せてもかまわないと思って書いたのは感と実行力、
すべての意味でたゆまぬ努力が必要だからだ。知っている人は知っているだろうし、
そこまでしていい席もいらない人だっているでしょう。まぁ、一例として。

　最期に、「同じバンドのファン同志の情報交換」もまた重要でしょう。一番と
いっても過言ではない。前回ＷＳの東京追加の知らせは実は海外の友人が
「ドイツのプロモータ（ツアーを企画した旅行代理店だったかも）のWEBに載って
いる」とのメールから事前に知った。これも日本のプロモータ発表前だったから
流せなかった。それからは毎日、前述の行動を繰り返した。でも当時ここのWEBで
お世話になっていた人には個人的には教えた。友情ってのはそういうものだからだ。

　最終手段として「コネ」というのがある。業界やプロモータの近くに「知り合い」
がいれば苦労することなく入手することもできる。でも俺にはないし、個人的には
苦労しないで取ったチケットに魅力は感じない。

　「ダフ屋」という手は...俺も２度ばかし利用したが、努力した結果「どうしても
チケットがない状況に陥った」からで基本的に行為事態は後味の悪いものだし、
違法行為だから絶対にお勧めはしない。取れる努力をして行ったほうが見ていても
気持ちいいに決まっている。（俺の場合、それはいずれも英国でのことなので、
許してね。渡航旅程までキャンセルすることはできなかった）また、関わったことで
「恐ろしい目に会った」人を知っているし、チケが売れないなら自分達で会場に
入って夢中なファンから「置き引き」する連中だっているみたいだ。

　ということで、なんかまとまんなくなったが、これでオシマイ。

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◎サポートアクトについて 

1999/04/15 (木)

　基本的に全く無意味なものと考える。これまでにBlackmore's Night の初日
くらいしか観たことない（見ても興味ないんで名前すら覚えてない）。

　ここでいうサポートアクトというのはフェスティバル、またはダブルヘッダ
的意味合いを持ってチケ発売時に既に決まっているものは除く。要は主催者側の
都合で決まるもの。

　俺は好きなアーティストには私財を投げ打つが（爆）、それはアーティスト
から受けた恩恵に支払われるべき順当な対価なわけであって、それがバンドの
利益となるなら喜びすら感じる。だが、政治的に決まった、そういう輩に自分
のチケ代の一部でも懐に入れられた日にゃ、たまったもんじゃない。サポート
アクトはプロモーションなんだからロハで出演すべきだ。

　ということで、THUNDER「も」本編直前にＩＮする。早めに行っても野音なら
外から分かるはずだから。。。

　かつて２度オープニングアクトだけを観て帰ったことはある。１つはSHOW-YAの
日清パワーステーションでのダブルヘッダライブ。もうひとつはSKINの最初で最後
の来日（新宿年金・大宮ソニック）。ヘッドライナーには興味なかったから（爆）
（Halloweenである）。ある意味では９５年のTHUNDER英国ツアーもb.l.o.w. 
SKIN が一緒じゃなかったら観に行かなかったかもしれない。

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◎ＫＩＮＯ、大いに切れる

1999/05/18 (火) 03:03

規則正しい「不規則な生活」 

もう４日会社泊り。キレるか？ 

1999/05/18 (火) 08:24

プログラムは会議室で出来るんじゃない、現場で作ってるんだ！！ 

かなりナチュラルハイ状態。 

　で、キレた俺はこの後... 

　早退して同居人と待ち合わせ、吉祥寺のバウスシアターで「スタートレック
／叛乱」を観る。横のサムラート（カレー屋）には何度も来たが映画となると
「マドンナのスーザンを探して」以来１０数年振り。とはいっても２のミニ
シアターのほうでの上映だった（苦笑）。ちなみにお目当てのコミュニケータ
型バッチは売り切れてた（号泣）。

　仕事疲れその他ですわ爆睡かと思いきや、やはりトレッキー、全編どこも
見逃さなかった。かといって「映画」として面白かったかといえば「Ｎｏ」で、
ちょっとマニアにしか分からない出来なのでお薦めはできない。監督の
ジョナサン・フレイクスはやはり長編向けの監督ではないと思う。ディテールに
マニアックな笑いを凝縮するのは得意だが、長尺をＴＶのように細切れにして
しまっては全体のスムーズな流れが損なわれ、せっかくの物語性を薄めてしまう
ような気が。今回から全ＣＧになったエンタープライズも殆ど活躍なく、登場
人物の魅力だけで圧し捲った感がある。とはいうものの、俺はもっと面白いモノが
観たかったといえばこれまた「Ｎｏ」で、３３年続く全シリーズ約５００のうちの
１エピソードとして捉えられればそれでいい。

　ＣＳのスーパーチャンネルでは来週からいよいよボイジャーの本編がスタート
して４シリーズを同時に観ていくことになる。もう同居人はこの並行世界について
これてない（笑。ＴＮＧだけのファンだから）。お楽しみはまだまだ続くのである。

　一方で、「７月公開の大作」に関して準備をはじめた。前３作はいつも
ノベライズを読んでからだったが、今回はぶっつけで観ようと思っている（とは
いうものの子供向けストーリーＣＤは聞いてしまったので筋は大方判ってしまって
いるが）。前に買ったＨＲなＣＤもまだ聴いてないのに、サントラばかりまた８枚
ほど増えてしまって、どないしよ？

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◎さよなら...Dr.マッコイ 

1999/06/14 (月) 19:45

　丁度土曜深夜のＴＯＳを見終わって、追っかけ中の同居人の大阪からの電話を
とりながら新聞ペラペラとめくってた時に目に入った。

　俺、個人的にはそろそろトレックのＴＶシリーズはボイジャーまででＴＮＧ
路線（２４世紀もの）を終わらせて、空白の２３世紀のエピソードを綴るシリーズ
をやってほしかったりしたんだよね。ＴＯＳ映画版の続き。

　役のように百数十歳まで生き続けてほしかった。デフォレスト・ケリーの冥福を
祈ります。合掌。 

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◎オールナイト吉祥寺 

1999/07/11 (日) 06:34

　ＳＷといえば過去２本は公開２日目（日曜）早朝１回目を観るというのをお決まり
としてた。あれから十数年。２０はおろか３０半ばのおっさんになった（しかも
社会人だというのに朝に滅法弱い）今回はオールナイトという手で公開２日目の約束
を守った。大人の役得である。

　土曜出勤で２３時半に仕事を切り上げて０：１０の回を目指して吉祥寺へ向かった。
ここなら３時前に終わって帰ろうともタクシー代は１５００円程度で済む。２０分前に
着いたが２０人くらい並んでいるだけで混んではなかったのでよかった。

　個人的には面白かったので、というより途中ドンデン返しがあってひっかかった俺は
自分を許せなかったので、結果２回続けて観て結局５：１５の始発で帰ることとなった。

　よく出来た映画だとは思う。最新のテクノロジーと騎士（武士）道の融合。ＣＳで
何本か特番を観て、ルーカスやプロデューサが語る「製作者側の狙い」はちゃんと
昇華されていた。ただしあくまでも従来のファンだからこそ判る独特な政治的背景や
前ＳＷの世界観が、初めて観る人にはわからんだろうなぁ。いや、観る数時間前に
前シリーズを見ていない女の子に観ても面白いかな？と訊かれて「エピソード１から
紐解くのもありじゃない？」と啖呵きったばかりだったのだ。

　劇場を出ると早くも数人の小学生達が初回のために並んでいた。昔の自分を見る
ようでほほえましかった。でも彼らが大人になってオールナイトで観れる新作ＳＷ
（エピソード７−９）はどうやら作られないらしい。残念ではある。

追伸

　でもスピルバーグの「あのキャラクター」をチョイ役にしたお遊びはちょっと
おふざけだったなぁ。（ＥＴが評議会場内に紛れている）

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◎Artist が持つ意味の重み 

1999/07/31 (土)

　音楽は「聞く」ものではなく「聴く」ものだと思っている。ライブは「見る」
ものではなく「観る」ものだ。注意深く見ると俺のWEBでは同様に言葉を使い
分けているのが判ると思う。例えば、俺にとってCovは世界最高のArtistである。
Danny Bowesは世界最高のMusicianである。どういう判断かは訪れる者の想像に
任す。

　話は遥かデルタ領域まで跳ぶ（意味不明）。

　Skunk AnansieのNew AlbumからのCDシングルを今日４枚手に入れた。
"Charlie Big Potato","Secretly","Lately"３曲が既にカッテイングされたが、
これで計７枚になる。それらが実にアートだ。
 
　まず1stのCD1はAlbum同様CD Extraでビデオクリップをまるごと収録。 
そしてコレは同デザインだがCDラベル上の文字の大きさが変更されて再発されて
いる。そしてCD2以降の6枚ですべて統一されてる（うう、放り出しておいたら
ワケわからなくなる）。

　2nd以降も明記されていないがCD1は必ずCD Extraでビデオクリップを収録
している。これが特撮を使った異様な世界で実に興味深い。

　ジャケットもCD1では４人のバンドショット、CD2ではバンドなしで同じ背景
と凝っている。

　すべてのCD2にはGのAceの趣味の延長か、ポラロイドに模したプライベート
シーンのフォトが各3枚づつ入っている（これがCD購入者毎に全部違うなら
凄い。俺のには1枚、どう見ても印刷と思えないサイン入りのが入ってたぞ）。

　洒落ている。度が過ぎている。イカしてる。クールだ。

　やっている音はグランジというカテゴリに入れられてしまうのかもしれないが、
彼らが持っている精神は正に70年代から延々と続くアートなロックそのものなのだ。

　明日の苗場はやはり行くべきだったか。。。。

　どういうわけか、というよりその独特な雰囲気からか？この人達は日本では
過小評価されているような気がしないでもない。

　数年前の初来でもリキッドルームが満員にならなかった。現場に着くとTHUNDER
関連で知り合ったBritish好きなネット仲間6-7人が揃ってた（ちなみにDr.は
元Little Angelsである）が終演後誰もが口々に「CDよりも格段に良かった！」を
連発していた。THUNDERがライブバンドなようにコイツらもまた英国きってのライブ
バンドなのである。

Niftyを離れた今、コイツらの話題を話せる日本語環境がない。5月からずっと
考えていたWEB刷新をそろそろ実行に移したいのだが、原因不明のサーバダウンに
悩まされている今は...

（２度目の来日時は。。。パニック状態だった。別コラム参照）

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◎オーディオ 

1999/08/09 (月)

　先々週、三菱のＢＳ内蔵ビデオがテープを受け付けてくれなくなったので
先週土曜にビクターに買い換えた。修理に出しゃいいのだが忙しい身にとって
いつ来るかわからない来訪者のために時間を割くというのは困難であり、もはや
「買いかえる」という手が常套手段となっている。それに明日のＷＯＷでの
ウッドストック放映に間に合わせなきゃならなかったし。

　ＢＳはほとんど見ないのでそう高いものを買うつもりもなく、某ディスカウント
で\25700のビクター１世代前のヤツを買った。この前買った同社のS-VHSビデオ
より2000円安かった（笑）。ちなみにこれまで個人で所有したビデオとしては
これで６台目になる（うちビクター製が４台）。

　思えばビデオデッキも安くなって軽くなった。俺の最初の３台はそれぞれ 
29万・19万・18万もした（値引きして）。機能的にもマニュアル録音レベル
調整やアフレコといったマニアなものはなくなってリモコン操作集中。いまや
標準/３倍モード切替ボタンすらないものも（ビクターのにはある）。

　「簡単」がすべての行き着く「結論」ではないはず。

　さてこれから取りつけである（先週買ったもののヂツはまだ取りつけてない）。
やっかいなのは壊れたヤツがオーディオ装置の７段積み上げてある内の下から
３段目でこれを排除しないと置けない。このクソ暑いのに厄介である。

そもそも明日から放映のウッドストックを５０時間以上も見る価値はあるの
だろうか？俺は９時間毎に会社から戻ってビデオ交換しなきゃあかんのである
（オイ、ホームページに出演割り当てぐらい載せろよ、録画なんだから）。
見ても見なくても年間24000円払っているから意地になってるような気がする。。。。

　ビデオをセッティングしてたら出力系統が１つしかなく、２分岐させるための
プラグを買いにヨドバシカメラへ行った。ついでにＢ１にオーディオ専門コーナー
があったので見てみた。ＦＭチューナを下見したかったのだ。

　親父がクラシック好きのオーディオマニアだった（いやまだ生きてるハズ。爆）
こともあってか、俺もオールインワンなミニコンポというのを持った経験はなく、
大学時代からそれぞれ単体の、いわゆるシステムコンポ派なのである。もっとも
俺の場合、ビデオ２台を中心としたＡＶ面を充実させているせいで、ＡＶセレクタを
中心とした構成にならざるをえず、ミニコンがサイズ的に合わなかったからと
言ったほうがいいのかもしれないが、やはり単体の方が安心感があるし、１つが
壊れても他に影響がない。

　とはいうものの、チューナ・カセットデッキ・ＣＤプレーヤ（今はＬＤプレーヤ
かＰＣで聴くのが常）と徐々に壊れていっても単体製品なんてもう売ってないもの
かと思い買い換えてなかったが、今日見たところ、結構品揃えはあるとこにはある
ようね。でもラジオなんて聴くのホント少ないし、カセットなんてもう撮らない
し、買うだけ無駄なような気がする。

　音楽はハードウェアが重要ではなく、まずソフトウェアありき。最低限でいい
のかもしれない。

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◎若き日々 

1999/08/18 (水)

　昨日某所にいたら「ゆうせん」でジョン・パーの「セント・エルモスズ・ファイヤー」
がかかった。同名映画の主題歌である。大学生の頃、この映画がむちゃくちゃ好きで、
名画座で上映があるたびに足を運んだ。ビデオでも含めると少なくとも３０回以上は
観た。シチュエーション的にはアメリカ版「不ぞろいの林檎達」なのだろう（と言って
も俺は観たことない）。当時「ブラッドパック」とひとまとめで呼ばれてた若手俳優達
（今で言うブラピやデカプリオか？）の好演でどのキャラも光って見えた。特にデビュー
間もないデミ・ムーアは俺のアイドルだった。タイトルは「漁師が海で出会うことが
ある不思議な光」のことでその意味はラストシーンでデミとロブ・ロウの会話によって
より意味深さを増す。また観たくなった。今手元にはない。。。。 

　そーいや男４人に女３人だったなぁと思い出したら「男女７人夏物語」なんてのも
あったねぇ（観てなかったが）。

　さて、ついでだから、俺のFavarite Movies of All Timeは。。。

1. Paris, Texas 
2. St.Elmos's Fire
3. Fandango

なのである。折をみて触れたいとは思う。どれも俺の琴線を揺るがす。
で、昨日は正にその状態（琴線うるうる）だったのである。主題歌だけで
「濡れる」俺も俺だよなぁ。

　若い頃の俺なら若気の至りで無茶もしたかもしれないけど、今はこの歳だ。

「壊れてほしくないもの、壊したくないものはちゃんと理解できる」。

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◎豆かん 

1999/09/09 (木)

　って知ってるだろうか？「みつまめ」からくだらないフルーツやギュウヒを
取り除いた、寒天とえんどう豆に黒蜜をかけたシンプルなお菓子である。

　「もう１年以上食ってないなぁ」なんて知人に話をした。その後数回「テイク
アウトで売ってるのかな？」と訊かれて「甘味処でしか食べられないんじゃない
？」とか話してて今日もその話題が出て（そりゃこの前訊いたよ）なんて興ざめ
してたら、なんと今日帰りがけにてさげ袋にずっしり重い「豆かん」４つ入りを
手渡された。あまりに思いがけなかったので言葉薄になってしまい、一言お礼を
言うのがせいいっぱいだった。

　帰ってインターネットで調べると浅草の老舗２店の１つのもので（ちなみに
初めて食べた吉祥寺ロンロン内「あろま」の紹介もサーチでけた）、通なもの
らしい。何気ない話題をちゃんと覚えてて、本人もいろいろ情報を集めたりして
大変だっただろう。その気配りに感激した。

　独り暮らしを始めると言ったので、引越し祝いにティファールのなべ・フライ
パン２点セットをプレゼントした、そのお返しだと言って笑ってた。「おたま
なんかもティファールでそろえられるかな？」とも言ってたので、今後の伏線
かもしれない（冗談）。

　先ほど同居人と一緒においしく頂いた。食いなれていたものより豆の塩分が
ちょっと効きすぎって感もあった。ちょっと「青春時代のしょっぱさ」を思い
出したりした。。。なんてね。

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◎徹夜明け好例か？ 

1999/09/14 (火) 

　さて、社の上位ＩＳＰの変更が完了しつつある。10倍の帯域になって少しは
マシになっただろか？ちなみに金曜端末１台だけ接続してみたら７ＭＢの
ダウンロードが４０秒で終わった（爆）。

　２ヶ月近く準備にかかったものが無事に済みそうだったので今日は早めに
引けて映画館に。待望の"Austin Powers The Spy Who Shagged Me"だ。
邦題は「：デラックス」だがやはりこちらの方が全然イカすぜ、ベイベー。

　よくできたコメディで、モロ大笑いのエロネタから通好みの小ネタまで
とにかく満載。解説本が何冊か出てるみたいだけど、読まなきゃわからない
ほどでもない。前作のケンジントンお姉さまの英国美人度も魅力的だったが、
今回のシャグウェルお姉さまも超強力・生唾ゴクン。 

　音楽の使い方も洗練されていて、派手派手ダンスシーンのステッペンウルフ、
Zeppなんか思わずリズムを取ってしまった（Zepでなくレニークラビッツだった）。
前作同様サントラを買ってみたけど今回は映画オリジナル曲ばかり収録だった
のでちょっと残念（後日オールディズをまとめたＰＡＲＴ２が発売）。

　もー何度でも見たくなってしまう深い映画である。ＳＷエピソード�Tを
負かしただけはある。

「モジョがともにあらんことを」

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◎Richie's Boogie 

1999/09/18 (土)

　会社での２泊３日の仕事が終わって、今日は午後一の会議に出るだけ出て、
新宿を散策。ある目的で主にデパートを回った。新宿を離れる前にディスク
ユニオンに寄り、ＵＦＯのライブとRichie Kotzenの新作、BURRN!を買う。

　KotzenのはBurrn!に載っている9/22国内発売"Break It All Down"とは
タイトルが違う。"Bi-Polar Blues"というタイトルとおりのカバー数曲を含む
ブルーズタッチのアルバム。正直なところ、前作の「俺はEric Claptonになりたい」
発言は辟易したので、このアルバムも「そこまで追随すなよ」と突っ込みたく
なったが聴いていて実に気持ちよかった。カバーがBluesyなのは仕方がないが、
オリジナルは彼独自の解釈であり流儀に則ってる。オリジナルでのギターは
それほどレイドバックせずに技巧派ならではのフレーズをかもし出している。
B.B.の"The Thrill Is Gone"は素晴らしすぎるの一言に尽きる。

　とはいえ、この人の本領は"Wave Of Emotion"前後のR&B.FUNK路線だと俺は
勝手に思ってるし、そういうフレバーをもっと出してほしかったりはする
（ボーカルは今回ちょっと押さえ気味すぎ）。

　ともかく今回も黒人音楽への畏敬の念を感じさせるこの作品。タイトルの
「対極のブルーズ」の意味は？他のブルーズコピー白人ミュージシャンへの
皮肉だとしたら、やっぱコイツ「大胆不敵」な野郎ではある（爆）。

　あ、肝心のMr.BIGはタワーで買うつもりだったのを忘れた(苦笑)

1999/09/19 (日) 

ソロアルバムに１日遅れて、Ｍｒ.ＢＩＧの新譜を聴いた。
こんなアルバム、はたしてどれだけの
支持が得られるんだろう？

　興味があるので早速来日公演のチケをＧＥＴした。モチロン、俺は大肯定派で
あるのは言うまでもない。広瀬氏のライナーを読んで忘れていたことを思い出した。
このバンド、元はと言えばブルーズロックをやりたくて結成されたバンドだった
ということを。３大スーパーバンドとしてBlue Murder, Badlandsと並び賞せられ
キャリアをスタートさせたが、当初より彼らだけが違った道を歩み始めてた。
そこが俺の関心が失われた最大の理由だったんだ。

　こうして再スタートを切る際に過去を全て清算し、初心に返った勇気に
エールを送りたい。おかえりＭｒ．ＢＩＧ！

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◎欲望のかたまり 

1999/09/27 (月) 22:55

まーた衝動買いをしてしまった。今度はちょっとデカイ。LibrettoFF1100、
サブノート。しかも買って数時間もしないうちにＨＤＤ換装まで試みている
（ネジが外れなかったので一時断念中）。初代カシオペア派としては
CE3.0のInterLinkもいいなぁと思ったが売り場で気が変わった。ある目的が
あってやっぱHDD容量のデカイやつが欲しかった。明日はPIAFS64対応のPHSを
買おうと思ってる。。。（苦笑）何に対しても欲深い人間でいいんじゃない？

　先々週末から先週末にかけていろいろ人生について考えた。ある事由で
「守り」に徹した数年間だったけど、そろそろ「攻め」に出てもいいんじゃ
ないかと。

　俺のミドルネーム”１９８９”に刻んだ「何事も恐れなかった１０年前の自分」
を懐かしがっててもしょうがないと思った。「自分を変える」ってなかなか
難しいし、状況はまったくといって変わらないけど、気分だけでもそう考える
ようになった分救われたような気がする。

　決意の中、流したBGMは"Starkers In Tokyo"。そろそろCovに逢いたくなったよ、
猛烈に。。。

　同時に「21世紀を担うSha-La-Laなお嬢さん」にも感謝。

1999/10/01 (金)

　PHS買った。正確にはPCで溜まったポイントでもらった。

　しかしリブといえども付属品一式を持ち歩くとなると２キロ以上に
なってまうので「根性なし」の俺は持ち歩くのがおっくうになって今日は
やめた。なにがいまさらモバイルだ（爆）。まぁ今度の出張の往復の暇つぶし
にはなるだろうが。あと知人にちょっとインターネットを見せてあげたりとか。
内蔵CCDカメラにはみんな喜ぶし。

　PHSも持ったことだし、「名刺郎」とかいうソフトも買って名刺を作った。
全部英語（笑）。某所に書いたかもしれないが、これは９７年ＷＳおっかけ
の時にアシスタントのマイキーに「くれない？」と言われて会社の名刺の
裏に手書きで汚い英語を即座に綴った時の教訓が生かされてる（今の会社の
名刺も裏は英語だ）。アーティストのみなさん、ホームページ関連のお仕事が
あったら是非弊社に（爆）。

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◎継続は力なり 

1999/10/06 (水)

　今日は早退した。体が疲れてたから。でも気分は悪くない。むしろ心地よすぎて
放心状態なのかもしれない。一用事済ませて帰りがけに喫茶店に入りポットサービス
のアフタヌーンティを楽しんだ。忘れかけてた心のゆとり、つかの間の休息。

　この４日間のLepps公演は思いの外いろいろなことを教えてくれたような気がする。
土曜の夜からか、俺の頭について離れない言葉が今日のタイトル。Leppsはまさに
幾つもの危機を乗り越えてきたバンドであるということは周知のとおりだ。

　Rick Allenのドラムはそのハンディキャップを感じさせないものとなっていたし
93/96とSteve不在で虚しさを感じずにはいられなかったそのポジションには今
Vivianがベストを努めながらふんばっている。

　バックドロップの巨大なユニオンジャック。そして伊藤政則氏からのリクエスト
という形で最終２公演でプレイされた"Wasted"がこのバンドが歩み続けてきた
20年という歳月の重みと「彼らを支え続けてきたもの」を改めて思い起こさせて
くれたような気がする。

　東京２日目アンコールで突如としてステージ上で始まったサッカー。数年
アリーナで見慣れていたこともあって、巨像ではない等身大の彼らがそこにいて
くれたことが嬉しかった...

　気分的にはこれでライブ納めにしたかったところだが、日曜にあることで
落ち込んでた友人を励ますつもりでYngwieの予定を１本入れてしまった。
まあ、この人も「継続は力なり」を地で行く人だが。いや「継続は独りなり」か？
彼からは果たして学ぶことはあるだろうか？（爆）

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◎To Rescure The State Of My Heart

1999/10/15 (金) 

　出張先（山口県柳井市）へ向かう夜行列車の中でこれを書いている。往きは
終着ではないのでさすがに寝過ごせないから結局２〜３時間しか寝れなかった。
１２時間という「飛行機ならロンドンにまで行けちゃう」ゆったりとした時間
（とき）の流れの中でアレコレ思う。電源完備の個室で充電不足のＰＣも
満タンに。ＷＳのレビュー原案をいくつか書く。

 出かけ際に数日来念願だった「午後（まっ昼間）のティー・タイム」を満喫。
「プロント」のレモン・ティとブルーベリー・スコーンではチープすぎたかな？
天候が芳しくなかったこと、完全には健康体でない点を除けばまずまずの
楽しいひとときではあった。もっと楽しんでいたくて後ろ髪をひかれる思い
だったが、時刻に追われたのでその場を後にする。突発的な出来事から生じた
結果とはいえ、「自分の中での一区切り」がつけられたような気がして妙な
安堵感に包まれている。

　少し会社の時間を使って遊んでしまった。精神科に通う家族を持つ人間が
自分のことで精神科にかかれない立場である以上、この程度のセラピーは容認
してもらいたいと思うのだがわがままだろうか？

　うわぁ、以降「東京の田舎もの」まるだしの旅日記。

　駅で前の書き込みを投稿後、営業との待ち合わせまで２時間以上あるので、
滅多にしない観光を。ここの名所は３００ｍかそこらの間に統一された古き
由緒ある建築物が並ぶ石畳の路。もっとも６：３０という朝っぱらだから
どこのお店も閉まっている。観光客などもいるはずもなく、朝支度で店前の
路地に水を巻く人、この一通を車を逆走させながら牛乳を配達するおぢさん
（爆）、小学校へ通う子供たち、ヘルメット必着のチャリンコ中学生。
眩しい朝日の中、とても心和む空間を散歩しながら俺はふと英国でよく
見ることのできる朝の風景を（無理矢理だが。笑）重ね合わせて、とても
安らぎを感じることができた。ここへは二度目だが、前回は２日徹夜明けで
飛行機＋車で５時間、まるで「なすび」のように目隠しされながら目的地
まで連れてかれて仕事して帰りも同じだったので好印象なかったが、今回は
グー（死語）。

（「目隠し」は「そんな気分」だったってだけでそんな会社じゃない。笑）

　できれば夕方にまた戻ってきたいなぁとみやげ物屋で「あるもの」を
見つけた俺だったが、結局仕事がそうさせてはくれなかった。会社の同マシン
でのシュミレーションは完璧だったが、どうやら中枢ボードが若干違うらしく、
どうしてもドライバソフトがうまく認識してくれない。ハード・ソフトメーカ
のせいにするしかなく、この日もあえなく退散。客の要望を待たせてる身として
はつらい。でもホントはあくまでＡＰ屋であってプラットフォームの
セットアップ屋ではないんだけどなぁ。

　そういえば昼は作業場（病院）近くの「有閑マダムが集うような喫茶店（爆）」
で食事と昨日に引き続きのお茶（今日はポット）。上司でもある営業（とはいえ
本来別部署なのであまり腹を割って話すことがなかった）に日頃の懸案事項を相談。
またしても１時間以上のティー・タイム。あまり楽しい話題でもなかったが有意義
であったとはいえよう。他人（ひと）のふり見てわがふり直せってか。これから
毎日「会議」と称して「午後の紅茶」してぇなぁ（笑）

　１８時を過ぎて、夕刻からさらに講習会の仕事がある営業と別れる。途中で
荷物をコンビニで宅配にまかせて、軽装で駅へ着いたのが寝台発車４０分前。
もう日も暮れて例の小路にも行けず、しかたなく駅のキオスクで同じものを
おみやげとして購入。夜行が止まるとはいえ駅弁も売ってないような駅なので、
近くのベーカリーで買った菓子パンが晩飯。トホホ。そして今宵も缶ビール
２本がお供か。。。とショゲてたら、今日の寝台はとても豪華。広いし、
アメニティも揃ってるし、出入りはカードキー。部屋の洗面台も使いやすい
位置にあるし、ご丁寧にもビデオデッキ付の８インチテレビ（自分で持って
きたビデオが見れるとな）、リクライニングベッド。なんで同じ値段で昨日の
１本早い寝台（ホントは同列車の下りのつもりだったが満室だった）はあんな
小汚かったんだと車掌に愚痴る。６分フリーのシャワールームプリぺイドも
もらったがバスタオルは宅配で送ってしまったので入れないわ。まさに「走る
ビジネスホテル」にちょっとオリエント急行を重ね合わせ（もういい加減に
しろちゅーの）片道１２時間づつの日帰り出張の最後の時間を過ごしている。
今日は終着駅まで寝てられるぞ（爆）。

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◎あるかほりっく 

1999/10/18 (月)

　自由が丘の病院で仕事。当直の先生がなかなか医局に帰って来ずメモ書きして
帰る。だってこの前１２：００に出たら終電ないんだもん。新玉川線まで出て
渋谷って手もあるみたいだが、ばったり知り合いにあうのも何なんで（苦笑）
パス。。。あー、しょーもなー。

　そーいやLeppsの初日９/３０から毎晩呑み続けてる。それまで２年間殆ど
呑まないこの俺が。目の前が酒屋なので１ケースまとめ買い。隠れたところに
ギネス瓶があって大喜び、そいつも１ダース。でもなんで不味く感じるんだろ
な、やっぱ生ぢゃなきゃ。

　弱くなってたのも次第に戻ってきて、缶ビール１本が２本、２本が３本、
３本が。。。

　アルコールに漬かるってのも気分に余裕が出てきた証拠か。たまに荒れて
誰かさんの名前を連呼するが（爆）。

　前の土曜。気晴らしにMaidenの"Ed Hunter"オーディオ部分を聴いていたら
急にカラオケがしたくなった。２０年来の友人と焼肉食って酔っ払って勢いで
ボックスへ。ちなみに野郎とだけで入ったのは始めてだ（笑）

　俺、いつも基本的にはＷＳが６−７曲入っているJOYSOUND派なんだが昨日は
変った曲も歌いたかったのでDAMの店へ。

　"Armagedon It"で始めて"Final Coundown",3曲目に"All Night Long"。
もうこの時点で二人ともハイになって上着を脱ぎ捨てTシャツ１枚。グラハム
唱法で血管が切れそうな気配。酒で喉を潤し、次々と歌いまくり、中盤過ぎて
選んだのが"Painkiller"。Scott Travisのドラムを真似て始めたはいいものの、
歌になって「とてもじゃないが歌えないキー」だと知ってキャンセル（爆）。
"Enter Sandman"で代用。「うんにゃ！」

　俺の〆のつもりの"Here I Go Again"の最中に終了のTELで、友人が30分延長。
洋楽だけと決めてたのにしまいには「誰も知らない知られちゃいけない〜
デビルマンは誰なのか〜」なんて意味不明曲も混じって２時間ぶっとうし。
喉も枯れはてて、友人は「絶対風邪曳くな」だと。

　俺？俺様は元気です。ライブで歌いなれてますから、少々ではへたれない（爆）

　車ん中でもＣＤをバックに歌いまくってる二人だから、互いにヘタなのは
承知。気兼ねなかったのが却っていつもと違い、爽快だった。今度はJOYで
いてこまそう。

　そーいやYngwieのチケ、一般発売日の翌日にInet予約で取ったにもかかわらず
４列目。他のバンドなら喜ぶんだが、この時ばかりは二人顔合わせて

 「うるせーだろーなー。耳つぶされるぞー」

前回"Inspiration" Tourで経験済みなのである、最後列で。。。

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◎一息 

1999/10/21 (木) 

　まー、何をはしゃいでも所詮がんじがらめな人生なんかなー。明日、休もーかなー
。。。ってもう予定入れちゃったから半休確実だが（苦笑）。

　そーいや、パスポートいつのまにか切れちゃったので失効６ヶ月になる年内まで
にはまた取らねば。前のは初志貫徹してとうとう英国の出入国のハンコしか押させ
なかった。今度は１０年にしとこ。記録作るか？

　今朝起きたら喉が痛い。かかりつけの病院に行ったら木曜で休み。しょうがない
のでお茶会はキャンセルして会社に行った（なんでそぉなるの！）。

　電車の中で大音量のウォークマンしながら鼻をすすりながらプロレス雑誌を
見てるガキ。うざったい。いや、俺も適度モードでウォークマンはするので
大音響は別に気にしない。逆に漏れてくる音に耳をそばだてて、
「たいした耳を持っていない程度の低い奴」とあざ笑うのが好き（陰険。爆）。
気になるのはすすっている鼻音である。うつすなよぉ。。。

　で、案の定移された。同じ症状が夕方から出始める。こりゃあかんと帰ろうと
した時に同僚がトラブルに巻き込まれる。地方に置いてあるウチ名義の電話
回線の移転変更工事がされないという。

　知っている人は知っているだろうが、ＮＴＴは会社が再編成されて以来
（ウチみたいなちっちゃい会社にでも）１企業ごとに担当営業がつき、すべて
を仕切るようになった。１１６へ変更の依頼をかけても「担当へ」とつき返される。

　今回は同僚が昔のつもりで１１６へかけたが、相手が安請け合いしたものの
むこうの内部通達がうまくされていなく、ウチが抗議したところ、設置先企業
のＮＴＴ担当の癇にさわってもう大変。ここでは書かないがとんでもないこと
言われたらしい。

　事情を聞いた俺はすぐさまウチの担当へメール。お若い営業さんは慌てて
事態を収集するために動いてくれた。同じ営業でも「一等地」と「田舎」の
人間ぢゃ大違い。この営業さんの誠意に免じてこれ以上の罵声は書かないが。

　一段落して酷くなるのを避けて帰る。帰りにスーパーで（今日食するはず
だった）ローストビーフサンドウィッチの食材を買ってった。。。

　で、今はビール呑まずに薬を飲んで、THIN LIZZYを流している。。。

　なんでウチ担当の営業は早く動いたか？

　ちっちゃな会社のわりにウチには２００回線以上の電話・専用線が引いてある。
自分達でも管理しきれてないのでこの際だからということで営業にトラフィック
を調べさせている。

　昨日あらたな新設回線を依頼した際に
「最近ＫＤＤが営業に来たいと煩くて。。。でも料金安くなるみたいねぇ。。。」
と少々ビビらせておいたのである（笑）。

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◎The Feeling's Gone... 

1999/10/23 (土)

　医者で風邪薬をもらう。今回は少し下痢気味なのでいつもの強烈な薬ぢゃない
やつが処方された（案の定効かない）。ロイホでブレックファスト後、そのまま
出社。みんな出張で男性社員が俺しかいなくなる珍しい留守番デイ。
ボーっとした意識の中でWindows2000と格闘。困ったＯＳ。定時に帰る。

　タワーでKotzenの"Break It All Down"とLeppsの"Goodbye"シングル3枚購入。
これで今年４枚目のリリースとなる多作家Kotzenの新作は前作"What Is"の路線。
またか、つまんねぇなと思いながら聴いてるとハマっている自分に気づく。
歌詞がとてもグサっとくる。やはり音楽との出逢いって「タイミング」だわな。

　コレ聴く前の昨晩、一大決心を２つした（オイオイ。じゃ一大とは言わん）。
告げるのはつらいが今軌道修正しなきゃ。

　"Live A Litte"でかなり元気がついた。「ゆとりをもって少しは人生を楽しめ」
か...

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◎役不足 

1999/10/24 (日)

　風邪がまだ治らん。Shit!

　さて、Kotzenの話題を続ける。前作"Whiat Is"を聴きかえしてみた。
...どうやら俺はこのアルバムを通しで１度も聴いてなかったようだ。
誰だ、ライナーノーツ書いたヤツは？（苦笑）そこに書いてあった
"Elicもどき発言"に惑わされてなのか、気分でなかったのか。素晴らしい
ボーカルアルバムだ、少なくとも今年リリース分よりは活きている。

　タイトルの単語、一般的に勘違いされている意味でなく、本来の正確な
意味を辞書で調べてから次を読んでほしい。

「まったくもってＭｒ．ＢＩＧにおけるＫｏｔｚｅｎは役不足である」

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◎THE LONGEST DAY 

1999/10/25 (月)

　というのは「史上最大の作戦」の原題だったね。ま、いいか。

　風邪曳きというのに映画「ガンジー」を観てしまった。片時も目を離せない緻密な
映像作りはさすがアッテンボローだ。大学時代にコレと「遠すぎた橋」の２本立て
上映（ひょっとするともう１本あったかも）を五反田の名画座で観た。しかも２回
ずつ、だから映画館にいたのが計１３時間以上だったよな。その思い出を懐かしがり
ながら観た。やはり歳を重ねて観るのでは知識の度合いが違うので（学生時代歴史を
勉強してなかった証拠。爆）今回は政治的・宗教的背景が理解できてより深く堪能
できた。現在核を盾に顕示する両国に彼が遺した精神が皆無であるのは残念な
限りである。

　来月の予告では「パリの恋人」だそうだ。ヘップバーンも魅力だが、俺は殊の外
フレッド・アステアが大好きだった。決して格好よくはないルックスだが、そこが
魅力的だったし、華麗なダンスには脱帽ものだった。彼の死が新聞に載った時は
心にぽっかり穴があいたような気がしたのを覚えている。

　現在も殆ど観てないスカパーだが、届いた番組表を見てまた３チャンネル追加
してしまった。「旅チャンネル」のブルーズ紀行シリーズはもう少し早く知りたかった
なぁ。あとは以前にも話した「セント・エルモズ・ファイヤー」をやってくれる
「ＣＳＮ１」と、１チャンネルで１６００円もかかる「パワームービー」。
でもピカード艦長でおなじみパトリック・スチュワート主演の「白鯨」は是非
抑えておきたい作品ではあるので痛い出費ではない、見逃さなければ（苦笑）。

（挙げていた番組、すべて見忘れた。涙）

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◎あさっての食費 

1999/10/26 (火)

　早く直したいのは週末に 徹夜＞出張＞徹夜＞付き合い があるから。
ただし木曜は夕方出社にするつもりなので（いやホントは明け方までに行けばいい）
ゆっくりしていたい。そこでスーパーで朝食の食材を調達。

　オレンジジュース・シリアル・ミルク・８枚切り食パン・バター・トマト・
ベーコン・ヨーロピアンソーセージ・卵、これにマーマレードを追加すれば
待望のフル・イングリッシュ・ブレックファストである。しめて２０００円。。。。

　ここまでするなら、昼は渋谷某所でサンドイッチのテイクアウトといきたい。
ローストビーフまたはサーモン＆クリームチーズ。シュリンプ＆アボガドなんて
のもヘルシーだわな。

　となると夕方はもう。。。すきやき（爆）

　何事もなく「理想（シナリオ）どおりの１日」であってほしいと切に願う（涙）

　いや、昼はきっと「ラ・フランスのスコーン＆ロイヤルミルクティ」夜は「牛丼」
になるに違いない

1999/10/28 (木)

結果発表 

遅めの朝　　　　：オレンジジュースを全部同居人に飲まれてしまっていた。
　　　　　　　　　目玉焼きの片目がつぶれてしまった。
　　　　　　　　　シリアルちょっと食いすぎてソーセージ残す。
　　　　　　　　　紅茶はミルクティでたらふく飲んだ。

　風呂入って、１５時頃までＴＶのザッピング。Ｍｒ．ＢＩＧのライブがちゃんと
録画されてるのを確認して外出。まずはパスポート用の写真を撮りにカメラ屋へ。

アフタヌーンティ：プロントのロイミルティ。入った店にはラ・フランスのスコーン
　　　　　　　　　は置いてなかったのでやむなくタルトに。でもカスタードが
　　　　　　　　　効きすぎて洋梨の味しない。。。ちょっとせわしなかった。

　通り掛かりの輸入食品屋にふらっと入って、迷ったあげく"Newcastle Brown Ale"
と"McEwan's Scotch Ale"を各１瓶づつ購入。いいとこ見っけた。英国紅茶が充実して
つい買いたくなったが、「高いもの」「ブランドもの」「リーフティ」が旨いという
わけじゃないよ。ティータイムっちゅうのは、いつ／何処で／誰とが絡む「気分の
問題」だから。

　西新宿界隈へ行って中途半端なＷＳのブートを１枚購入。

　知人（ド素人）がノートパソコンを欲しがっているのでヨドバシに市場調査へ。
ＣＤ−ＲＯＭドライブ付きで２０万以下。そのポイントカード分で揃えられそうな
コンパクトなプリンタをチェック。東芝とキャノンの組み合わせかな？

夜　　　　　　　：ヨドバシ近くの牛丼屋でカツどん＋味噌汁・サラダセット
　　　　　　　　　（号泣）

　会社着。１．５リットルペットボトルと胡麻せん、カレーパンが今宵の友。
さっき買ったビールはさすがに飲めないよなぁ。

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◎ＫＩＮＯの長い１日 

1999/10/30 (土)

　「あさっての食費＜結果発表」を投稿した時間(10/28 22:48)からの続きである。

　３０分仮眠。めざましで４：３０に起きる。眠気顔あげてモニタを見るとリアル
タイムに営業からメールをゲッチュ。さっそく「手術」に取り掛かる。。。。

　今回の出張は
　１．４時にウチで正常動作しているサーバマシンの部品を摘出。その間サービス
　　　が止まる。
　２．朝の始発便＋電車で現地へ到着（１２時）、部品を摘出して交換。
　　　作業・設定のタイムリミットは１５時。
　３．電車＋最終便で事務所へ戻って（２１時）、むこうで摘出した部品を検証して
　　　移植。サービスを再開させる。

　まさにミッションクリティカルな仕事である（オーバーな）。

　出かけ際に別のサーバがピーピー言ってる。いやな予感だがほっとく。

　７時前に羽田着。荷物検査を厳しくしたと言ってるわりにはドライバ入りの
カバンがすんなり通った。スーツの胸ポケットにはＰＨＳも入ってたのに。
９時に現地に近い空港。それからバス＋各停電車で３時間、やっと病院へ。

　さっそく解体。開けてビックリ。中からカニの子どもがウヂャウヂャ...という
のは冗談で、２枚がっちりかみ合わさっていなきゃならないボードが外れてる。
動かないのはあたりまえだ。ウチから持ってきたものと交換するまでもなく
キッチリ取り付けなおして動作確認。

　いったいどういう運び方したんだろう、飛脚マークの運送屋。２年前のことで
いまさら時効だが。そーいや、あん時も現地着後にモニタが故障しているのに
気づいてメーカに取り替えてもらったんだっけ。まさか本体にも支障あったとは。

　作業は１４時までに終わり、営業と缶コーヒー片手に談話。
「ホントは来たついでに（ちょい先の）岩国で白蛇さんを見たかったのになぁ」
で「追っかけ」の話少々。むこうの趣味の山登りにも同じ山なのに行く毎に
新鮮な感覚を受ける似たようなところがあると。

　１５時現地発。また電車で２時間かけて小郡に。少し時間があったのでみやげ物
を調達。やはり行ったと知ってる人には礼儀として...ってこの前もあげたのに？
（苦笑）前回あげたものが意味不明で不評だったので今度は食べ物。

　バスで空港へ。飛行機は順調に飛び（周りのガキ＋母親ご一行がじゃかわし
かったが）東京着が２０時ちょいすぎ。

　事務所着２１時。マシンを組み立てて業務再開。前日カツ丼以来の食事をとる。
出かけ間際に異常音を出してたマシンが心配だったのでチェック。後ろの排気口
から熱風を噴出してる（爆）。でも夜中なので部品調達もままならないから
ほっぽとく。明け方帰宅。爆睡。実労３時間にも満たない、やりがいのない４８
時間だった...

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◎見返りを期待しない 

1999/11/19 (金)

それが俺の生き方。

「さる場所で困っているＷＳファン」からのメールが届いた。もらったときに
事情は大まかに判って確認の返事をした。インターネットで世界はつながれて
いても国の政策により不平等とその格差は続いている。同じファンとして
なんとかしてあげたい。。。

　一方、こちらがどんなに音信不通でも、定期的に励ましと近況のメールを
送ってくれる、互いにインターネット一（いち）のベストフレンドを称する
（こっ恥ずかしい。苦笑）友人が最南端の国にいる。今回はTHUNDERの心配を
してきてくれた。彼もLukeがCovと組むことを期待している（苦笑）。

　「今年はとうとう一度も音沙汰がなかったけど怒ってないよ。Ｙ２Ｋでの
仕事の忙しさと家庭の事情は知っているつもりから。返事はいつでもいい。」

　涙が出そうになった。いつも想ってくれることへの感謝と「今度THUNDER
のために英国行くんだ」というメールをしたら、「今お金貯めてる。来年
Uncle David(彼はCovをそう呼ぶ)が来英したらツアーに絶対行くよ。その時に
逢おう！」と返してきた。

　「俺、写真があまり好きではないんだ」と言って送らなかったが、某サイトで
俺の姿を見て、２年前に地元バンドのＣＤとともに送ってきてくれた彼の写真を
今見ている。彼ん家の庭には「ＸＸＸ（都市名）までＸＸＸマイル」と書かれた
スタンドが数は少ないが何本か立っていて、その中の「Tokyo」を指し示す
（ブラガーのハンズィ似の）彼の笑顔がそこに映っている。

　逆に世界は広いようで狭いことを再確認。まだまだしてやれることは
山ほどありそうだ。財力はそんなにないが（爆）。


後日注釈

冒頭の「さる場所」とはロシアで、彼の言うところ、市場にＷＳのＣＤがないので
送ってほしいという。ネット通販を薦めたがロシアでは国際的に通用するクレジット
カードがないらしく御礼は自分たちロシアのファンクラブ特製のＴシャツを送ると
言ってきた。俺は渡英準備に忙しかったのでストックにあった２枚のＣＤを彼に
送った。

２０００／０６現在、彼からの連絡はまだない。

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◎差出人のない１通の手紙

1999/12/07 (火) 

　丁度１ヶ月前。ＴＨＵＮＤＥＲ解散の突然のニュースに渡英を決めたものの、
Ｎｅｗｃａｓｔｌｅのチケットがネット予約できないので、ＵＫのＷＳサイトの
Ｐｈｉｌに泣きついた。彼は英国人だし、ＷＳがトリをつとめた９０年の
Ｍｏｎｓｔｅｒｓ Ｏｆ ＲｏｃｋでＴＨＵＮＤＥＲを観ているハズなので助けて
くれるだろうと思ったから。

　すぐ返事が来て力になってくれるという。しかも共通の友人で、今はドイツに
住んでてＮｅｗｃａｓｔｌｅの近くのＤａｒｌｉｎｇｔｏｎが故郷のＷＳファン
の某女史も観に行く予定なのだという。彼女がファンだったなんて知らなかったぞ
（苦笑）。日本ではＷＳにもＴＨＵＮＤＥＲファンが多いが、やっぱ本国でも
そうなのね（笑）。

　久々の再会か。先日来この２人には日本からプレゼントを送りたいと思って
いたのだが直渡しできることとなるか（食品なので海外へ送れるかが問題だった）。

　あれから１ヶ月。

　自分の言いたいことを他言語の人に理解させるのはとても難しい。音楽という
共通項があるものの、やはり英語が得意でないとコミュニケーションが曖昧になる。

　英国の友人にTHUNDERの通販不可な（＝多分ソールドアウトな）チケットの手配
を依頼して1ヶ月が過ぎた。その間、何の音沙汰もない。依頼時に誤解を招くような
ことを書いてしまったのではないかと後悔する。もともと彼はTHUNDERとは無縁だ。
出国のタイムリミットまであと数日。

　今朝一番に彼からメール。準備ができたという。前述の女史とコンタクトを
取ってくれと。涙が零れそうなくらい嬉しかった。目的が達成される。異国の
わがまま人間に対して正に手を尽くしてくれた。ひょっとすると誰かが犠牲に
なってチケを譲ってくれるのかもしれない。ソレを尋ねるのにまた自分の語学力
が不足なことに悩む。（ジツはＮｅｗｃａｓｔｌｅは不入りで腐るほど余ってた
のだ）

　土曜には頭存分振れるよう髪切って部屋かたずけをして荷造り。

　日曜は街へ繰り出して彼らへのクリスマスプレゼント−ささやかな感謝の
気持ち−を選んで来るつもり。キーワードは"Made In Japan"（笑）。
女史へのアイテムは同僚からヒントを貰ってコレはイケルと思ったもの。
問題は「彼」だ。まったく見当もつかんわ。 

　そこらへんの店で済ませればよかったものの結局老舗まで遠出。わからんよ、
外人さんには（笑）。目的は達成できた。帰りがけに逢いに行った知人からは
思いがけないものをプレゼントされた。なにせ見返りなしの人生を歩んでいる
男（爆）にはこんな些細な出来事でも困惑の様相を隠せない（苦笑）。

　月曜日、いつも海外逃亡時に書く「もしもマニュアル」の９９年度版を
作成。前回（９７）は書けなかったので４年ぶり。業務がすっかり変わ
ったので全面改訂。文書の中から跳ばす走らすＵＲＬ＆プログラム。

　火曜日、先週の廃線の一件から生じたトラブル。客先からのクレーム。
原因作った営業にどうにかフォローしてもらうが、放置していくのは
やはり気がかりだ。英国でチケを受け取る女史からの連絡がやっと入る。
休暇でNew Yorkへ行ってたそうだ。正にWorld Wide Woman(笑)。
待ち合わせは前回（ＷＳ）と同じ場所。最終行の"Love"の挨拶が
日本人にとってはなにやら照れ臭い（前回別れ際、俺の頬に軽くキス
してくれた。その点では唯一の女性である。今度逢った時はこっちから
抱きしめたろか？笑）。

　帰宅。ポストにＵＫからの手紙。いつものＲＰＭのＤＭとも違う。「届く
ものはないはず」と階段を上りながら封を開ける。

　ＴＨＵＮＤＥＲからだった。１ヶ月遅れの解散ステートメントのコピー。

　今のマネージメントに知り合いはいないので個人的に送ってきたものとも
思えない。多分過去のファンクラブ会員のリストに宛てて送ったものだろう。
馬鹿である。大馬鹿者だ。
そんなコストがかかるような（しかも今サポートしてくれているかどうかも
判らない）ファンへの丁寧な挨拶なんてしてられる身ではないだろうに。

　見返りを期待しない男（またかよ）は...礼には礼を尽くして倍返しする、
たちの悪い男でもある。彼らも俺が行くことまでは知るまい。
待ってろよ（爆）

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◎イブイブ 

1999/12/24 (金) 

　午後からこの時期恒例のローストビーフ作り。でも３年ぶりである。

　真昼間からGlenfiddich・オン・ザ・ロックを片手に焼き加減を丁寧に
見守る。出来は。。。完璧！久々の手料理での快挙である（爆）

　高校の頃からだろうか、家庭では牛肉料理を他人の手に委ねない俺の
こだわり（笑）。こんなことなら英国みやげにグレービーソースも加える
べきだった。しかたなく出来合いにいつもついてくる日本人向きソースで
いただく。スコッチ片手に至極ブリティシュな気分。

　結局ＣＤを聴きながら１０時間以上呑み続ける（爆）。途中２本の長電話
で恋愛指南。オイオイ、そんな立場じゃないっちゅーに（苦笑）。

　２２時過ぎてからＴＨＵＮＤＥＲのコンレポを書き上げ一旦ＵＰ。大した
文章にならなかったので失笑。また夜中から呑み始めてただの酔っ払い。
ビーフは全部たいらげた。また作ろうっと。

　一人もいいものだ。ここ数年イブの夜にはクリスチャンの同居人を連れ
添って教会の深夜礼拝に行くのが恒例だった。今年は明日（イブ）も念願の
一人である。強がりか？でも神様にウソをつきに行くよりはイイ。

　昨日（イブ）は急な残業で０時近くに退社。もう、あと数日でミレニアムで
準備に大あらわなんだから余計なことさせんといて。

　帰りがけに食材探訪。目を引いたのは丸ごとの鶏１５００円。でも絶対に
オーブンに入らなさそーだったからやめる。結局またローストビーフ用の
肩かたまり。丁度の大きさがなかったので小さいのを２個買う。今度は
ちょっと凝ろうと思い、セロリ１本とカレー用野菜セット（たまねぎ・
じゃがいも・にんじん・にんにくが１パックになったもの）・ソースの
予備としてデミグラス１缶。赤ワインが欲しかったがここでは売って
なかった（あー、THANKSに行けば手に入ったのか）。

　帰って早速野菜を切り刻みボウルに敷き詰め、肉を置いて上からまた野菜で
一晩なじませる。臭みも消えるはず。その夜は毎年恒例の「さんまのサンタ」
を観て寝る。

　あー、なんちゅーイヴ（笑）。

　２５日は９時に目が醒めたので早速焼き。

　まずはフライパンで野菜類を軽くソテー。これの半分ををオープン台の網に
敷き詰める。次に肉に塩コショウして、肉汁を逃さないよう全表面を焦げ目が
つくまで焼く。後はオーブン台に載せて野菜を乗っけてオーブン焼きスタート。
時間は２０−２５分。ちなみに俺が目指すのはブリティシュ的なミディアムタイプ
なので、店で売っているようなもっと赤みがかったのが好きな人は時間を短く
するとよい。どっちにしろ焼き具合を見ながらなので目算だ。

　焼きあがった肉はアルミホイルで包みしばらく放置。余熱が取れたら冷蔵庫へ。
肉汁が落ち着くのを待つ。もちろんブリティシュ風にこのまま食べてもイケルはず。

　今回は風味つけに使って丁度いいこげ加減の野菜と天板にしたたった脂分を
更に炒めて、若干のコンソメスープで煮立てる。ざるでこし、野菜からエキス
を絞りとって、これでグレービーソースの完成。デミは不要だった。

　３時間後、肉を切ってみる。焼きは最高。でも１つは切り方が繊維の方向に
対して垂直になってしまうような肉だったので硬く感じ、不味かった。もう一つ
は脂身が多くて...結局今回は肉の良し悪しを見抜けなかったようだ。深夜営業
のスーパーでしか買い物できないから仕方ない。サーロイン級の肉が手に入ったら...
鎌倉屋のよりウマイかもしれない（冗句）。

　皆さんもぜひおためしあれ！（って俺は「世界の料理ショー」のグラハム・
カーか？...ていっても判るまい）

　断っとくが俺はグルメぢゃないよ。会社の昼飯は５日牛丼続いても平気な
人間（爆）。プログラム同様、いろんな工程を経て作ることが好きなのだ。

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