KINO's Internet DJ TOP

KINOの鈍言

  • ◎Past Time With Good Company
  • ◎にいさんに69の質問
  • ◎メタル・バカ一代
  • ◎Judgement Day
  • ◎bounce
  • ◎9連休
    ◎Past Time With Good Company
    2003/03/30
    
     もう1ヶ月前の話になってしまうが、本サイトが縁で知り合った友人達
    とのオフ会が自由が丘にあるパブにて行われた。ウチのメインとなるホワ
    イトスネイクのページと同志hamaのサイトとの共催でかれこれ10回目になる。
    冬12月の恒例鍋会を除いては毎回パブ(あ、そういえば一般人の知人に
    この前その話をしたらパブ=スナックと勘違いしたみたいなので一応注釈
    いれとくが、ウチらが言うパブはアイリシュ・パブもしくはビア・パブの
    ことで例えばこうだったりこんな感じの所)なので2次会などはなく、
    夕方17時から始まり時間無制限で続く(笑)。この日は俺が運用するメ
    ーリング・リストのメンバーがほぼ全員参加という初の10名越えの盛会
    だった。最初は最近入会した一人の歓迎会としてだったが、結果的に初顔
    合わせということが多くなり、意外に新鮮さを感じたのわ俺だけぢゃない
    はず。相変わらず底なしに喋り捲る人(笑)、聞き手に回る人、話題を振
    られるとぶっちゃけちゃう俺(爆)、いろんな人が集まるのはとても楽し
    く、この日も5時間近く自分達の体験してきた好きな音楽に対する熱い会
    話を交わすこととなった。
    
     帰りの電車で満足感に浸りながら、そういえば自分で企画してここまで
    の規模になったオフ会って90年以来だから13年ぶりだったなぁ等と
    しみじみ昔を思い出したりした。
    
    
    「This Is Radio Station Kinokin,
     この放送は周波数 XX.XMHzで、東京都狛江市よりお送りします。」
    
     1980年11月23日20時。ラジオ好きが高じて自らが電波の発信
    元となりたいと思って、俺のFMラジオ局、任意団体RSKの活動が始ま
    った。団体といっても構成員は2人以上居たことわなかったが(苦笑)。
    記念すべき1曲目は「西部警察のテーマ」by 高橋達也&東京ユニオン。
    いや曲をかけたのでわなく、単にやってたTVの音をマイクで拾っただけ
    である(爆。鮮明な記憶が間違いないか、PCの時計で調べたらやはりこ
    の日は日曜だった)。俺にとっては今日である本当の誕生日よりもこの日
    を迎えるほうが今でも感慨深い。
    
     まだ東京にFMが2局しかなく「ミニFM局」という呼び名も無かった
    時代に、空きに空いてた周波数帯を縦横無尽に俺達「海賊共」は暗躍した
    (いや、安送信機だった俺だけがコイルずれの調子次第で動いてただけ)。
    通常50メートル以上飛ばしてはならない電波を数キロまで届くよう出力
    を上げ(多摩川を越えて川崎まで。あ、ちなみに「狛江市から」というの
    もダミーである、爆)電波管理局の監視の目をくぐり、既成の放送にない
    自由なフォーマットで、好みの音楽・好きな話題を駄弁りながら夜を過ご
    す。番組終了後はアマチュア無線のノリでそのまま同志の他局さんと公開
    交信に突入、徹夜はもちろん、時には20時間近くにおよぶこともあった
    (爆)。
    
     そんな生活が6年続いて、その後いろいろあって(2000年の「自分
    の原点を再認識した旅」で触れたのでばっさり割愛)、まもなくしてネッ
    トワークの世界に出逢う。
    
     ネットといっても「CAPTA!N」というNTTが推奨したマルチメ
    ディア通信網にそれ専用の機材を持った人だけがアクセスできる閉鎖的な
    世界での話だったが、そのホスト上で、輸入雑誌やラジオ等で得た洋楽の
    最新情報や聴いた作品の簡単な寸評を今で言うBBSに物凄い勢いで書き
    込んでいく.....ちょうど今の「らくがきちょう」でやってるみたいに
    (笑)。
    
     その活動で表現方法が「声」から「文字」に変わっただけでなく、それ
    までの電波の届く範囲での狭いコミュニティから日本国中にいる人に向け
    て「何かを伝えることができる」手段を手に入れたことにも結構感動した。
    双方向だからこちらが打てばすぐ反響が返ってくる点もこの世界ならでは
    で、実際最初の数年間はネットでリクエストを取ってそれに答えたDJ番
    組を1−2時間で作ってテープに録音して回覧してもらうということもや
    ってたし(だからジツをいうと俺が伊藤政則先生よろしくHR/HMをか
    けまくるDJテープというものが存在したのだよ、笑。実際手元に1本だ
    けマスタが残ってるがこれは「若気の至りでやってしまった企画モノ」な
    ので門外不出ではある。閑話休題)、昔から人をまとめるのは苦手だが、
    企画するのわ好きな人間だからして、その頃から既に「オフ会」と呼ばれ
    てたオフライン・ミーティングを企画して実際のコミュニケーションを図
    ることの面白味を経験してたりする。
    
     一方的に流される新聞や放送といったマスメディアしかなかった80年
    代後半に、コンピュータ・ネットワークによって自らが欲しい情報をチョ
    イス可能なこの新しいメディアの出現が、布いては電話に変わってPCが
    人と人を繋げてコミュニケーションの手段となって誰もが電子メールのア
    ドレスを持つ未来がそう遠くないことを予感させたのでこれを大学の卒論
    としたし、実際大学を出てからも一環してこれを仕事としているのは周知
    のとおりだ(2000年「得をしたのはどいつだ?」も参照)。
    
     それからもう15年。その間に「インターネット」というさらに世界的
    規模で玄人素人問わず誰もがアクセスできるネットワークが出来上がって
    相変わらず同じ世界に生きている、DJ時代の倍以上の人生をつぎ込んで
    (爆)。
    
     気づくと俺がこのサイトに「インターネットDJ」なんて仰々しい名前
    をつけるまでもなくホームページを持っている誰もが「自分を表現するため」
    にDJしているとも取れるんだな。事実、先のオフ会のメンバーも殆どが
    ホームページを持っている人達である。この15年のうちに俺がやってる
    ことも「特別なこと」ではなくなった。でも俺はそれをかなり喜んでる。
    夢に見てた世界だし、自分がこれからも続けていくことへの励みにもある。
    
     現在ホワイトスネイクのページは休止中でその他も全く更新してない状
    態で何かひとつ吹っ切れた思いもある。情報を伝える責務から解放されて
    最近の近年にない「好き勝手に書き連ねるコンテンツで爆走増量」が
    「比較的暇」が故のペースだということは自分でもわかってるが(猛爆)、
    時間を見つけてできるだけこんな感じで続けていけたらと思うよ。サーチ
    ・エンジンに登録されているわけでもなく、相互リンクなんていう形式上
    の繋がりでもなく、ただ俺のURL直伝でだけで(苦笑)関心持って来て
    いただいてるあなた方には伝えたい、これが僕の「パーソナリティ」であ
    り、「ライフ・ワーク」だから。
    
     最後に、本サイトが縁といっても俺の人徳によるものでもなく、実際に
    会を引っ張っていっているのかという点には自分で疑問符が飛び回る反省
    さ点もあるが、それでもこういう繋がり持てる自分の幸福さを共有させて
    いただいてる皆さんにあらためて感謝したい。
    
     新たな想いを今日この日に。
    
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    ◎にいさんに69の質問
     ネット・サーフィンしてると偶にプロフィールでこういった質問形式の
    ものに出くわす。この前、その大元である「ねえさんたちに100の質問」
    のサイトを見つけて、「にいさんたちに100の質問」というのもあるの
    を知って、暇だったし何気に答えてみようと挑戦。
    
     でも30問過ぎたあたりで、質問が「ねえさん」に較べてあまりにも面
    白くないので答えるの止めた(汗)。てゆーか面白くない答えを出す自分
    がなんかつまらない人間に思えてきて自己嫌悪に陥りそうだったので却下
    (滝汗)。
    
     こういうのは海外にもあって、ヂツは3年前に友人からの直接メールで
    真面目に答えてました。せっかくだからこれでも和訳して掲載しとくわ。
    日本版は質問の切り抜きしちゃいけないようだから。ちなみに70の連番
    が振られてるけど1問飛んでいるので69。深い意味はないよ(笑)。
    
    ちょうどカヴァのソロリリース直前、俺もかなりいい精神状態だった頃だ
    ということを付け加えとく。
    
     1. 今何時?
      23:55...いや56。
    
     2. 本名
      Shuichi Kinoshita
    
     3. ニックネーム
      KINO
    
     4. 両親の名前
      (答えたけどここでわちょっと勘弁)
    
     5. 前回の誕生日ケーキで立てたろうそくの数は?
      1989年から歳取るの止めてる...
    
     6. 贈り物をいっぱい貰ってる?あげるのは好き?
      もらうよりあげるのが好き。そうでないとウエッブサイトなんて
      やってられない。
    
     7. キミが贈り物をあげた人の喜ぶ顔を見るのは好き?
      もちろん。
    
     8. ペット
      猫なら誰でも好き。犬はそんなに...特にデカイのは :-( 
      今ペットはいないよ。
    
     9. 瞳の色
      黒
    
    10. 髪の色
      黒
    
    11. ピアス
      しない。どんな貴金属も。腕時計すら。
    
    12. タトゥー
      なし
    
    13. キミは仕事がどれくらい好き?
      ネットワークに関わるシステム構築は学生時代からの夢で
      ライフワーク。
    
    14. 生まれた場所
      日本国東京都新宿。摩天楼都市のひとつ。スコーピオンズはこの街
      からインスパイアされて"Big City Nights"を作ったんだよ。
    
    15. 実家のある場所
      東京の郊外、武蔵野(あ、間違って答えてた。15は東京都世田谷区)
    
    16. 住んでる場所
      上に同じ。
    
    18. 以前恋したことは?
      何度か。でも...ウップス。
    
    19. アフリカに行ったことは?
      前回の :-) ハネムーンで一度ケニヤへ。
    
    20. Been toilet-papering
      意味がわかんない。
    
    21. 呑んでる?
      そんなには呑まない。回数は多いけど。
    
    23. 誰かを愛しすぎて泣いたことは?
      いつだって燃えるような恋をしたいと思ってる、涙なしのね。
    
    24. 自動車事故は起こしたことある?
      いいや、免許持ってない。車なしでも東京では住んでいける。
      それにかつて事故で友人を失ったのでこの話題は勘弁。
    
    25.自分自身が好き?
      うーむ...好き。
    
    26. 車は2ドア?4ドア?
      24を見よ
    
    27. スプライトかセブンアップ
      スプライト
    
    28. コーヒーかコーヒーアイスクリーム
      コーヒー
    
    29. 毛布か毛並みのよい動物
      毛布
    
    30. サラダドレッシング
      すりゴマの混ざった醤油味
    
    31. 靴下の色
      グレイかブルー
    
    32. ラッキーナンバー
       23
    
    33. なぜ?
      Covがディープ・パープルでデビューした歳だから。
      誰もが人生で一番いい歳だと思う。
      恐れもないし、妥協もない。まだ夢を持てる。
    
    34. キスの場所
      ウップス...
    
    35. 好きな映画
       Star Trek, James Bond, Star Wars saga, Austin Powers, Bean
      その他いろいろ
    
    36. 映画・ショウ・語録から好きな一説
       "Here I go again on my own" - デイヴィッド・カヴァデール。
      いつでも。
    
    37. お気に入りの休日
      音楽に夢中になること、レコード・ショップ、音楽での友情。
        いいこともあるし悪いことも。
    
    38. 食べ物
      美味しいものなら何でも。
    
    39. 曜日
      金曜日
    
    40. 今の唄・シンガー
      Cov ! Cov ! Cov !
    
    41. TV番組
      最近まったくTVを観ない。
    
    42. 好きな言葉・句
      Do not expect Don't look back.  
      (?「見返りを期待するな」の意味でか「期待するな、後ろを
      振り向くな」の意味で答えか不明。汗)
    
    43. 歯磨き粉
      PCクリニカ。コンピュータ用ではないよ。
    
    44. レストラン
      インドか中華
    
    45. 花
      薔薇
    
    46. ちょっと勘弁な話題
      政治
    
    47. アルコール飲料
      ニューカッスル・ブラウン・エールとギネス
    
    48. スポーツ観戦
      しない
    
    49. アイスクリームの種類
      フルーツシャーベットならなんでも
    
    50. 好きな動物園の動物
      ライオン
    
    51. サウスパークのキャラクター
      その漫画は観たことない
    
    52. ディズニーまたはワーナーでは?
      キミはジャパニメーションを知らないな?僕はここに住んでる
    
    53. ファストフード・レストラン
      吉野家。多分ビーフ・ボールって言っても知らないだろう :-)
    
    RANDOM QUESTIONS:
    
    54. 前回いつ病院へ行った?
      先週の木曜。ただし仕事で。タバコの吸い過ぎを除いてはよい状態 
      入院歴:なし
    
    55. 好きな飲み物
      アイス・ティー
    
    56. 好きな色
      黒と白
    
    57. 幼馴染の名前
      マサ。20年(two decades)の付き合い
    
    58. 仮免に何回落ちた?
      持ってない
    
    59. 載ってるのはどんな車
      持ってない
    
    60. これ以前に貰ったメールは誰から?
      Hama。彼もWSサイトのオーナー。
     
    61. 前科は?
      ない
    
    62. クレジットカードの上限まで使えるとしてひとつお店を選ぶなら?
      CDNOW... この2日で50枚も頼んじゃった...  
    
    63. ムシャクシャした時よくすることは?
      音楽でヘッドバンギング。
    
    64. よく使う言葉やフレーズ
      小さな声で...s@Xt
    
    65. 一番遠くに住んでる友達
      キミだよ、ニック。南アフリカ。
    
    66. People who talk crap
      意味がわかんない。
    
    67. 寝る時間
         遅かったり、寝なかったり。
    
    68. コレを一番早く誰に返したい?
        チェーン・メールはどれも好きじゃない。
      キミからのコレだけは気に入ったけど。
    
    69. コレを答えてもらいたい人は誰?
      上の答えに同じ
    
    70. 今何時?
        ウップス.. 1:00
    
    
     あ、よく見たら2問少ないんで68か?ま、いいや。俺がマズくて
    削ったわけではないのでそこんとこよろぴこ。
    
    
    
    
    
    
    
    
    これとてあんまオモロイ答えしてないやんけ!
    というツッコミにわ応じかねますのでご了承のほど。
    
    (3/19追記)
    
     今ならここはこう答えるから差し替えよう編(コレとて全然おもろない)
    
    12. タトゥー
      入れたい。でも疑問があって...掘った部分からは毛が生えないの?
      毛がぼうぼう生えてても入れられる墨師はいるの?(爆)
    
    34. キスの場所
      お○ん○...え?違うの?ぢゃぁ、エレベータの中とか?
    
    41. TV番組
      鉄腕DASH
    
    
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    ◎メタル・バカ一代
     ハルフォードと自らの名を冠したバンドとして2枚目になる最新アルバ
    ムから既に8ヶ月が経過してのツアー。この間御大はフェスティバルや単
    発のライブハウスギグしか行っていないはず。では満を持してのツアーな
    のか?それもどうやら違う話のようである。先の「リザレクション」ツア
    ーはアイアン・メイデンのサポートアクトとしてでヘッドライナーのショ
    ウは行っていなかったし、メタル業界にとっては苦境の2002年だった
    のかもしれない。また、訊くところによると御大自らに「ツアーをしたく
    なかった事情」というものもあるらしい。去年は自らハード・ゲイである
    ことをカミング・アウトしたし(ゴシップ・ネタかもしれないけど)。
    更にはこの日本ツアーを終えてアメリカへ戻ってNYで数回ショウの後、
    古巣のジューダス・プリースト側が記者会見を開くという噂もチラホラ....
    
     まぁ、深い詮索は止めて、「リザレクション」で見事復活を宣言したロ
    ブが、似て非なる楽曲群を集約させた、「進化」を感じさせる傑作「クル
    ーシブル」を携えての来日の模様をば語ってみようではないの。前回は仕
    事で1回潰したが、今回は両方とも休日なので安心して2公演観れそうだ
    し、期待度も大。
    
    2/11 渋谷公会堂
    
     PRTではDVDシューティングも行われるとの情報もあったこと、
    俺には不要なオープニング・アクトが付くということもあって、開場開始
    の時間に自宅を出てのんびり渋谷へ向かうことに。なにせ、俺が好きな中
    では唯一のヘッドバンギング可能なヘヴィ・メタルだからして(笑)、体
    調も万全の状態で臨みたい。しかも6列目である。
    
     開演予定を30分過ぎて渋谷駅に到着してすぐに、連れである友人の弟
    くんから電話。すわ!オープニング・アクトがなくなって御大が始まると
    いう知らせか?と思いきや、逆で30分リハが押して、たった今開場した
    らしいのでゆっくりきて下さいとの親切なご連絡。しかし雨も降ってたし、
    行きがけのタワー・レコードで時間潰すのもアレだし、結局直行。それで
    もやっぱり前座は始まっちゃってたりしてて、待っていた彼とロビーで1
    時間ばかし談笑。
    
     前座が終わって、再開したグッズ販売でTシャツ2枚を買った後会場入
    り。左PAのどまん前、てゆーかPA積み上げすぎ(爆)。否が応でも大
    音響が期待できそうでワクワク。左だと今回急遽参加のロイ・Zの方なん
    だろうな(マーシャル・アーツの達人は今年に入って脱退。後任は既に決
    まっていて今回も同行して勉強中らしい)。まぁプロデューサ兼ギタリス
    トとしても◎なロイが代役なら安心できることは以前ブルース・デッキン
    ソンでのエイドリアン・スミスの片割れとして、また自らのバンド、トラ
    イブ・オブ・ジプシーズのカップリングでの来日時に証明済みということ
    で、開演を待つ。
    
     客電が消え....登場まで結構長い間(いや俺だけがそう感じたのかも)
    の後.... 例のドラム・パターンが会場に地響く、そう、"Painkiller"で
    あーる!新作サポートの本ツアーがこの曲で始まるという話を訊いたのが
    去年の夏、長いこと待ってました、この瞬間を!も1曲目からアクセルを
    全開に噴かしてくれやがる。この猛攻撃で平静顔でいられるヤツがいたら
    それはバカ(笑)。俺も当然容赦なく首を振りまくる。前座も強力なメタ
    ルだったせいも幸いしてか、回りも初っ端からテンションはあがっている
    ようだ。前回もプレイした"Jawbreaker"とプリースト・ナンバーが続く。
    話にはこの後"Free Wheel Burning"が続くと訊いてたんだが、ここで新作
    から"Heretic"。これもまたツーバスとリフの刻みが心地よい、ヂツに首の
    振りやすい曲である。
    
     ちょっとのブレイクを置いて前作の頭3曲連発。特に"Made In"は俺のフ
    ァヴだったりするから腹の底から「ヘル!!!!」と叫ぶ。続けて新作から3曲、
    立て続けにメタル・マイクが「Are You Mother Fucker Ready!?」と叫んだ
    ら、来るのは当然"Into The Pit"なわけで、ここで前回同様ファイトから2
    曲。ここまで妥協なきファスト・ナンバーが続くともう強烈である。普段動
    かさない首の筋肉を酷使して幾分フラフラ(それでも前の人のジャケット
    が俺の汗まみれになるのは気の毒なんで若干抑え目、爆)、ちょっとは休
    ませてほしい、歳なんだから(苦笑)。しかし50歳を越えるロブを目の
    前にそれも言えまい。てゆーかやっぱ凄すぎる、このハゲオヤジ(驚愕)。
    
     ここで新曲からやっとミドル・テンポな4曲が続く。いや"Golgotha"な
    んて途中速くなるからあまり代わりはない(爆)。改めてロブの歌心を感
    じさせるタームに「メタル・ゴッド」の称号が確かなものであることを実
    感する。彼が「ありがとうよ、ヘヴィ・メタルを愛してるお前等!」と感
    謝の意を表す度に我等の歓声が応酬。それを見てよしよしと頷く御大。相
    当に機嫌が良いのが判る。
    
     そして怒涛の終盤へのプロローグでもある"Cyberworld"。"Hellion"か
    ら"Electric Eye"の流れはプリースト・ファンなら誰もが鳥肌モノだろう
    が、ハルフォードだと更にコイツがついてこそ様式美。御大も迷うことな
    くマイクをこちらに渡す。応える観客。ライブならではの「オーオオオ!
    オーオオオ!」を挟んでやはりここまでで一番の盛り上がりをみせてひと
    まず本編終了。ふぅ、疲れた。俺も既に叫んでるだけでメロが付いた唄に
    なってない状態(苦笑)。Tシャツが絞れるくらいの汗もかいている。う
    ーん、久しぶり、しかもホールで(猛爆)。 
    
     アンコールは新作のタイトル・トラックで幕を開け、プリースト2連発。
    例の掛け合い、「ブレイキング・ホワッツ!?」から"Braiking The Law"
    の流れ、"You've Got Another Thing Comin'"では客にアカペラで「オーオ
    ーオー」と叫ばせる。一旦引けて再度登場での"Living After Midnight"と
    いい、良質の80年代ヘヴィ・メタル・グレイテスト・ヒッツが続き、こ
    んな楽しいひと時はありゃしないってもんだ。それもカバーでなく本人の
    歌声でだ。御大もPA前の迫まで出てきてこちらを望み、ゆっくり何度も
    首を縦に振り満足気のご様子。ロイとメタル・マイク、それぞれの強烈な
    ソロ・タイムを挟み、熱狂のうちにその幕は閉じられた。
    
     とにかく選曲の妙である。最初からの3連荘がプリーストと訊いていた
    ので懐古主義に陥りすぎやしまいかと不安だったが、ニュー・アルバムか
    ら9曲もプレイした点は驚愕に値するし(リーダー・トラックの"Betrayal"
    がなかったのが逆に不思議)、前作から4曲、ファイトから2曲とまさに
    プリーストを抜けてからの彼のキャリアの集大成。更にプリースト7曲は、
    前回の"Staind Glass"や"Genocide","Tyrant"といった割かし渋めだった
    選曲とは打って変わって「定番の掛け合い」が楽しめるライブならではの
    ノリ重視の曲を集約させ、それぞれをごちゃ混ぜにしないでその変遷を今
    一度観る側にもなぞらせてくれた点ではもう感動的の一言につきる。
    
     やはり現役、自分の世界に確固たる信念を持って唄う男は違う。その完
    璧に構築された世界を繰り出すだけの自信も感じる。誰かさんに爪の垢を
    煎じて飲ませてやりたい(苦笑)。とにかく最高なライブだった。おかげ
    でこの咽の痛みはまた抗生物質で抑えねばなるまい(汗)。あと4錠しか
    ない。。。まぁ春はもうすぐか。
    
    
    2/15 渋谷公会堂  さて、日をおいて東京最終。客のノリはこの前以上。ただし結果的には セットリストは同じ。福岡・大阪を挟んで、御大がちょっとお疲れ気味だ ったようなのはフェイクが多かったことと、同じ曲数のアンコールが1曲 ずつ細切れで4回に渡ったことでも明らかだった。少し違う点は"Living" で各人のソロ・タイムがきちんととられてた所と、今日はメタル・マイク 側のPAどまん前だったので彼のヒートぶりが堪能できた所か?勿論御大 を気遣ってのことでもあるようだ。このチーム・ワークの鉄壁さ、「男の 中の男」が引っ張って築き上げてきたものに間違いはないようだ。熱い。 この日もTシャツはずぶ濡れ。特に汗が目に滲みて何度も痛かった(苦笑)。  「信念を守り通す英国の刃金」(まぢってるぢゃん、爆)を目の当たり にして期待以上のものを受け止められた。先に触れたツアーに出られなか った事情、私生活、プリースト復帰等の様々な憶測などで我々がどう勘繰 ろうとも、彼が現在やっていることがすべて裏表のない正しいものである ことを誇り持ってそのショウで証明した。「言うが易し行なうは難し」を WYSIWYG(What You See Is What You Get)として提示された我々も誇りに 思える瞬間である。この感覚にいつまでも酔いしれたい心地よさだった。 セットリスト(両日とも) Painkiller Jawbreaker Heretic Resurrection Made In Hell Locked And Loaded One Will Hearts Of Darkness Handing Out Bullets Into The Pit Nailed To The Gun Crystal Golgotha Sun Trail Of Tears Cyberworld Hellion Electric Eye Crucible Breaking The Law You've Got Another Thing Comin' Living After Midnight
     両日とも終わって2時間ほど連れと食事(いや2日目は3時間近かった か?爆)。こちらも凄く楽しかったから時間が経つのも早かった。聞き上 手というか探り上手というか(微笑)。彼の人柄がそうさせるんだが、そ の気になって何でも暴露っちまう今の俺もまたバリアを貼らない正直さを ちゃんと実践できてたりするのにちょっと感動(しかもシラフでとわ、爆)。 話した内容は男の約束だぞ(猛爆)。今日からここに「悪友2」と出てき たらきっと彼のことだ(笑)。
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    ◎Judgement Day
    2002年12月18日
    
     親愛なるWWWアンへ
    
      何の音沙汰もなくごめん。こちらはあいかわらず長いこと忙しいんだ。
      
      英国ツアーへの誘い、気を遣ってくれてありがとう。でも、
    
      「現時点で」、僕はWSの再結成には全く興味がないんだ。
    
      この僕の想いを英語で表現することは難しい。
      もちろん噂で3ヶ月前から知っていたけど、(公式になされた)昨晩、
      アナウンスを見て、僕は胸が苦しくなって、いつもよりかなり早く仕事
      場を離れた。自宅に帰って、97年にそちらで手に入れたマグカップに
      グレンフィディックを並々注いで酔っ払った。
    
      結論として、僕は彼の複雑なビジネス状況を理解はするし、彼をとても
      深く愛しているけど....僕の答えは僕のウェッブで見ることができるよう
      にした。
    
      ごめん。
    
      KINO
    
      P.S.
      僕はいつもセコハンショップで日本の雑誌を集めているよ。けど、87
      〜90年のあいだに出版された英語の雑誌は全く持っていない。ここで
      は集めるのが難しい。もしキミ(彼)が日本のを必要とするなら、新年
      の休みの間にスキャンするよ。夏休みも取れてないけどね...:-(
    
    
    2003年1月29日  親愛なるWWWアンへ   キミの度々のお気遣いに感謝するよ。そして僕がデイヴィッドに関する   サイトを閉鎖したことでキミをとても悲しませ、心配させたのならば深   くお詫びする。   もらったメールを読ませてもらって、ただ一点キミを誤解させている点   があるとしたら、僕が97年にそちら英国でWSにサヨナラを告げた後、   キミの前で涙を見せたのは悲しかったからじゃないんだよ。デイヴィッドが   これまでの様々な呪縛から解放されて、新しい章を編んでいってくれる   だろうとの期待で嬉しかったからなんだ。その気持ちはフェアウェル・   ツアーが始まる前から抱いていた感情だったし、僕は体がボロボロに   なろうとも全力で最後まで応援できたから満足感・安堵感が湧き出た   せいだけど、決して悲しんだりはしてなかった。   キミの言うとおりに最新のインタビューは読んだけれども、やはり複雑   だ。キミも感じている「今度戻ってくるWSは本当のWSではなく、WS   の曲をプレイするデイヴィッドとその仲間」だという言い分もわからな   くないが、それ以前に彼が髪をブロンドに染め戻す理由が僕にはわから   ない ;-)。   キミもそうだったように、2000年8月に僕は彼と直接話す機会を与   えられたよね? あの時の会話は今の僕の生き方を支えていてくれている。   初めて彼の唄と出逢った時に僕の人生が変ったのと同じくらい大きな影   響だった。彼はブルーズの話題を介して「偽りのない自分の本当の気持   ちを素直に表現することの大切さ・難しさ」を僕に教えてくれた。今の   僕はどんなことにも自分の感情を隠したり、嘘をつきたくない。そう努   力している。だから、バンドの再結成という後ろ向きな考えに対して僕   が抱いた気持ちを隠すことができなかった。僕は僕で今の自分の人生へ   の勢いを失いたくないという気持ちだったから。彼には常に前を向いて   いてほしかったから。   とはいえ複雑な心境なのは、キミも指摘するように、彼には選択の余地   がなかったこともあるからだ。彼には大事な家族がいて、彼らを幸せに   する義務があることを十分承知しているからこそ余計胸がつまる思いだ。   彼がしなければならないことをすることに異議を唱えるつもりはないし、   逆に僕は謝まるべきなのかもしれない。ソロ・アルバムが出た時に、僕   はキミと違って何も彼の手助けができなかった。結果として彼の将来へ   満ち溢れてた希望が次第に打ち砕かれていく様子を目の当たりにしてい   てもどうすることもできなかった。   今の僕が持っている感情は再結成への憤りでもないし、彼への哀れみで   もない。キミの言うとおり時間が解決してくれる問題なのかもしれない。   それぞれが置かれている状況の中で、各人が頑張るしかない。最近色々   な友人と接して殊に思う(その中にはフィルやニックも含まれているよ)。   明日から始まるアメリカ・ツアーが成功することを、デイヴィッドには   幸あることを(I wish David well)、今は願っている。   もちろんキミに対しても − 僕が World Wide Woman とつけたあだ名   どおりの − 活躍をしていることにエールを贈りたい。   健康に気をつけて。同時に世界状況も緊迫しているからそちらの危険も   心配している。ぜひとも気をつけて。   近々また。   KINO
     後者はまだ英訳して送ってはいない。いや、難しすぎて送れない(滝汗)。
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    ◎bounce
     タイトルはシンプルにしたい。新作のタイトルである同時に今回のテーマ
    をたった一言でもっともよく表している。これが全てである。
    インフォシーク:EXCEED英和辞典による訳はこちら。
    これはギミックなし(嘘、笑)のボン・ジョヴィ2003年コンレポである。
    
    1/11(土)
    
     2日連荘の大阪は2000年のTHUNDER以来か。比較的ゆったりと
    した旅程で午後イチに東京を経つ。いや、前日期待するあまり興奮して寝れ
    なかったので体的にはキツイ(苦笑)。新幹線の中で爆睡はいつものパター
    ンか。
    
     定宿に着いて直ぐにお好み焼き食いに並びの店へ行って、はて?ドームへ
    どう行けばよかったんだっけ?等と一瞬迷う。そーいや、あの「たこ焼き型
    ドーム」に行ったの2000年の1回だけなんだわな、まだ。その時は往き
    に地下鉄、帰りにJRを使ったハズ。JRの駅名は覚えてなかったので、
    とりあえず地下鉄でドーム前へ。
    
     開演1時間前ながらやっぱグッズ売り場には長蛇の列。初日ならではの
    「全部買い」(面倒だから種類も数も確認しないで「全部1個ずつ」と言っ
    て頼むこと。別名大人買い....言わん言わん)して大荷物となる。ただし、
    ケイタイのストラップが売り切れ。明日でいいや。
    
     スタンド2階席。ちょっと遠い気がしないでもないが、大阪ドームは縦に
    長い(ロイヤル・アルバート・ホールを想像したまへ)ので、比較的狭くは
    感じる。それより照明用の鉄塔が視界に入ってちょっと邪魔。ま、いいか。
    初ライブが持つかなりのワクワク感を抱いて開演を待つ。
    
     客電が消え、いよいよスタート。ステージ正面にかかっていた垂れ幕が
    落ちて、今回初めて海外仕様版となる5億円相当のステージ・セットが全貌
    を現す。
    
     席の間隔がかなり狭い。立ち上がると両脇が先に前へせせり出たので、俺
    は半身下がった形て観る。良く言やぁ隣の女の子を胸に抱きながらの形だが、
    そんな気わない(爆)。まぁ、大阪のノリは大阪人が作るもんなんで、よそ
    もんは譲るわけだ。
    
     1曲目はオーストラリアや札幌と同様"bounce"から。できれば幾分ウォー
    ム・アップしてからのほうが楽しめるんだが、いきなりコレからというのも
    そう悪くはない。続く「スリッパリー」からのお約束2曲で、舞台に聳え立
    つ3台のパラボラが実はスクリーンになっていることが判って一層沸く。
    
     興奮状態に陥れてから新旧の曲をうまく交互に織り交ぜて進めていく技は
    さすがといったところだ。特に中核となる新曲の7曲は、もう既に去年の
    ZEPP東京での1日ライブ等で初演済みでMTVやらブートでどうアレン
    ジされるか知ってはいたが、"the distance"や"joey"はエンディングに工夫
    が凝らされていて更に磨きがかかって聴けた。
    
     リッチーが一人で唄う"I'll be there for you"。彼のソロ・ライブは行っ
    たことがないのでこれが初。しかもバックを務めているのがティコとデイヴ
    だから紛う事なきボン・ジョヴィ・サウンドでである。強力なヴォーカリス
    トとしての一面と、例の大合唱の後に一人無心に弾きまくるギター・ソロが
    いつにない感動を覚えさせてくれる。
    
     これ以降はいつもながらの怒涛のハイテンション進撃。"hook me up"での、
    ジョンがカメラに徐々に近づいてモニタからはこちらを見つめる形になる、
    その姿に女性客は叫びながらの狂乱状態。曲の内容をシンクロさせた見事な
    演出である。大阪でステージ・バーの女の子にちょっかい出すと場内騒然と
    なるからか(爆)今回はなかった。今回は光の演出も豊かで、〆となる
    "medecine"ではドーム天井にナース姿のストリッパーねぇちゃんが映し出さ
    れ、一人鼻血ブーの状態(いや、事実気が付いてた人は少ないと思うよ、
    その後の各ドームでも場所によっては見えなかったりしたから。第一、上な
    んか気にしねぇよな)。
    
     アンコールは"someday"のアコースティック・ヴァージョンからスタート。
    アコギで演るのは前々回の名古屋以来2回目か?これもエレクトリックでア
    ンコール前というのがベストだが、こういう形も悪くはない。だって俺は他
    の日で楽しめるから(笑)。大阪の人にだって今回は初のスタジアム2デイ
    ズである。そこのところは演者も承知。"my life"をかまして"wanted"で〆る
    のは幾分消化不足のような気がした。更に前回同様"twist"でトリというのも
    ちょっと気になったが、振り返れば定番中の定番、王道行くセットリストで
    はあり、初日としては興奮誘うのに充分すぎるステージには相違ない。これ
    にスペシャルが加わり毎日どう変化していくのか?それに一喜一憂するのが
    彼奴等のライブの魅力でもある。
    
     帰りはJR大正駅まで歩いてホテルのある駅へ。覚えたので明日はJRで
    行ける。食事後、屋台でたこ焼きとアルコールを買って戻る。ポン酢醤油味
    はちょっと勘弁かな....
    
    
    1.bounce
    2.you give love a bad name
    3.livin' on a prayer
    4.captain crush and the beauty queen from mars
    5.everyday
    6.undevided
    7.born to be my baby
    8.just older
    9.the distance
    10.misunderstood
    11.joey
    12.I'll be there for you (rs ver)
    13.hook me up
    14.wild in the streets
    15.keep the faith
    16.I'm sleep when I'm dead
    17.bad medicine - shout
    
    18.someday I'll be saturday night (ac ver)
    19.it's my life
    20.wanted dead or alive
    21.twist an shout
    
    
    1/12(日)  なんばでのブート探訪にしろにっぽんばしをぶらつくにしろ「何にしろ」 金かかりそうだったから大阪を離れてちょっと足を伸ばして観光気分に浸る ことにした。前日の「全部買い」で5万減ってるし(汗)。ちょっとどころ でない散財気味。  定宿としてるホテルの最寄駅がJR神戸線上にある。西に行けば神戸、東 に行けば京都。3時間の空きを潰すためにちょうどいい路線だし、幸いJR も地下鉄も3000円分のプリペイド・カードを持ってるのでマジに金もか からないし。ということで、京都よりはちょっと近い神戸に行くことにした。  兵庫県を訪れるのは95・96年の西宮球場以来である。95年といえば 関東で無差別テロ、関西で大地震があった年である。今回、神戸駅で降りて ハーバーランドから元町、新神戸まで登って異人館通りを急いで巡った。港 を歩いてて思った、絶対こっちに女友達は持っとくべきだと(爆)。異人館 等は元々興味ないのだが、とりあえず英国館(旧フデセック邸)とベンの家 (旧アリソン邸)を見てみた。後者はもちろん名前で惹かれたわけで(笑) ただハンティングが趣味だった主人の剥製のコレクションが飾ってあっただ けだったが、英国調の建築形式や装飾はそれなりに興味深かった。  こうした少々足早ではあった散策の中で、やはり印象に残ったのが破損し た岸壁をそのまま保存した、神戸港メモリアルパークだった。  阪神淡路大震災。あの時はテレビを見ていてあまりの凄まじさに驚かされ た。4ヶ月後実際に足を運んだ際にも、球場がある駅のトイレ入り口の壁に 大きなヒビが入っているのを見て愕然としたが、総じて街は既に復興への途 を辿っていて、関西人が持つそのヴァイタリティに圧倒されたものだった。 その時のライブでもジョンは地震で亡くなった多くの人達に対して哀悼の意 を表したのを覚えている。よそ者の俺はともかく、被災者である大半の人に とってはとても勇気づけられるものだったに違いない。  単に日本びいきゆえのジェスチャーだったのか?そうではないということ が、今だから判るのである。  今回の「バウンス」というアルバム、2002年のベストアルバムに選ん だ。しかも「別格」という格付けをした。みればわかるとおりカヴァデール の作品以外では初の快挙である(笑)。  聴けばわかりとおり、今回のアルバムには2001年9月11日に起こっ たあの事件を通じて彼らの感じたことが色濃く反映されている。あれは俺に とっても本当にショックで、1ヶ月近くもテレビにくぎ付けの状態になった。 ジツをいうと同じ年のヤケド騒ぎは、それでよそ見してたせいなのである (苦笑)。あの事件のことはその後ここで触れる機会がなかったが、その後 のアメリカが取った行動は理解できる範疇にあると思っている。遠くの地で 起こった政治的背景が絡んだ出来事としてしか捉えられなかったか、「平和 的解決を」などと善人ぶってアメリカの軍事行動を批判していた日本人は、 95年に日本で起こった出来事をもはや忘れてしまった人達だ。あの時オウ ムを糾弾した我々がなぜアメリカを非難できよう?  俺にも何かできることはないかと、グランド・ゼロでの遺体捜索活動が終 わる日までホームページに赤十字募金のリンクを張ったりもした。そんなく らいだから、NY郊外ともいえるニュー・ジャージー出身のバンド各人が何 もしないわけがなく、チャリティ・コンサートへの積極的な参加をはじめ、 家族総出で仕出しの手伝いをしたりしたこともインタビューでは語られてい る。  "undevided"や"everyday"は直接的かつ攻撃的にも聞こえるが、誤解がない よう歌詞の端々を注意深く紐解けば、言いたいことがテロに対抗するプロパ ガンダではないことが判るだろう。"hook me up"で一人称で語られる「助け がほしいんだ、電話してもいい?」というのはPSTDに陥ってしまった人 達へのメッセージであることは誰でも想像に難くないだろう。細部にわたっ てアルバム・タイトルに込められた「跳ね返ってきて元に戻る」=「心に負 った傷を癒して復活してほしい」という想いが込められた作品である。  そしてその想いが、神戸を訪れた後の今日2日目のライブではさらにリン クして感じ取れた。殊に"blood on blood","I'll be there for you"が揃っ たセットリストには、世界で初めて彼等を認めた我々日本のファンとの間に 存在する昔からの切っても切れない絆を今も再確認できる瞬間である。予想 どおり2日目は両方聴けて唄えて感動を誘う。これに"never say goodbye"が 揃うと鉄壁である。  人それぞれが拠り所とする物はやはり人それぞれだし、彼らは癒し系では 決してないけど、その曲とライブにはいつも感動に値する暖かさ・力強さを 持ち合わせているのである。だから何度来ても通いたくなる。この日は隣に 今回のツアーが初めてで、前日は娘さんと今日は一人で来たというおばさん (おぢさんが言うんだから失礼ぢゃないよな、笑)がいて話しかけてきたが やはり同じ想いなんだろうし、ハマるに違いない。  時にいつもながらの大阪のオーディエンスのノリの素晴らしさにも感動。 今日はステージにかなり近い3塁側1階スタンドだったが、スタンドから眺 める"someday"と"captain crush"の際のアリーナ全ての人が統率されている かのような手の振りが壮観で鳥肌モノだった。"crush"は本ツアーで唯一観 客に最後の「チュルチュルチュルチュル」をアカペラで唄わせてしまったこ とでも証明されている。いつも曲数的には上回って感動的に思わせる東京最 終日に勝るとも劣らないステージだったことは断言できる。  この時期が来る度に、毎年孤独死する老人の数が絶たないとのニュースを 訊くと、表面上はどうあれ8年経った今でも神戸の人が苦しんでいることに 胸を痛ませずにいられなくなる。ひょっとするとそんな想いでこのライブに 望んだ人達もいるに違いない。彼等は元気を取り戻せただろうか?  帰りにぽんしゅとてっちり鍋で打ち上げ。俺が日本酒呑むのは相当に気分 が良い時だけである。最高の日だった。 1.bounce 2.you give love a bad name 3.livin' on a prayer 4.wild in the streets 5.everyday 6.undevided 7.runaway 8.just older 9.the distance 10.misunderstood 11.right side of wrong 12.I'll be there for you (rs ver) 13.hook me up 14.raise your hands 15.someday I'll be saturday night 16.captain crush and the beauty queen from mars 17.bad medicine 18.blood on blood 19.born to be my baby 20.it's my life 21.wanted dead or alive 22.do you love me - twist an shout
     俺は3日間のオフ。この間にあった福岡でセットリストの流れに大きな変 化が起こったようだ。そういうスポンティニアスさが魅惑だわね。  前回の来日以来、またここ数ヶ月でわずかだけど俺の中でも変化が起きて いる。だいぶ前からかな?明日死んでも悔いが残らないだろう生き方をして るつもりだ。一人だから気楽な身分だし、すべて自分で選択して行動できて る人生だから、文句をつけるとバチがあたる(苦笑)。今の自分はほとんど の面でかなり満たされていると思う。満たされていないと判れば別の方法を 考えて勇気ある行動に出てみたりもできそうな気さえする。人と接したり、 その他あらゆる出来事や音楽作品を通じて身についた力かもしれない。  だから今回の「バウンス」も、今の自分を重ね合わせたり何かから救って くれる「自分のための癒し」としてではなく、廻りの人に対して元気を出し てもらいたいと願う「癒す立場」からの気持ちとして何か共感できるものが あったから気に入ったというわけだ。  これは俺の中では180度の変化である。無論その点では人生何度も失敗 している男だから(失笑)急に変われるというわけでもないが、徐々に、慎 重に前へ進んでいきたいと思いたい。少なくとも失敗は恐れたくない。  自分がそうなように、最高の瞬間を共有してもらいたい。今回東京3公演 をお付き合いいただく人達にはチケットと一緒にアルバムを贈った。こうい うことは初めての試みである(いや、あげないと買って聴かない性懲りもな い奴等ばっかというのもあるが、爆)。  それぞれの想いで触れてほしい「今回一度限りのボン・ジョヴィの姿」。
    1/16(木)  連日会社の会議が17−19時の間にあって抜け出せるか心配だった。い や、俺は参加してないんだけどね(笑)。なんかいつも最終退室って決まっ てるからばつ悪くてさぁ(苦笑)。抜け出せたのは18時20分くらい。い つもながらの入場までの混みからギリギリといったところだ。  待ち合わせのはずで先に行かせておいた連れ(元同居人)が先にいた。最 初気づかなかった、痩せてたんで。1年半逢わない間に17キロ痩せたそう な。もっともウチにいた時の最低時が38で最高時が69だから、今は真ん 中あたりなんだが。拒食症と過食症の繰り返しというのも可哀想なんだ。「 今はミニスカが穿けるよ」と言ってたが寒かったのでやめたそうだ(ちょっ と残念。オイオイ)。  さて、今回は最初で最後のアリーナからの観戦。大阪と同様に口火は "bounce"であることは変わりないようだ。ところが2曲目にとんでもないサ プライズが!耳に入ってきたのは"I believe"の力強いリフ。    87年来続いている俺の通いの中で、唯一1回も観れなかったのが93年 のツアーだった。95年からまた通いはじめて(しかも毎回4回以上、笑)、 「キープ・ザ・フェイス」の中からのレパートリーは大方聴けたのが、唯一 聴いていなかった曲がこの"I beleive"だった(福岡では演ったことはある けどいつも行かないから)。  だから今日は最初から卒倒、もとい全開モードになってしまったのは言う までもない。途中前回の東京最終日以来の"in these arms"のエレクトリック で大歓声が。なにせ「演ってほしいリクエストNO.1」である。今回は横 アリのアコースティックでやると宣言してたので、まさかドームでは演ると は思わなんだ。続くは本ツアーでプレイされる2曲目のバラッドになる "bed of roses"。この時ジョンはこのツアーでは最初で最後の「バーから一 人女の子を引っぱり出してチークを踊って、最後にキス」を敢行。周りの絶 叫が楽しめた(爆)。しかも今回は唇だったから壮絶である(猛爆)。とに かく「キープ」アルバムからの曲が光って聴こえた。当時行けなかったのは、 離婚直後でかなりショック状態だったからなんだが、奇しくも今日隣にその 当事者を迎え(爆)なんかまるで俺のために10年前を再現してくれている かのようでかなり嬉しい。これで"dry county"を96年以来で再演してくれ れば言うことないんだが、贅沢というものだ。  無論、新曲のプレイも絶好調であったのはいうまでもなく、今日は大阪2 日目同様、デイヴィッドのピアノ・ソロから始まる隠し玉、 "right side of wrong"もプレイされて印象的な一場面となる。新曲にはちゃ んと内容に則したドラマ仕立てのBGVがつけられているのも、やはり金が かかった彼奴等のライブならではの贅沢な点だ。  そういえば前列に野郎4人組がいて、始まる前は「あー、今日は周りが盛 り上がりなさそう。。」とちょっと心配だったんだが、始まってしまえば結 構ノってて、唄えや、ペンライト回せや(爆)で、とても楽しんでいる様子 がなんかとてもかわいく思えた。一人が学生服姿だったので若いんだろう。 考えてみたら、俺は彼等が生まれる前からずっとファンなわけで(爆)。 うーん、いや先言うのはよそう。去年感じたのとおんなじ "it's not old, just older"なんよ(苦笑)。  福岡と同様、本編の〆に俺の大大大大大大大大大大大大大大大大大好きな "born to be my baby"を持ってこられると、それまででも声が枯れてしまっ ていっぱいいっぱいな俺を更に叫ばせる結果となるわけで、まさに最強の〆 といったところだった。アンコールにいつもの〆曲を2曲持ってきたところ はまさに2回分のライブを観たようなそんな気分にさせてくれる。非常に良 いフォーマットだ。あれほどいい観客で盛り上がった大阪さえもちょっと気 の毒に思えたほど。更にはアンコールでの"wanted"も2番をリッチーが歌う ヴァージョンとなり狂喜(これは前回行けなかった大阪がそのツアーで唯一 そうだったので儲けモノ、笑)。今回で20回以上観たことになる彼等のス テージにおいて間違いなくのベスト・ライブになるだろう。  終了後、さっきの93年の話を当事者にした。笑っていた。笑い話で済ま せられる腐れ縁というとこだわな。考えたらその後95・96・01と連れ て行ってやってるわけだし、今後もそうなんだろう。最終的にキミを見放し て自分の人生を優先させた俺ができる事のひとつ。今回は今の病状に全然触 れることなく、またキミからも何も言わずに別れたけど、キミは元気を取り 戻せただろうか? 1.bounce 2.I beleive 3.you give love a bad name 4.livin' on a prayer 5.wild in the streets 6.everyday 7.undevided 8.runaway 9.just older 10.in these arms 11.bed of roses 12.the distance 13.misunderstood 14.right side of wrong 15.I'll be there for you (rs ver) 16.hook me up 17.raise your hands 18.someday I'll be saturday night 19.captain crush and the beauty queen from mars 20.born to be my baby 21.wanted dead or alive 22.it's my life 23.bad medicine - shout 24.I'm sleep when I'm dead
    1/17(金)  東京ドーム2日目。本人の「今日は時間を気にしないでいくよ!」という いつもの言葉とは裏腹に、常に時間制限と戦うざるをえない最終日である。  昨日の件もあって、この日は有給休暇をとって完全フリー。なにせ去年の 繰越でまだ取っていない日数が6日もある。それに遅れたくない上に先に済 ませたくなった事ができたので朝イチに急遽決めた。あとは前日の歌いすぎ (苦笑)で喉を壊していたせいもあったから「風邪で休み」というのは嘘ぢ ゃない(爆)。抗生物質を飲んで炎症を抑え、迫りくる時間を待つ。  開場の30分前(開演の2時間前)にドーム着。長蛇の列に並ぶこと、 あと3人目待ちの時点で無情にも当日分売り切れシールが貼られる。 いったい、いつになったら手に入るの?ケイタイ・ストラップ!(号泣)  いつもの"prayer"のアカペラ部分でマイクのトラブルが発生した以外は問 題のないショウ。しかも2曲目はまたもや"I believe"。東京では前回も演っ た(本ツアーでは初の)"wild is the wind"がサプライズだった他は、前日 のセットリストから予想される曲を抜いて"blood","faith"に差し替えた、 言うなれば完璧なセットリストである。ボン・ジョヴィが80年代から訴え 続けているすべてが凝縮された濃厚さがある。欲を言えば、この日だけでも "I'll be there for you"はジョンに唄って欲しかった。あの曲に特別な意 味を持つ全ての人に対して、本来のリッチーとの掛け合いで聴きたかった、 贅沢な不満だけど。  昨日もそうだったように、普段本編〆に使う曲をアンコールへ持ってくる のは得策である。今日は"medecine"と"sleep"を続けずに別個としたことで、 最高潮盛り上がりが何度も続いている気にさせた。両方とも引っ張ればいく らでも長くできる曲だし(笑)。  〆の"twist"が終って帰ろうとするメンバー。いくら長く演るとはいえ、 ひょっとすると今日はアレを期待するのは無理なのか?とさえ思ったが、引 き返して残っていた名曲"wanted"がプレイされる。時間としては過去3年の うちで最も長い、ブートレッグ屋が2枚組に収めるのにちょっと編集しなけ ればならない程のショウとなった(笑)。それは、アリーナ前列のファンが 素晴らしいメッセージが書かれた横断幕を掲げていたからである。 「門限?そんなの忘れろよ!」  最後に通い合う気持ち。互いに信頼しあって大事に思っているからこそ なせる心のキャッチ・ボールである。彼奴等はいつも人間の中で基本中の 基本である、そんな気持ちを再確認させてくれる。 1.bounce 2.I beleive 3.you give love a bad name 4.livin' on a prayer 5.everyday 6.blood on blood 7.undevided 8.runaway 9.just older 10.wild is the wind 11.the distance 12.it's my life 13.misunderstood 14.joey 15.I'll be there for you (rs ver) 16.hook me up 17.keep the faith 18.someday I'll be saturday night 19.captain crush and the beauty queen from mars 20.born to be my baby 21.in these arms 22.bad medicine 23.peppermint twist 24.I'm sleep when I'm dead 25.twist and shout 26.wanted dead or alive
    1/19(日)  横浜アリーナ公演がアコ−スティック・ライブになるという告知が1ヶ月 前。DVD収録が行われるというのが1週間前。ジョンが12人編成のスト リングを入れたいと決めたのが4日前。さすがの機動力である。時間にうる さいウドーも泣きをみたか?の4時間(爆)。  まぁドーム通いしてる人にはちょっとしたお楽しみの時間だったんでよい んだが、これしか観れなかった人が回りに3人いるんで皆どうだったか、ち ょっと気になるわな。  15年前「ニュー・ジャージー」が出る前、"medecine"のPVが、選ばれ たファンによる8ミリビデオ・シューティングの場として公開されでその状 況が編集されているという話を訊かされた時、遠い地のことながらワクワク したのを覚えてる。ファンを大切にするボン・ジョヴィらしさが現れたイベ ントだと。長い時を経て今回、遂に我々は母国のファン同様にDVDシュー ティングという体験できた。彼等がさせてくれたのである。これ以上のファ ン・サービスがあろうか?日本での歴史的一夜がまさに記録に残るのである。  普段我々は「完パケ(ホントは缶パケって書くんだろな)」の状態の彼等 としか接することができない。彼等の生み出した完璧なパッケージに酔いし れ惹かれるわけだが、そこに至る過程が並々でないことは想像に難くない。  数年前、「24人の加藤あい」の中で、司会のおちまさとが「彼女が作る 手料理がなぜおいしいか?それは『背景』も一緒に食べているからだ」とい うコメントをしていた。訊いた時に「なるほど」と思った。相手に何を食べ させたいか?から始まり、材料を買出して、味を気にして....その瞬間まで に払われる努力と気持ちを一緒に食べているからおいしいんだと。  音楽を聴くときだって一緒。雑誌やテレビ、ラジオで記事やインタビュー を見聞きして、彼らの行動や楽曲が出来た経緯をより一層理解したいと願う。 背景も一緒に取り込もうとしているわけである。そして今製作過程に踏み込 めるチャンスが与えられて、何も感じなかったとか長いだけで退屈だったと 文句言う輩がいたとしたらそれは悲しいことだ。  考えてもみてほしい、ジョンのヴォーカルの実力の程を....俺のファヴの 中では下から数えたほうが早い(爆)。これまでのアルバムが苦労の末に完 成したことは察しがつくし、DVDをいい内容にしようと何度でもテイクを 試みようとする姿をどうしてないがしろにできようものか?ジョンとて人間 である。完璧ぢゃない。リッチーに1曲歌わせて満を持して、1回失敗した "always"に再挑戦した時は、思わず爪がのめり込んで痛いくらいに掌を握り しめて緊張の面持ちで彼を見つめてた。苦しげな表情の末、成し遂げた時に 贈られた拍手はこのツアーいちだった。そんな血の通った暖かいライブだった。  更に俺的にはこの日の目玉は「バウンス」中珠玉のバラッド "you had me from hello"だったと思う。しかもちゃんとわざわざBGVあ りなんて、なんでいままで演らなかったのぉ〜(涙)。欲を言えばアコース ティック経験のある"i'd die for you"や"never say goodbye"も加えてよか ったとも思うんだが、「バウンス」からの強力な6曲が削られるくらいなら 良しとする。  中音域がまだ出せない体調状態が続いてたので、終演後近くの焼肉屋へ。 この日連れは元同僚。やはり10年以上の付き合いだ。ウチの一事業部門が 収束したのを受けてリストラされて、別の会社に就職したが(元々派遣会社 の人)、仕事押し付けられすぎて、好きなSMAP・福山雅治遊びもできな いほどで居心地悪いらしい(笑)。まぁ、今は俺も休み拒否されるから似た ようなもんやな。「予告なく休む」って姑息な手で逃げてる(爆)。会場で 席に着いて顔あわせた途端に愚痴が始まりそうなぐらいだったからストップ させてライブに集中させる。その話題だと飯食っててもマズくなるだけだと も思ったが(笑)、まぁ発散させてやった。 「ライブが生きてる証」で意気投合した俺達。キミも少しは元気になれたか? 1.love for sale 2.livin' on a prayer 3.everyday 4.everyday (take2) 5.someday I'll be saturday night 6.bed of roses 7.mystry train 8.joker (steve miller band) 9.joker (take2) 10.born to be my baby 11.in these arms 12.misunderstood 13.misunderstood (take2) 14.always (mistake ver) 15.right side of wrong 16.you had me from hello 17.joey 18.joey (take2) 19.heroes (david bowie) 20.the distance (stopped) 21.the distance 22.I'll be there for you (rs ver) 23.always (perfect ver) 24.livin' on a prayer (with string) 25.blood on blood 26.diamond ring 27.living in sin (stopped) 28.living in sin 29.have a little faith in me (john hiatt) 30.I'm sleep when I'm dead 31.runaway (stopped) 32.runaway 33.wanted dead or alive
     今のところ「バウンス」からは9曲がプレイされたことになる。 「クラッシュ」の時は10曲だったからあともう1曲欲しい! "open all night"なんて贅沢は申しません。"all about loving you"なん か聴きたいなぁ。  名古屋は日帰りにされたりする可能性があるけど(それまでも飛ばしに あってるわな)過去2回は他で聴けなかったレアな曲(00年に "I got the girl"、01年に"raise your hands")がかまされてるんで、 まぁ期待はできそうかな?  いよいよあと1本! そして....ス、ストラップを手に入れる、ラ、ラストチャンス(号泣)
    1/21(火)  まずはストラップGETのご報告(苦笑)。この日も有休を取り、朝イチ で主催事務局からグッズ販売会社の電話を聞き出して販売スケジュールを確認。 俺 :「これまで5回いつも売切なんですよ。今日が最後のチャンスですから。」 女性:「はい、ご苦労おかけいたします、がんばって下さいね!」 なんていう変な会話(猛爆)を交わした後、ホテルのチェックインである 15時までには着くよう乗変して、16時半には一旦ドーム前に着いた、そ の成果である、のはずである。いや、名古屋人がグッズに興味がなくて売れ 残ってたからなんて想像したくない(笑、実際終っても他の会場のように長 蛇の列ができることはなかった)。  さてと、名古屋は....ドームの半分くらいしか埋まってなかった(2階席 以上はなし)。故なのか、もともとなのか、ノリにもかけるし、終始静かだ し。21時には終了、前回同様また最短で、東京最終日とは1時間近い差が ある。前回みたいに彼奴等に最終で東京に帰ることを決めちゃわせるなよ。 ラーメン好きなジョンにはきしめんを食わせてでも引き止めようよ(爆)。 去年のHTPツアレポでも書いたが、面白さを半減させているのは自分達の せいだと気づいてほしい。ステージと観客が一体になってこそ始めてマジッ クが生まれるんだということを。  目玉は"always"のエレクトリックがあったくらいだったかな?しかも前半 にポジションを据えたことで横アリのアコのヴァージョンよりもちゃんと声 出てて唄えてた(苦笑)。声が戻った俺にもリハビリにちょうどよかったし、 ツアー・ファイナルとしては盛り上がり欠けたが、楽しかったライブである ことに違いはなかった。  ちょっとお水系に見える超キレイなねぇちゃんが一人で前に座っていたの が終始気になっていた。途中からブルーのペン・ライト(今回ファンクラブ からはブルーのペン・ライトを持ってくるよう指示が出ていたらしい)を大 きく振るでもなく、両手の指先で持て遊ぶかのように触っている仕草が超可 愛いかったんで、終演後思わず声をかけたくなっちゃったが自制(爆)。 いや、帰ろうと思えば東京への最終に間に合う時間だったんで、規制退場に なる前に抜けたのさ。でも結局ホテル代もペイ済みだったんで、せっかくだ し、この余韻を楽しみながらこの地で最終日を終えることにし、風俗店犇く 街の真っ只中にあるホテルへと帰還した、おしまい。  え?まだその先が知りたいって?野暮なこと訊くなって(爆)。 1.bounce 2.you give love a bad name 3.livin' on a prayer 4.everyday 5.raise your hands 6.runaway 7.it's my life 8.always (electric) 9.undevided 10.the distance 11.misunderstood 12.right side of wrong 13.I'll be there for you (rs ver) 14.hook me up 15.captain crush and the beauty queen from mars 16.I'll sleep when I'm dead 17.born to be my baby 18.heroes 19.wanted dead or alive 20.bad medicine
     落書きに書いてあった下書きを見た人は17日のレポに関して、最初と大分 違うこと書いてあるように感じるかもしれないな(苦笑)。ヂツは今日 (1/24)この日のブートレッグを手に入れ聴きながら、1週間前の記憶を 記録でリライトしなおして書いている結果だからだ(猛爆)。  「この日の過ち」についてはこれ以上深く追求することをやめたい。「些細 な行き違い - misunderstood -」というのはありがちなことだから。今はオール ・クリアな気分。それにコレだけ色々感銘を受けたツアーだったのは久しぶり だし、この日の思い出とてそうだ。やはりあったことにしたいぢゃないか?(微笑) この気持ちも常に「信じること」を謳うボン・ジョヴィのおかげである。 今回俺こそが最も再び元気を取り戻せたのかもしれない。 ありがとう。また来年戻ってきて、逢えたらいいな....
    (1/26追記)  今回どこも席がスタンドで、ステージで何が起こっているのか全然判らない 状態だったんだが、名古屋終盤でジョンが客席に何か投げたのを思い出した。 先程ラジオを聴いてその美談に感涙したので付け加えておく。  ジョンは自分が着ていた革ジャンを、アリーナ左前方でベッドに横たわって 呼吸器を付けながらも鑑賞していた闘病中のファンに向かって投げたんだそう だ。あいにく皮ジャンは彼の後ろへ飛んでしまったらしいが、奪い合われるこ となく、心あるファン達の配慮でちゃんと彼の元に渡ったらしい。 その人が元気を取り戻してくれることを祈ろうじゃないか。 「ひとつになった通い合う気持ち、それは誰にも分かつことはできない」
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    ◎9連休
     12月28日から。こんだけ長いのは俺が仕事始めて初めてとる
    長期休暇だと思ふ。。。もとい、ハネムーンでアフリカ行った時以来
    やね(苦笑)。しかもこんなに鈍言ネタとして書き込むのは絶対
    最初で最後かも!(爆)。
    
     ヂツをいうと、この期間、会社に入れないのである。ウチの会社は
    代々木にあって、正月異常に賑わう某神宮のそばなのである。なんで
    そうなったのかは知らないが(過去になんか事件があったのかもしれない)、
    ビルへの人の出入りを封じるために、この間2階へ上がる階段の前に
    バリケードを築いてエレベータも動かないようにするのが常となって
    いる。表玄関を閉めちゃえば済むと思うでしょ?実際閉じちゃうんだが、
    1階が喫茶店になっててトイレは階下のものを使うので通り抜けでき、
    結局誰でも入れちゃうから意味ないのである。
    
     Y2Kの時なんて泊まったわけだし、無理をすれば入れないことは
    ないんだが、無理したくない(爆)。ということでこの機会にだけは
    休みを取るようにしている。
    
    12月28日
    
     せっかくの休み開始とはいうものの、前回の祝日にあたる23日から
    喉を痛めて風邪を引いてしまい、24日は休み、それ以降仕事納めまで
    鼻風邪ながら無理して出てたので、最初の2日間は寝て過ごすことに。
    というのわ、24日かそこらにテリー(この文の中では以降テレビのこと
    を英国式にこう呼ぼう、微笑)をザッピングしてたら、大晦日に「007」
    新作のオールナイト先行上映があると訊いたからだ。年末の〆が11月
    渡英予定で観るはずだった007で終えることができるならウキウキ!
    ということで完治を目指して体調を整えようとするが、鼻づまりが
    なかなかおさまらない。。。(後述の理由によるんね、苦笑)
    
    12月29日
    
     とりあえず鼻づまりのまま、無理してでも買い物に行きたかったので、
    1時間ほど風呂に浸かった後、近くのスーパーへ大掃除用の洗剤類を
    買いに。。。のはずが
    電車に乗って西新宿までひとっとび(笑)。
     まぁ、年末やる恒例の行事だわな。とはいうもののブートレッグには
    2週間前の呑み会前に立ち寄って既に6万つぎこんでたりもする。
    でも、今回ドゥギー・ホワイトがヴォーカルを勤めたインギーのツアーの
    全ブートが揃えたくって、今日も二桁台の万札を持って徘徊。探したが
    広島のものしかなかった(涙)。他にも触手が伸びそうになったBJやら
    パープルがあったんだが。。。
    
    いかんせん、CDをまったく
    管理できてないので
    持ってる恐れがあって
    手が出せなかった(爆)
    
    急務だな、こりゃ。
    
     ごまっとうなCDに関しては(爆)、トニーマーティンが参加してる
    ロンディネリのアルバムが明日届いて今年リリースの新作を全部聞き終える
    ので、「お気に入り」の決定稿が出せるかな。。。いやはや今年は好きな
    ヴォーカリストがバンバンリリースしてくれたので充実してまちた。
    来年も期待できるだろうか?少なくとも来年こそはガンズ出てほしいわな(大笑)
    
     とりあえずネットで大晦日のオールナイト上映会の詳細を調べる。
    アレ?カウントダウンイベントなの?007以外にも2本新作があって、
    うち1本が、ほ、ホラー映画とわ。。。
    
    コワイの大キライイイイ
    
    
    12月30日
    
     隣町である吉祥寺へ行ってきた。昔は同居人とよく通って、正に「私達の街」
    だったが、ひとりで行くのはかれこれ2年ぶりではある。あまりかわり栄え
    しない街なのでとりたてて新鮮味はない(笑)。
    
     知人を訪ねる際のお年賀を買うのが目的だったが、輸入食品店で
    グレーヴィーソースを見つけちゃったものだからもう一人で興奮。ロンロンの
    ニュークイックで輸入牛ブロックも見つけて、2年ぶりのロースト・ビーフ作り
    の準備もする。ホントはクリスマス3連休に目論んでたのだが、BSEのあおり
    を受けてか、近くのスーパーでブロック肉を見つけることができなかったので
    その時は断念したの。
    
     基本的にひとりで過ごすお正月はとーってもシンプルである。
    
     元旦はお雑煮。中身は大根とほうれん草と鳥、かまぼこが添えられてれば
    なお良しで、あとはブロックで買うハムが必須。買うものが毎年決まっている
    ので迷うこともない(笑)。
     2日目の朝は飽きてなかったら雑煮だし、代替にイングリッシュ・ブレック
    ファストが出来る体制に...(あ、書いてて肝心の食パンを買ってないことに
    気づく...)夜はデリヴァリーの中華の飲茶セット。これが今年はロースト・
    ビーフに置き換わるわけだ。
     3日目は悪友と外食。ただし金土でなければの話。彼には通ってる所があって
    最近付き合い悪い(苦笑)。
    
     酒はいつものグレンフィディックがあればいうことなしだが、最近近くの
    酒屋でギネスの黒缶だけでなく緑缶も買えることがわかったので、今年は
    キリンラガー以外のビールも準備。バスペルエール瓶もあったので買ったが、
    あれ?栓抜きはどこかな?(爆)
    
     で、ウチの大掃除は正月休み明けまでめいっぱいかかるのが常になってる(爆)。
    なにせ普通の掃除をしないので、普段はゴミが山積みになってるからそれを
    一斉に片付けるとなるととっても大変なのである。「かたづけない症候群」って
    やつか?理由あって昔はマメだったけどね(笑)。
    
     最近は仕事にかまけてそうならざるをえない。とはいうもののCDが
    管理できてないのが一番ツライから(なにせスキャナがCDに埋まってて
    ジャケ写もキャプれないからホーム・ページが年1回の更新という状態、苦笑)、
    この機会を逃さないようにしなければ。やる時はやるんだよな、俺。
    今回は最終日にカーペットも替えるぞ。
    
    12月31日
    
     渋谷パンテオンでのカウントダウン映画イベントに参加。今回で10回目
    を迎えるらしいこのイベントも、映画界の斜陽を受けてか、東急文化会館が
    今年後半に全館閉鎖されるのにあわせて渋谷では最後だという。てゆーか
    カウントダウンなんてライブものが主流で、映画でこんなことしてるなんて
    知らなかったわ。とはいうものの、開場15分前には当日券売り場には長蛇
    の列。結局入りきれなかった人もいるらしく、1200人のキャパで俺の
    前後あたりででも2階席後ろが埋まってしまうという盛況ぶりには驚き。
    結構マニアっぽい人ばかり。司会は襟川クロ女史であった。
    
     カウントダウン前に上映された1本目の「ゴーストシップ」(今月公開)。
    俺が苦手なホラーである。。。
    
     豪華客船での比較的優雅なシーンのタイトルバックでちょっと観る気が
    そそられたが、次第に音楽がダークな表情に。そしてジリジリ仕掛けられて
    いく虐殺のカラクリに、もう次に起こる展開が見えて。。。案の定
    次の瞬間スプラッタスプラッタ(失笑)。ハンバーガーを食べながらだった
    らしい後ろのカップルの女の子のほうももう小声で泣きじゃくってるし。。。
    俺ももう目を細めてぢゃなく、完全に失神気絶したふり状態(汗)。
    
    ボケ!カス!おんどりゃあ、
    よい年だった2002年の
    最後の最後の90分を
    こんなクソな映画で
    台無しにしやがって!
    
    他の2本に比べてあきらかにミスキャストだよ。
    自分にとって何の益ももたらさない時間を過ごさなきゃならない
    苦痛がいかばかりのものか。
     もう寝たふりしながら正月中にアップしたろと思ってる鈍言の構想を
    練ったりと早く90分が過ぎてくれるのを待つ。
    
     さて、その後あまりパッとしないカウントダウンと初笑いボードビルの
    パフォーマンスがあって、1時廻ったところで今年の目玉、俺待望の
    「007/ダイ・アナザー・デイ」(2月公開)。
    
     40周年で20作目、そしてピアース・ブロスナンが演じる最後の
    ジェームズ・ボンドという前宣伝がなくても、1分1秒でも早く観たいと
    思っちゃう007ファン(もとい英国マニア)だからしてかなりの期待は
    してたんだが。
    
     可もなく不可もないってところか。
    
     ストーリーをアクションの連続で綴ることに終始して、キャラが全然
    描き切れてない(あ、このフレーズ、SWの時にも使った、苦笑)。
    名前から日系人かと思ってた監督のリー・タマホリの「マトリックス」
    みたいな手法は2番煎じだし、悪敵方の強力兵器のSFXは大迫力だったが、
    ボンドはもちろん、絡む登場人物の人間味臭さが皆無では、どう肉体を
    ハッスルさせようが007の魅力は活きてこない。
    
     味方からも嫌疑をかけられ、ボンドが奮闘するという設定は(最悪と
    言われてるティモシー・ダルトンの)「消されたライセンス」の延長とも
    とれて、それなりにドラマの膨らませ方がいくらでもできようものを、
    パターンからの脱却を狙っているのかSFXでのゴリ押しはあまり気持ち
    よくない。それって「ムーンレイカー」等で奇想天外すぎてパロディに
    なってしまったロジャー・ムーア後期作に通じるものがあってちょっと
    萎えてまう。。。透明にカモフラージュ可能なBMWなんて子供だましに
    さえ見える。
    
    
    どうした?
    「マティーニをシェイクして、
    ただしかき回さないで」の
    キメセリフは?
    14ヶ月ぶりのセックスの前に
    たっぷり出てくるだろうはずの
    セクシャルハラスメントすれすれ
    の言葉でのお戯れは?
    
    
     ジュディ・ディンチ演ずるMが女ボスになったMI6現体制になって脇を
    固める英国俳優陣の充実ぶりには一目置くものがあるというのに(前作撮影後
    に亡くなったリューウェリンの代わりに、ジョン・”パイソンズ”・クリーズ
    がQを演じることになってより一層濃くなったな)、前作・前々作のような
    活かされ方がされていないんではちょっとかわいそう。
    
     音楽では斬新さを求める俺でも映画では「定番は定番のままであってほしい」。
    
    いやこの場合は、故アルバート・ブロッコリをはじめとする先人の偉業に
    対するオマージュであるべきと言うのが正しいと思う。マドンナの主題歌にのった、
    お決まりなタイトルバックが秀逸だったこと、音楽では今回で3作連続となる
    ディヴィッド・アーノルドが、ジョン・バリーを継承しつつ独自の色を出そうと
    懸命に頑張ってた点を除いたら、1回観るだけで十分な、数あるうちの1本かな。
    これでわあまり好きではなかった「ゴールデン・アイ」のほうがまだマシ
    といったところか(苦笑)。
    
     てゆーか前作「ワールド・イズ・ノット・イナフ」が異色で出来過ぎだった
    せいもあるのかもしれない。DVDサンプラー付前売り券を買ったのでもう一回
    観ること(興収に貢献すること。これは次回作を見るために絶対必要な行為である)
    にはなるが、「SWエピソード2」のように数ヵ月後には素直に楽しめるように
    なってるといいんだが。
    
     ちなみに、今回は「悪の枢軸」北朝鮮人が敵役なんだが、
    これじゃ北朝鮮政府が諸手挙げて怒るの当たり前だわな(笑)。
    
     さて、終わってから長いブレイクがあって4時。2003年映画予告編
    特集に続いて次の「ハンテッド」(5月公開)へ。
    実は観るつもりはなかったんだが。。。
    
     「007」が終わってロビーで客同士のトラブルがあった。
    お歳を召したファン同士だったんだが、1時の上映前に片方の着席が遅れて
    片方がオープニングの例の銃口シーンをさえぎられて見逃したんだと。
     俺は放っておいて用足しに行って帰ってきたら収まってたんだが、
    トイレに入る間際に聞こえてきた
    
    「007は頭から観なきゃ意味ないんだよ!」
    
    と熱くキレる映画マニアおぢさんの言うことは俺からしても
    「ごもっとも!!!!」
    なんで(汗)、別の映画とはいえ、スクリーンに集中している他の人に
    迷惑かけて途中抜け出すのがちょい引けてしまったので、観ることにした。
    
     巨匠ウィリアム・フリードキン監督とこれまた重厚な演技をみせる
    トミー・リー・ジョーンズがタッグを組んだサスペンスものの佳作
    だったんで良かった。設定的には「地獄の黙示録」や「ランボー」みたいな
    (一番近いのは「ディア・ハンター」かな?)、戦争の後遺症がもたらす
    悲劇だから、幾分使い古された題材ともいえなくないが、ジョーンズの
    奮闘ぶりが、演技は勿論、よくこんなにアクションができるなと驚愕
    しながら眠気も起こらず(目を細めることもなく。苦笑)最後まで
    面白く観れた。
    
     終わったのが6時ちょい前、そのまま「初詣」に行こうと思ったのだが、
    時間の都合つかず、帰る。ま、そんな感じのニュー・イヤーズ・イブから
    新春初日の出までだった。
    
     次の映画ネタは5月の「スター・トレック/ネメシス」になるのかな?
    それともDVDが出たらオースティン・パワーズネタでも振ろうかな。
    
    
    いや、その前に買って封も開けてないDVDの山を開けなければ(爆)。
    
     1月1日
    
     徹夜明けで少し寝て、お昼前後に雑煮作って食す。ちょっとアルコール
    に漬かってから(笑)、台所回りをきちっと片付けた後、ロースト・ビーフ
    の仕込み(工程はたしか以前書いたので割愛)。結局この日は居間の掃除
    までは手が回らなかった。。。
    
     夜、メールをチェックしてて南アフリカの友人(冒頭にも触れた、
    最近トニー・マーティン関連を集めているのは彼の影響だったりする)
    からのいつものクリスマス・Eカードをまだ見ていなかったので
    ホールマークのサイトで受け取る。そのままお返しのニュー・イヤー・
    カードを送った。
    
     結局去年は一度もメールを返すことができなかったことを詫びねばなるまい。
    無視していたわけではなく、実はどう返せばいいか結構悩んでいたのである。
    
     10月半ばのメールでは最終学士の習得試験で忙しい中、奥さんの
    具合が悪くなったので面倒を診ていると書いてあった。
    「キミもかつて同じことをしていたのでこの意味がわかると思う」
    と続いていたので多分メンタルな部分でのケアの話だと察した。彼には
    97年英国から帰ってきた後にWSサイトを閉鎖した理由として話しては
    あったんで俺の過去を知ってる(そこまで話せる仲)。もっとも正確に
    伝わっているかは疑問だが。
    
     長年Covのライブ再開があったら英国で逢う約束をしていて、
    WS再結成が今年現実のものとなるわけだが、自分の再結成に関する
    感情を吐露する以前に、今の彼を想うと何も言えまい。
    
    「いつでもどこでも俺は君と奥さんが健やかでいることを祈ってるよ」
    と声をかけてあげるのが精一杯だった。
    
     気遣ってそれ以上の言葉を英語でかけてあげることのできない
    自分をつくづく情けなく思う。。。
    
     1月2日
    
     朝から居間の掃除。昼過ぎてちょっと休憩してロース・ビーフの焼き
    の工程。焼き時間は30分強。ちょっと時間が足りないような気がしたけど
    (直火焼きというより、てんこ盛りの香味野菜の中で蒸し焼きって感じだから)、
    とりあえず冷やして様子見。
    
     その後ギネスで一息入れて掃除を再開したら、酔った不注意から掃除機で
    ペットボトルのキャップを吸ってしまった(汗)。ホースの途中で止まって
    しまい、どうしても取り出すことができない。吸い込みが止まってしまうと
    せっかくの掃除が続かないので、仕方なくヨーカドーまで掃除機を買いに。
    「きよしとつよし」を買う(オイオイひらがなでなく漢字で書け)。
    うう、また粗大ゴミが(涙)。
    
     夜、悪友にちょっと挨拶のつもりで電話を入れる。
    
    これが3時間も話すことになるとは
    思わなんだ(苦笑)。
    
     ちなみに携帯だけで2時間喋ってバッテリー切れは初めての経験。
    来月の電話代がコワイ(爆)。
    
     2年近くも「あること」(男同士のひ・み・つ。爆)に固執してて、
    あまりにヤツが煮え切らない態度をとってるのを見てて、
    いい加減俺もちょっとキレ気味で
    
    「状況を変えたいなら口だけでないで自分を変える行動にうつせよ!」
    
    と本音をぶちまけた。かなりケンカ腰にだ(苦笑)。
    
     俺がそんなこと言えるタマではないんだが、自分への戒めという
    意味も含めて(苦笑)。
    
     23時すぎてやっと夕飯。ローストビーフを切ってみる。うーん、
    中身の色具合なんかはなにげに上出来(ルンルン)。ただやっぱり肉が
    安いだけあって食感がX(ペケ)。
    
     なるべく薄く削い切りにしてサンドイッチの中に入れて食ってみると。。。
    これが結構イケた!
    
    
     いや、実際は味付けに使ったグレーヴィーとマスタードソースが激ウマで
    救われただけだったような。。。(汗)
    
     その後同じものを作ってランチボックスに詰めてから寝た。
    時計は朝7時を回ってた(挙動不審)。
    
     1月3日
    
     昼間は雪がちらつくのを眺めながら布団の中でギネスをかっ食らってた。
    夕方に悪友を呼び出して車で近くのドンキー・ホーテへ。コタツが
    欲しかったので付き合ってもらった。
    
    
    今だから言おう。
    実はこの2年間、エアコンなしで
    生活してたのだ(驚)。
    
    
     2年前にエアコンの運転ランプが点滅して動かなくなって以来、
    俺の部屋は冷暖房なし(爆)。その間、2度づつの猛暑と極寒を経験した。
    特に冬は布団の中にいないとマジ凍死しそうになるくらい(猛爆)。
    大家に頼んで直せばよいものを、知らない人間に部屋に上がられたりする
    のはイヤぢゃん?それにそのために掃除しなくちゃいけなかったり、
    平日休んで修理させなきゃいけないことを考えると面倒なんでしなかったワケ
    (いや、ヂツはもうひとつ大きな理由があって、壊れていることを理由に、
    偶に帰りたがる元同居人を阻止するためもあった、失笑)。
    
    
    大体ウチに帰って来て寝る時間より
    会社にいる時間の方が全然長い人間
    だし(休みもないし。号泣)
    よく言えば「季節の遷り変りを肌で感じるいい機会」なので(唖然)
    気にもしてなかったんだが、さすがに冬のこの時期の長期休暇になると
    暖をとらないと死ぬと思って(おとといからギネスをかっ食らって
    ばかりいるのはヂツは暖をとるため。しかし全然酔わないんだよな。
    東北出身やロシア人が酒強いワケが判った、爆)、なんか暖房器具を
    買うことにした。
    
     体はもともと毛皮着てるので(知ってる人は笑ってやって下さい)
    平気なんだが、毛の生えてない手のひらと足が悴(かじか)むのが
    意外に辛いんで、最初は電気カーペットにするつもりだった。
    そのことを電話で話してて、ダチに
    「ならコタツのほうがいいんじゃない」と言われて心変わり。
    
     で、店に行ってみるとコタツが見当たらない。。。代わりに
    目にはいったのがハロゲンヒーター、知る人ぞ知る、通販でよく
    目にする扇風機の形をしたアレである。
    
     前に立ってみると思いの外あったかくて、かつ消費電力も500W
    以下。お値段も4000円弱。
    
    「コタツを見つけたとしてもコタツ布団も買わなきゃいけなかったり
    して結構な出費になるから、ならコレで充分ぢゃん?」と即決で購入。
    
     帰りにリカーショップでまたギネスを買いダメしてこの日の買い物
    1万足らずで済ます。お得にすませたわん。
    
    
    
    
    
    
     しかし、甘かった。ハロゲンヒータというやつはスポット的には
    暖かく感じるものの、少しでも離れるとそうでもないし、近くにいる
    と低温ヤケドしそう。。。
    
    これが安物買いの銭失い?(失笑)
    
    
     1月4日
    
     また朝7時就寝だったので昼過ぎまで寝てる。そーいえばこの正月
    はテリーをほとんど観ていない。元旦に偶々「ショムニ」を観たくらい
    かな?今日は大晦日に撮ったジャニーズの年越し番組(だって
    TOKIOが出てるんだもん、笑い)をPCで観て、その後フジで
    「トリビアの泉/正月スペシャル」を昼間やってたのでリアルタイムで
    観て大笑い。
    
     昔から好きなのだ、フジの深夜番組って。この番組も偶に観ている。
    視聴者から送られてくる信じがたいが本当の話を紹介して、芸能人
    パネラーがそれに点数をつける番組で、点数の単位が「ヘエー」(笑)。
    
     今回は「KFCのカーネルおじさん人形はホントに度が入っている
    メガネをかけている」とかが笑えた(知ってたけど遠視用だという
    ことまでは知らなかった)。てゆーか、「明日使えるネタ」が売り
    みたいだが、正直いってその場で笑い飛ばすだけで、持っていても
    しょうもない知識ばかりなのでよくは覚えていない(苦笑)。
    
     その後、トイレと風呂掃除。お湯とはいえ結局冷めるから水仕事
    はキツイ。なんか藁にもすがるような思いで(笑)壊れたエアコンの
    スイッチを久しぶりに入れてみたが、やはりランプが点滅するだけ。。。 
    
     でだ、点滅しているランプを見てて、ふと一旦コンセントを抜いて
    挿しなおしてみたらどうだろう?と直感的に思いついたのでやってみる。。。
    
     点滅が消えて除霜/ホットスタートのランプが点く。
    
    う、動いた。。。しばらくして温風が吹き出してきたのであーる。
    
    なんかすごーく感動した。これで残りの冬が越せる。。。
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    と同時に、この2年
    なんでこんな簡単なことに
    気づかなかったのかと
    涙したのはいうまでもにゃい(爆)。
    
    
     ちなみに明日はこの2年間でエアコン室外機の横の隙間に
    作られてしまった鳥の巣(作りかけで住民なし)を撤去しなければ
    あかんな(汗)。
    
     1月5日
    
    Perfect Day by Skin (ジャケ写で象が交尾してるヤツ)
    
     とうとう休みも最終日。
    上から読んでも下から読んでも最良の日の予感が!!(意味不明)
    
     起きて早速朝食の準備。2年ぶりに作って食す
    
    フル・イングリッシュ・
    ブレックファストである。
    
    ・スターターの100%グレープフルーツ・ジュース!
    ・目覚めを促すポットいっぱいのフォートナム&メイソン製ブレックファスト
     用紅茶 with フレッシュ・ミルク!
    ・これだけでもお腹を満たすに充分なナッツ&フルーツのシリアル
     with フレッシュ・ミルク!
    ・ふんわりバター・トースト!(カリカリに焼けるサンドイッチ用がなかった
     ので6枚切りで対応)
    ・卵は勿論、ハム・エッグ with 焼きプチトマト添え!(だって正月用ハムが
     余ってるんだもん)
    
     これでソーセージかハッシュド・ポテト、トースト用のプレザーヴが
    揃ってたらまさにパーフェクト!しかし、あったらあったでかなりな量なので
    一人では食いきれないのは目に見え(笑)。
    
     空腹を満たしてから、室外機横の鳥の巣の撤去。
     なんか壊すのが勿体ないくらいアーティスティック。メチャクチャな量の
    枝(しかも1本1本がかなりの長さ)が凄く細かく編んである。自然界が
    もたらす巧みな技術と、払われただろう労力に少し感動。ただし、
    
    「こんなデカイ枝を運べるのはきっとカラスだろう。。。」
    
    「ウチを始め、世のゴミ集積場の荒らし」が作ったもんだと思ったら
    ちょっと興ざめ(笑)。改めて知能の高さに更なる脅威を感じた瞬間。
    なにげにかなり怖いんだよ、徹夜で明け方帰ってくる時にあの集団に
    遭遇すると。。。(苦笑)
    
     午前中のうちに髪を切りに散髪屋(今時そんな言い方せえへんて、笑)へ。
    これから1ヶ月暴れる前にウザくなるのがいやだったので、前準備である。
    
     ここにはかれこれ6−7年近く通っている。その昔は一家総出で
    営まれている昔ながらの「床屋」というイメージそのものの店だったが、
    徐々に店舗改装されていって、この夏には息子さん達への世代交代を狙って
    店自体かなりオシャレな美容院風にイメージチェンジ。おにいちゃん達も
    着るもんが制服から普段着になって、腰のポーチに道具をつっこんで
    カリスマ美容師気取りはじめか?(微笑)
    
     しっかし、かつてのFMラジオに変って流しだした音楽のオムニバスが
    とーっても意味不明。ブルーズ・80年代ヒット・オールディーズに
    混じってトランスまで(爆)。
    
     前回の時もクラプトンの"Old Love"、U2の"With Or Without You"で
    狂喜状態に入ってしまったが、今日の選曲は一発目の"Need Your Love So Bad"
    で早くもKO号泣。他はマドンナ、デュラン・デュラン、クラプトン、
    トランス等々。。。やっぱ理解不能(爆)。
    
     シャンプーをしてもらった際に、いつもは感じないラズベリーっぽい香り。
    徹夜明け状態の俺になんか凄いリラックス感を与えてくれたので、
    「今日使ったシャンプーは分けてもらえる?」と頼んで購入。2800円也。
    でも帰って来てすぐさま香りを嗅いでみたらなんか違うような気が(汗)。
    まぁそもそもシャンプー自体には「お選びの際はサロンのスタッフと
    ご相談下さい」とある。本来髪質本位で選ぶものなので、気を遣って乾燥髪用
    のにしたのかえ?それとも単ににいちゃんがブルーベリーガムかなんか
    噛んでただけだったりして(汗)。
    
     午後になって、元旦から行くに行けなかった「初詣」へ。ただし
    俺自身は無宗教なので、行くこと自体に別に意義を持っているというわけ
    でもない。偶に調布の深大寺に行くくらいだが、それだって名物の
    年越しそばを食いがてらだ。今回も目的は知人に新年の挨拶とお年賀を
    渡すためだったりする。
    
     昨日の時点では会社のある代々木に近い某神宮へ足を運ぶつもり
    だったが、元旦徹夜で渋谷からの帰りに、山手線に乗り込んできた原宿
    からの参拝客を目の当たりにしていて、なんかまだ混んでいそうにも
    思えたので、急遽新宿で済ませようと、思いつきで花園神社の方面へ出向く。
    
     もともとそこでなくちゃいけない理由がなかったのだが、行ってみて
    まさか
    
    「でかいチンチンの像」やら
    「宇多田ヒカル母の歌碑」があるとは思わなんだ(汗)
    
    
     ユニークなものに出くわし、微笑ましくもまったりした時間を過ごす。
    俺の周りの人が今年も健康かつ幸福にいられますように。。。
    そしてボン・ジョヴィのツアーが無事に成功しますように。。。
    と、賽銭ちょっと多めで願をかけて帰る。
    
     夕飯はダチを誘って焼肉屋。とにかく1週間ぶりに米が食ひたかったの。
    ワガママな俺の驕り。地元武蔵境に「でん」というチェーン店が元アイ・
    ホップの敷地に出来て久しいので行ってみた。久しいってゆーか、前に
    焼肉食いに行ったのはBSE問題前である。
    
     ちなみに100メートル手前に安楽亭があっていつも通ってたが、
    最近は駐車場見てもガラガラ。一方、こちらの店は結構な混みだ。
    肉厚なボリューム感が魅力といったところか?特上タン2皿、ロース2皿、
    ハラミ300g、豚トロ1皿、チェシャ菜、あとは別個で俺はユッケ、
    中盛ご飯、半クッパ。食いすぎ(爆)。ベルトを緩めて、ボタンもはずす。
    ユッケ食うときの幸せ感っていったらもう天国。
    
     幸せな気分になるためには、努力して働いて、大切なお金をあくまでも
    活き金として使う。。。
    そういうことだ。
    
     ウチに帰って来て、ダチにインターネットをさす。コイツには結構
    高性能な自作PCをやったのだが、全然使えてない(というかモニタを
    持ってないで低解像度なテレビに繋いでる程)。
    とりあえず俺が毎日覗いている占いのサイトで自分の運勢を見せてやる。
    たとえば 
    http://horoscope.msn.co.jp/aries.htm とか
    http://www.szeus.co.jp/horoscope/aries-wy.htm とか
    http://stars.metawire.com/japan/index.htm
    
     占いなんて信じてるの?前にどっかに書いたが、「信じる」のではない。
    
     いいことが書いてあれば何か行動をとるための勇気を与えてくれるし、
    悪いことが書いてあれば思慮深い慎重さを与えてくれるような、
    行動指針としてならアリだと思う。だって、ウヂウヂして何もしないで
    無駄に時間を過ごすより、思い切って、してみようという気になった
    ほうが人生楽しいぢゃない?ハメをはずしすぎないかぎりは!(苦笑)
    
     特に「ジョナサン・ケイナーの星占い」は英国特有のユーモアを
    含ませながら、あくまでも抽象的に提示される判断は、読んでいて
    いろいろな捉え方をするのが楽しくて3年間毎週覗いている。
    自分の運勢見てみて、野郎もなんかやる気が出てきたみたい。
    その後、エロサイトのブラウズに一生懸命だった(俺もキライでわない、爆)。
    
     ちなみに俺の年運は上のリンクを見てくれ。だからこう言ってる
    意味がわかると思う。「前半は私生活や趣味の世界で大賑わい、
    毎日がワクワクの連続」だそうな。後半まで持ち越すことなく
    最大限に愉しめとだと。
    
     こうして9日間の休暇が楽しく締め括られた。
    
     さ、明日からまた仕事!結構正月中の苦情処理ありそうだが(苦笑)、
    頑張って働いて同時にBONを楽しもうでわないか!!
    
    
    
    
    
    
    
    
    あっ、結局大掃除の続きは?
    CDの整理もカーペットの
    敷き替えもなーんも
    してましぇん(苦笑)。
    
    
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    Written by Shuichi "KINO'89" Kinoshita / email:kino@kino1989.net