KINO's Internet DJ TOP

※以下、Niftyserve(現@Nifty)のロックラインフォーラムへの投稿からの抜粋です。
議論が目的のBBSですから他に多くの発言(その数226)をしていますが、個人的意見を通した
アーティクルを抜き出してみました。他の方の意見部分は引用せずに概略に変更。当時の口調は丁寧語。
そのまま残しました(笑)。執拗な顔文字もビシバシ(爆)。

  • ◎THIN LIZZY LIVE AT SIBUYA
  • ◎TRIBUTE TO MEMBER OF LIZZY
  • ◎PRIDE & GLORY
  • ◎JAPネタ3題
  • ◎ぶりぶり’94
  • ◎RE:「私」という言葉の重み
  • ◎私のSKINの色(^^;)
  • ◎THUNDERの新たなる野望
  • ◎歌うために生まれてきた男(ウーン名コピー)
  • ◎RE:ジャパメタの話
  • ◎R. BLACK (SHARK ISLANDのVo. 念のため)
  • ◎おかえりMr.America S&B
  • ◎BRUCE is ALIVE!
  • ◎男ですが(^^;)デヴィ・カヴァを愛す人
  • ◎b.l.o.w.に手を出すな(^_^;)
  • ◎b.l.o.w., SKIN and THUNDER
  • ◎C.DuarteとBuddy Guy
  • ◎C.Duarte & B.Guyでblues...Continue
  • ◎Eireへ戻ってどうぞ安らかに.
  • ◎Skunk Anansie は強烈(^_^;)
  • ◎BAD COMPANY
  • ◎Ode To A Black Man
  • ◎Omigoto THUNDER
  • ◎人に歴史あり(^^;なんじゃ?)THUNDER
  • ◎彼女に関する2,3の事柄 (SKUNK ANANSIE)
  • ◎Adiew Marquee
  • ◎Richie Kotzen & Joe Lynn Turner
  • ◎He's cool! Doogie White
  • ◎ベストテン投票
    
    ◎THIN LIZZY LIVE AT SIBUYA
    ◎TRIBUTE TO MEMBER OF LIZZY
    
    このコンテンツはここへ移動させてもらいました。
    
    Top
    ◎PRIDE & GLORY 94/12/03  レポートありがとうございました。  来日公演は延期前の発売時はあまり興味なくてとってなかったのですが 延期後にキャンセル分あまってないかと問い合わせたら「当日券にする」 と言われてしまい...結局急な仕事でペケだったけど。  それでもこの夏、英国で4回ほどオープニングアクトでの彼らを見ました。  選曲で攻めの一方だったのはやはりプロモーション的意味合いが 大きかったからだろな。最近の流行りでもあるし...久しく聞いてなかった サザンロックをほうふつさせてくれたと言う意味ではこのバンドの「らしい」 部分も聞いてみたかった。  でもそれだからこそ感じられた、彼らのLIVEの あの「音圧」。 妙に気持ちいい! プレイもラフかと想いきや、結構緻密で...どこの会場でも 「HORSE CALLED WAR」ではヘドバンの嵐、 「WAR PIG」の15分以上にわたるインプロビゼーションは まさに圧巻でした。  考えたら私が初めて見た3ピースバンドだったんだな。各人のパートが 凄くて初めて成立する難しい形態。私にスゴイと思わせたんだからヤッパ スゴイ!ベースのジェームズロメンゾの存在感とテクには一目置いてた のですが、やめちゃってからはあんまりバランスよくないのか...  相変わらずビール飲んで例の「クジラさん」連発ですか?6本とは 返す言葉なし。飲んでてあんだけしっかりしてんのも初めて見たな。  この時を含め、直前のモンスターズオブロック、ギブソンイベントしかり、 このあとすぐにヘッドライナーでサーキットしたりと、今年の彼らがUKを 主な活動の場としてたのはやはり元OZZY BANDという強みからかも しれない。  ほとんどの人は座って見てましたが、いてもたってもいられない人たちが どんどんステージ前へつめ寄って声援かけてるのをみてオープニングアクト 慣れしてない私はちょっぴり感動してしまいました。  ホント海外は1粒で2度オイシイよな。 Top
    ◎JAPネタ3題 94/12/24  おととい、ここでちょっと話題になってるビデオアニメ「ワイルド7」、 夜中TVでやってたので見てしまいました。 (後日注釈:日本のDeep Purple「紫」のメンバーがサントラ製作)  「HIGHWAY STAR」、シーンとあまりマッチしてなかったよーな 気がしてちょっと残念。曲が悪いわけではないんよね。  紫はスタジオ盤とライブ盤の2枚を聴いたことがあるのですが、よくもあの 世界を日本人でこなせたなぁと感心してしまいました(聴き直そうとおもったら TAPEが見つからない。Q盤だから買ってしまおか)。  当時を知らないのですが、評判はどうだったのかな?SNAKEの NIGHT HAWKS(今はちゃうけど)、ZEPのCINAMONといった、 今、昔をコピってるヤツと違って当時リアルタイムで2つのバンドが存在してた のを考えるとちょっと興味があります。  SLY、話題になってるので聴いてみました。ちょっとガッカリ。 というか、期待してたものが多分、皆さんと違ったからかも知れない。  ニイちゃんは2年前のNIGHTのLIVEのアコギグコーナーで初めて ナマで見ました。その時「ARES’LAMENT」(久しぶりに歌うんで 忘れたと言ってた)と数曲のカバー(「HAPPY CHRISTMAS」とか) 歌ってくれたのでしたが、素晴らしく感動してしまいました。  今回のアルバムはなんか、アプローチが去年のDIOのようで、歌ウマイのに もったいないような気がしたからかもしれません。  私のニイちゃん論はこの時の感動だけで、LOUD少々、 DED CHAPLINは聴いたことないのでデカイ顔できないのですが、 もしおすすめあったら教えて下さい。  さて本題のカルメンマキ&OZ、ではなくて寺田恵子。  マキOZのカバー集「悪い夢」を今日手にいれて、ギリチョン、今年の ベスト2に食い込んでしまいました。11月のLIVEで出るといってたのに 量販店には見つけられなくて、年内には出せなかったのかなとあきらめてた のですが、近くのレコード屋にチャッカリおいてあった。  13で出逢って歌い手になる決意を促してくれた尊敬の人の8曲のカバー。 寺田本人の念願がついに叶ったのですが、これが凄い!  5月の101曲LIVEでSABBATHやPURPLEに混じっても 遜色のない70’S H/Rに聴こえたのに、スタジオ盤では完全にイッて しまってる。  寺田は勿論、大谷令文やICHIROを始めとする各パフォーマーの 思いいれがいっぱい詰まったアルバムだと思います。8曲で60分という 大熱演がそれを証明してる。  勉強でマキOZもLIVE盤聴きましたが、まさにHRとジャニス ジョプリンの融合っていった感じで、SHOWーYAの寺田サイドがまさに この人の影響だったんだな(結局SHOWーYAはPURPLEの中村サイド とZEPの五十嵐サイドで突っ走ってしまうことになりましたが)。  今年ほど「70年代の名曲が今の世代に語り継がれていく瞬間」に 出くわして感動した年はなかったのですが、その締めを飾るにふさわしい アルバムでした。 Top
    ◎ぶりぶり’94 1994/12/28  LIZZYで今年のLIVEを締めくくったので残った1ヶ月は今年を振り返って あれこれ思いにふけようとしていたのですが、とんでもない「伏兵」のおかげで それどころではなくなってとうとうここまで来てしまった....  「伏兵」とはSKINのことで、こうも簡単、ものの見事にハマってしまって 我ながら驚き。とりあえず、赤の他に、新宿のタワー2軒でオレンジ・黄・うぐいすは 揃えました。  以前WOWの番組で見た「MONEY」からブリティシュさを感じたのですが、 その他の曲の方がよりプンプン匂わせてくるし、イキはいいし、偶然ながらも オイシイもんめつけた!  しかしライブ音源が欲しい!2枚組のライブシングルが出てるはず。確か以前、 タワーで手にしたことはあったんだけど、興味なかったんで買わなかった。 時既に遅し...  一体何色なのだろうか?(おいおい、肝心なのは中身)  西口回ってもまだブート類も出てないし、手に入れられるもんがなくなったんで お次にTHUNDERにかじりつきました。  持ってて1度しか聴いてなかった1枚目を聞き返して、曲がいいじゃないのぉ! んなことなんでもっと早く気がつかなかったの?  ひとえにアンディテイラーのオーバープロデュースのせいだな  だって今聞いてもサウンド面では彼のアルバム聴いてる錯覚を起こしてしまう。 人のサウンド押しつけて売ろうとするほど才能なかったバンドじゃないですよ、 ホントに。  で、またプロデュースに名前がある2枚目におそるおそる手を出したら... こいつが前作とケタ違いにブリブリしてて気持ちいい。完全にポールロジャース型 なボウズの澄んだ歌声にマイってしまいました。  新作も近いということで今度はリアルタイムでファンできるぞ。  続けてLITTLE ANGELS。 全く聴いたこともないし、ディスコグラフィーすらしらない。だだ、今年の U.K.では彼らの解散がわりかし話題になってたのを知ってた程度で、 何枚目か解らない「YOUNG GODS」を試し聞きしたら... ああ、またハマってしもた。  私はこういうイギリス人ウケするだろうタイプに弱いんです  B誌の古い号読み返したら誰かさんが「JAM」のレビューで「ツマラナイ。 聴く奴の気が知れない。HRでない。」と酷評してたのを見つけて思いました。 「だってHRではないもん」  本人達の意思とは無関係に、マスコミが勝手にHR扱いしただけでその言い分は ないよなぁ。  多分彼ら自身が自分達をHRバンドとは思ってなかったと思う。私は音から そう聞き取れたのでした  まぁ、マスコミがHR扱いしてくれたおかげで知る機会を得たのも事実なので 複雑な気分なのですが、もう少し早く気づいていればなんらかのフォローが できたのかもしれないとおもうと残念。私のここ数年で最大の失態でした。  何故解散してしまったんだろう。。。知ってる人いたら教えて下さい。  今、俺は猛烈に感動してる(By 星飛雄馬)。  まだまだ捨てたもんじゃない英国のフンバリ具合。復権の望みを賭けていた QUIREBOYSがものの見事に時流に押しつぶされてしまったのを見たら 辛くなって、この3年間新しい出逢いを怠っていたことを深く反省してます。  とにもかくにも今年は思ってもみなかったSNAKE・UFO・LIZZYの 3大LIVEを含めて、こんなにU.K.を身近に感じることができたのは 久しぶりでした。  来年もいいことたくさんありますように(ついでに女王陛下にもだ) Top
    ◎RE:「私」という言葉の重み 95/01/14 (年間投票で寺田恵子の「悪い夢」に1票入れてくださった、カルメン・マキを リアルタイムでご存知の方からのレスに対して。申し訳ないですが原文引用させて いただきます) >> さて,寺田恵子のカバーアルバムですが。日本語の歌詞でマキの歌う唄ほど「私」 >> という言葉が重みを持って封じ込められているのを余り聴いたことがありません。 >> それらの唄が持つ肌を刺すような痛みをマキが歌う以上の上手さで表現している >> ような気がします。(^.^)v  そうですね。ここの人にも興味湧けばと、わざとHRさを強調してしまいましたが 歌詞に自分の想いを当てはめているという点では、特にラストの『空へ』と『私は風』 で「私」を見事に演じきって...ではなく、まさに本人の今の心境を表現していて 熱いもの感じます。 あの時のLIVE(後日注釈:オールナイト100曲ライブ)では時間が時間な ものだからMCたっぷり聴けたのですが、SHOWーYAをやめた後、ある理由から わざとROCKでない道を歩むことになってしまって、今の自分を振り返った時 もう歌を捨ててしまって普通の人になってとしまおうか悩んだそうです。彼女には 放浪癖に近いモノがあるらしく、日本人には人気のない海外へ足運ぶことが多く あったそう。きっとそんな時に『私は風』のような気持ちになれて悩んでた自分の 生き方になんらかの答を見いだしたのではないかな。  『空へ』での「おまえ」はすべて「マキ」あるいは「あなた」と置き換えられる んですよね。  自分の気持ちに正直になって歌うことへの情熱を取り戻させてくれたマキの歌を 今唄いたいという気持ちが切に伝わってきているからこそこのアルバムを凄いモノ にしているのだと思います。  マキが歌った時にはどういう心境だったのかが興味深いです、この人の世界。 マキのバックグラウンドについてよくわかる文献とかないでしょうか? とりあえずは聞いてみるのが一番かもしれない。 あのライヴ直後に2枚組ライヴを古い値段の方で買ってしましました。半額近い 差だー、Q盤出る直前だったー(^^;)。これからは求め易くなるのでスタジオ盤 そろえていきたいと思います。  なんか、すでに過去の人って言い方してしまいますが、たしか数年前に活動  再開したんですよね?まだ続いてたら見てみたい人だ。  部屋違いっぽくなってしまった             ひとまずおしまい。 Top
    ◎私のSKINの色(^^;) 95/01/16  いよいよ明日に迫りました、私にとって最初のSKINのステージ。 この1ヶ月で私を夢中にさせてしまったバンドです。最初に「MONEY」を 聞いた時に「ブリブリしてたから好きになった」とここで書いたのですが、 その後落ちついて聞いてみると、何度聞き返してもあの曲にはブリティシュ感 ってのはないんですよね。むしろ他の曲のほうにある。ただ、THUNDER とかがもってる世界とも違う。たしかにポールロジャースのFREEとか BAD COMPANYに通じるサウンドもあるとは言えるけど、全てにおいて でもないし、この違いはなんなのでしょう?  他のバンドになくて、コイツらにあるもの。  ボーカルの唄い方を聞いてて、ふと8年前にU.K.シーンに旋風を巻き 起こしたあるブラックアーティストのことを想いだした(後日注釈:テレンス・ トレント・ダービーである)。上半身裸で長い髪振り乱して唄うとこなんか似てる。 あんときも俺、出逢えた事にメチャクチャな喜び感じてたよなぁ... 曲聞くと体が自然にノっちゃったし。  グルーブ感か、そうあの曲にあるのは独特のグルーブ感です。 「MONEY」が気に入ったのはベースのはじき出すグルーブ感にボーカルが 上手くノってるから  そして私の心をこうも揺さぶる一番の理由が、そんなブラックアーティストの 連想を抱かせるほど、このボーカリストが白人のクセにヤケに「中身が黒い」 ということにあるんだと気づいて、ぜーんぶの答がでたような気がした。 「皮膚の下に見える色は黒」 バンド名とジャケットの色はそう解釈できるわな。  LIVEに備えて歌詞のチェックしてた時にさらにそれが確信できたのでした。  「COLOURBLIND」は人種差別に対する唄なんておカタイ理屈ぬきで単純に彼の ブラックミュージシャンに対する敬愛の深さを測りしれる曲です。話題性とか カッコつけでなく、自然に湧き上がってくる疑問。  「WHICH ARE THE TEARS」の最後のシャウトなんかまさR&Bのソレよな。 歌詞もSNAKEの「CRYING IN THE RAIN」でも扱われた常套句だし。  「WINGS OF AN ANGEL」は(きっぱり)ゴスペルです、これは。  「MONEY」にしたって「労働と貧困」はBLUESで歌われる定番の内容じゃない?  音からだけじゃ見逃しがちになるけど、このボーカリストはちゃんと自分なりに 消化した「RYTHM & BLUES」を唄っている。確かに少し不器用にも 感じられるけど唄の上手下手でなく、これまで体験したことないくらい誰よりも 熱く唄ってる。  ここまで本気だされたアルバム前にして、私が好きにならないわけがないよ。  出逢いはTVで偶然だったけど、その出逢いに運命的なモノ感じた理由がやっと わかった。SNAKEのCOV以外は黒人で占められてるフェイバリット3大アーティスト の中に堂々と食い込んできそうな勢いをもったバンドです。  「好きなボーカリストはSNAKEのCOV、SKINのNEV」ゴロも合うし(^^)  むこうでは、人気あるとはいえまだ6ポンドの入場料でもLIVEしちゃう このバンドのそんな真摯な姿に、HR/HM好きといわれるこの日本が過小評価 のレッテルつけてしまってその熱意をシーンの片隅に埋もれさすようなこと しちゃいけないと思う。売れ線への方向転換もさせちゃいけない。 オープニングアクトだとしてでもそのLIVE行きを決意させたのはそんな 想いからでした。  私なんか、QUIREBOYSを途中で見捨てて、LITTLE ANGELSを 解散するまで知らずにいたという前科あるからなおさら強く感じる。 全力でサポートしなければなよ  「黒」云々といった私の個人的な意見抜いて単純なHRという面から見ても いいバンドであることは間違いナイと思うので皆さん応援してやってクダサレ。 Top
    ◎THUNDERの新たなる野望 95/01/28  お久しぶりです。さてと、てゅんでR じゃなくてTHUNDERの新譜が でましたねー。だーれもまだ聴いてないのかしら?そーれとも気に入らなかった のかなぁ?じゃぁ、お先に失礼。  100点花丸よくできました、もとい、よくやってくれました  最新にて最高傑作!私がリアルタイムではじめて触れるTHUNDERが このアルバムだったことは幸運以外の何物でもなかったよ。もう1・2枚目 聴くのがバカバカしくなってくるくらいいいアルバムだ。能ある鷹はやはり 爪を隠してた。  1st singleで、今度はZEPかよ...とチョイ肝冷やしたけど あの曲もこういう変化への過程であるなら納得。  「粋だね、いなせだね。この頑固物!何処の生まれだい?」  「グレートブリテンの生まれよぅ!」  M.I氏の邦盤ライナー、久々に唸らされてしまった。リキ入るはずだよなぁ、 こんなアルバム突き出されて。「聴き手の成熟度が問われる」...鋭い視点です。 おっしゃるとおり賛否両論でるだろなー。  でも2枚目の時点で興味なくなった人もいなくはなかっただろうし、これを 聴いて今から逃げる人がいても全然おかしくないとは思う。若干路線が変わった ように聴こえるし、例の一件もあって、ともすればこれが彼らのラストアルバム になるかも知れないように聴こえちゃう危険もある。  言っちゃう?言っちゃおう。これまでの楽曲はブリティシュロックの王道の コピーにすぎなかったんじゃないか?誰にでもやろうと思えば簡単にできるし、 踏襲しておけばとりあえずリスナーへも無難で、誰一人損する人もでない。 見るからに居心地がよさそうな、さも暖かそうな安全毛布を目の前に差し出 されれば誰だって欲しがります。今の時代に凍えてた私もそんな一人でした。  でも、ブリティシュロックってやつを、いつまでもポールロジャースか誰かを 引き合いに出して語っててもいいんでしょうかね?(ねぇ、評論家の方々) 90年代のブリティシュロックは所詮70〜80年代の焼き増しだと考えてて いいんだろか?  これまでにないオリジナルさ、今の彼等が表現できる(したい)音をこの 3枚目全体から感じます。シングルにカップリングされてた、これまでの彼等 らしい曲(実に素晴らしい!)を敢えてアウトテイクにしてまで表現したかった、 背伸びしてない今の彼等の姿が等身大に見えるのです。  ファンに媚び売って現状維持するのは簡単だったでしょう。でもアーティスト が客に尻尾振る必要はない。聴き手を突き放す危険があってたとしても、 失う物を恐れないで信念の赴くまま前進する。それが英国人の心意気ってもんよ。  彼等の意気込みが手にとるようにわかるからこのアルバムが余計魅力的に聴こえる。 よりブリティシュに聴こえるのです。  DONがこんなウマイボーカリストだなんて分からなかったよ。LUKEが こんな才能あるコンポーザーだなんて。  閉ざされた扉の向こうに見えたのはこれからのブリティシュロックでした。  大体、ブラスとハープとストリングスとファンキーなカッテングギターが 入ってて私が気に入らない訳ゃないよなぅ....俺ってブリティッシュロックが 好きというより、どうしようもなくイギリス人が好きなんだわな (でも猫は蹴っちゃダメ)。 Top
    ◎歌うために生まれてきた男(ウーン名コピー) 95/02/09  おおお、また素晴らしいボーカリストと出逢ってしまったよ(^^;スッカリ 狼狽シテル)v  その名はJEFF SCOTT SOTOだ!  YNGWIEは全部もってるけど、どれで歌ってたのか記憶にすら残らないくらい 没個性な人だと思ってた((^^;ゴメン)v YNGWIEに消されてるのよね)。  ただ、「PURPLE TRIBUTE」で、他のボーカリストの追随を許さないずば抜けた 歌を披露してたのをきっかけに「できればソロを聴きたい」と思って探してたら つい最近出てるではないか!  「LOVE PARADE」  これをソウルと言わずに何をSOULと言うー(^^;)vとびきりファンキーでゴージャス。 LIVING COLOUR,STEVE SALAS以来の黒の衝撃だね。この人達が好きな人なら許せると 思う(^^;ナニヲ?)v  私の今年のベストアルバム上位は間違いないぞ(まだ1回しか聴いてないけど(^^;)v)。  TALISMANとEYESもそろえてみるか....(^^;アカン完全ニKOサレテル)v 95/02/13  多分、これって彼にとってすごくプライベートなアルバムだと思います。だから 売れなくてもかまわないだろうし、「ボーカリストとしての」彼の本質云々の問題 でない、彼が今必要だと感じたからこそ作ったアルバムなんでしょうね。  ジャケット見て、歌詞追いかけてるとこの人の今願ってることが伝わってきます。 久しぶりに洗われたなぁ。 95/05/30  私、見逃してました(^_^) 。サンクスリストでは個人名で一番最後に出てくる人が このアルバムの隠し扉を開くキーだということばかりに固執してたもので(^_^;やはり 客観視できないわ)、テレンス・トレント・ダービー、サム・クック、プリンス、 スティーブ・ペリー、そしてフレディ・マーキュリーとクイーンらに影響受けている とは。この人、私てっきり黒人か、ハーフか、南米あたりの人だと思ってたのですが 違うのですか? 詳しい方教えてちょうだい。  最初の書き込み後、彼のHR系に色々手を出してみたのですが、この人にとって HRを歌うことはあくまで「お仕事」のような気がしてしまう。 (歌詞じゃないから引用いいよな?)  「また逢える時まで、毎日太陽が貴方に微笑みかけてますように J.S.S.」  私は早くもその時 -つまり2枚目のソロ- を待ち続けてるのですが(^_^;; 何年 待ちゃいいの)。 Top
    ◎RE:ジャパメタの話 95/02/09 (別の方を巻き込んで更に盛り上がる。笑)  (寺田の)「OUT OF BOUNDS」は投票2日前に「悪い夢」聴くまではNo.1でした。 HRからは程遠いからここではあまりお薦めしないけど、寺田の2−3年前から今に 至るまでの心境が痛いほど伝わってきて好きなんよね(毎度のことながら歌詞語れない から多くは言えないけど)。「悪い夢」ではマキの世界に当てはめた自分の心境ですが ここで聴ける等身大の姿(よく使うなぁ。虚飾もなく背伸びしてないってこと)も又、 彼女が見つけた新しい旅への出発を高らかに宣言してるように思えて聴いてて感動 おぼえます。  これ聴いてて(THUNDERでも思ったけど)、いわゆる「捨て曲」ってヤツはアーティスト が伝えたい真意をちゃんとくみ取ってれば絶対有り得ないんだということが分かった。 とかくアーティストへの非難として使われがちだけど、単に聴き手の努力が足りない んだわ、「捨て曲がある」と感じたら自分の「好き嫌い」とは区別して使わないとね。  さて、NIGHT HAWKSの話題が出たのでブチかまします。 国内部屋でも相当な人気なのですが、私には海外HRの基礎があった人に話すほうが 話しやすくて(^^)。私、NIGHTに関しては多分彼らの初ライブであろう'89 3/30から ほとんど首都圏でのライブ欠かしたことのないチトウルサイ人間なんです。私の ハンドルにも少し由来してる(^^)。  そうそう(1stが)今じゃQ盤で出てるんですよね。びっくりした。私、 その昔あまりに売れなかったから3000円時代のを5枚ばかり買ってあげてまだ開けて ないのがあるというのに。 (NIGHT HAWKSの1stがWHITESNAKEに似ているというご意見に)  だって青木は歌の師匠がCOVで、ギターの師匠がRICHIEですもん。そんな彼らが 私の琴線に触れないわけがない(;_;)  1stはオーバープロデュースなとこまで瓜ふたつでげしょ?彼ら、ライブでは 「TOKYO CITY BLUES」でもろ「WALKING IN THE SHADOW OF THE BLUES」のリフきざんじゃうし、 「CRY FOR YOU」の後半に「MISTREATED」をつなげちゃうし、レパートリーが少なかった頃 には「PEACE LOVING MAN(通泣かせ!)」、「FOOL FOR YOUR LOVING」 「CRYING IN THE RAIN」も カバーしてたり、2nd以降も音は離れてるけど曲名や歌詞にエッセンスちりばめてるし、 その愛情を惜しみなく発散させてます。 (37KARATについて)  覆面ユニットWHOOZEの37KARATですね。スゲーでしょ?カバーもあそこまでやれるバンド、 そうそうないっす。あれをライブで30分延々ぶちかましてくれる日にゃ翌日はいつも 筋肉痛でブッ倒れてます。"EVERY BREATH YOU TAKE"が入ってたり、"BILLY JEAN"と "FOOL FOR YOUR LOVING"をオーバーダブしちゃうセンス、同じ道辿ってきたであろう 私には応えられないもんあるし...  でもこれまで書いてきたようなこと、最近やってくれなくて(;_;)  4thはいいアルバムだけど、別に彼らじゃなくてもできる音だからあまり 思いこみないんだー。で、投票のコメントに「追っかけやめる」と書いてしまったけど 次回のライブも恐らく行ってしまうんだよなぁ、多分。絶対に。何がなんでも。 理由(ワケワケ)あって。(後日注釈:彼らのライブがまた俺の誕生日にあたった)  1500円ドブに捨てられるくらい、お金に余裕がある人(いないいない)は1st 聴いてみて下さい。笑えます(^^;)  笑われるようなこと、真剣にやりとおしてしまう一本気な性格。そんな彼らが私は 大好きです。 Top
    ◎R. BLACK (SHARK ISLANDのVo. 念のため) 95/02/19  MOREはつきません(^^;くだらん)  コメントにあの独り言書いてから、すぐにCONTRABANDとSHARK ISLAND聞き返して あれこれ当時を思い出してたところです(^^Good Timing)。  注意して聞き返してみたら、今好みのボーカリストと較べてみるとそれほど上手い ボーカリストではないのね(^^;ちょっと発声苦しそう)。  ただ歌のウマイヘタでなく'PARIS CALLING'のビデオクリップ一発で惹かれて しまったクチです(^^;男だよ、俺)。あのビデオで見られるVo.の鋭い眼差しに 何故か呪術にかかったように吸い込まれていく自分が妙に思えたっけ。コイツ しつこそう(^^;)。好みのオンナ見つけたらあらゆる手使っても(^^;黒魔術?) 自分に釘付けにさせて手放さないタイプだろうな、などと当時の私としては とてもうらやましく....(^^;イカンイカン)  実際、'LAW OF THE ORDER'のジャケットは「らしい」意味深な雰囲気かもし だしてたし、そのジャケットにまつわる美談にも感動したし(あれは写真でなく 絵で、その一部に4人が自分達の指を切って血を塗り、互いの結束を誓い合った らしい)、GUNSのAXLも認めるシンガーということもあって俄然応援したくなって しまった(^^)。あ、勿論アルバムの内容も気に入ったのはいうまでもありません。 今でも結構ヘビーローテーション。曲はカッコイイし、歌は情念的だし。  で、90年の最初で最後の来日。そうです、お盆でした(^^)しかも2日間もあった んだよね、今考えたら。それなりの人気あったのかな?初日の方を見に行きました。 新宿厚生年金の1階席後方(2階席の真下)で、音は割れて聴こえて最悪だったのが 残念(;_;)。  そういえばRichardは来日前にそれまでの長い髪を切ってしまってましたね。 しかもこの人、それまで私が築き上げてたイメージを完全に壊すくらい、ステージ上で 動きまわってました。「クネクネ」という表現はちょっと変だけど(だって同じ仕草 しててもMichael Jackson程機敏でないんだもん)、歌詞に合わせて手を空にかざしたり 胸に当てたり。カッコイイとはいい難いそのオーバーアクションぶりで失笑買ったかも (^^)でもその歌に込められた想いを伝えようとする真剣さに優るものはないよな。 AXLのパフォーマンスに似てたように見えたのは、実はAXLが真似てるのではないかな とも思いました。  あとはアコースティックによる'BAD FOR EACH OTHER'の時、ステージ前方でプレイ する彼ら4人それぞれに(上からだったか後ろからだったか忘れたけど)4色の ピンスポが当たって、なんか妙に感動してしまったのははっきり覚えてます。それに たしかカバーっぽいものはやらずに、メジャーデビュー前の曲と新曲を加えてフルセット のライブやったような気がします。日本では新人扱いながら、L.A.でのステージと同じ、 余分を排除して自分達の魅力を余すとこなく見せつけようとするそこらへんの心意気も 気に入ったなぁ。だからこそ次のアルバムも非常に楽しみだったのに..(;_;)  RATT & CONTRABANDツアーにおけるRichardの言動に対する批判から次第に失速 してってしまった彼ら(なんで「こだわり」を「わがまま」と解釈してしまうんだろ?) たしかSpencer[G]はMSGのアコギグのフォロー,Greg[Dr]はVinceのバンドにと流れて 事実上解散してしまったのよな...(個々のソロ活動だったと信じたいのに)  ジャケットを見る度に友情のはかなさと、こういう人が恵まれない境遇にいる現在 の状況にやるせなさを感じてしまいます。情報入ればすぐにでも再度サポートモードだ。 ネットニュースで探ってみよう。スキンヘッドになってたりして(^^;;) (後日注釈:いや、レスで彼、髪が薄いなんていうもんだから。爆)  5年だった今でもTシャツが何故かヘビーローテション入りしてるという... 単に奥にしまい込まないだけか。ボロボロになってまう(^_^;) Top
    ◎おかえりMr.America S&B 95/03/12  調味料じゃないんだから...  徹夜明けで渋谷をさまよい歩いていたら(^_^;渋谷で徹夜したわけではないの) (後日注釈:Bon Joviドーム公演の発売日だったと思う)。 待望の Shaw / Blades の"Hallucination"と出くわしました。  U.S.での発売は明後日と聴いてたのでラッキー!(死語)と飛びついてしまいました (11時開店まで待っててよかった^_^)。  Tommy Shaw...彼の名前とその音を知ってもう10年以上の歳月が流れようと しています。HRとの付き合いよりずっと長いんだな。「レモ-第1の挑戦-」 (U.S.が U.K.のJames Bondに対抗して作ったシークレット・サービス物。 第1で終わってしまったけど...コメディ過ぎたよ T_T)の主題歌"What If" (solo 2nd)、それと「マイアミバイス」で"Girls with Gun"(solo 1st)がBGMに 挿入されたのがきっかけでした。Styxは"Mr.Roboto"で知ってはいたけど、 Tommyまでには気にとめてなかった。  洋楽、とくにRockを真剣に聞きはじめて間もない頃。「擦り込み」にも似た 現象でTommy Shawはショートカットのイカしたヤンキー兄ちゃんとして私の知識 の中にその名前が刻まれました。  でも更に強烈な決定打を喰らったのは87年初めの3rd Solo "Ambiation"album。 "No Such Thing"のビデオクリップで久しぶりに見たTommyはそれまでのショート ヘアを今のようなフサフサロングにしてしまって 「女の子になってしまったぁ(T_Tすわ性転換)」  Bon Joviの成功とほぼ同時期だったと記憶しますが、一つ差でまだHRのウマミを 知らなかった当時の私は髪の毛の長い男には偏見を持っていました(^_^;髪がRock するんかよ!)。しかも心なしか声までも...なんて高い声だすんだよぉ。 ホントは声も髪型もかつてのStyxの頃に戻ったというのが正しい言い方なのかも しれませんね(が当時はまだ聴いてなかった)。  けっして花丸つけられるほど上手くはないんだけど、澄み切った唄声と心からの 叫びにも似た声の使い分けが妙に印象的。うまく表現できないが 「キラキラとまばゆい楽曲達」が凄く魅力的に聴こえた。  今回のアルバムも出ることだし、またここでもStyxに火が付いていたので 先々週CDで手にいれ直し、あらためて聴いてみたらいつの間にか1日に数回の ヘビーローテーションになってしまいました。今聴いても色あせることない、 むしろ「これが本当のTommy Shawなんだ」と強く感じさせるほどの秀作。 彼の音楽性をHRというカテゴリーだけで語ってはいけないことをあらためて 痛感させてくれたのです。  半分とはいえ、自分の名前を冠した今度のアルバムではまた「キラキラ」した 彼が聴けるんだろうか?と今日まで心待ちにしてました  で、やっと "Hallucination"(^^;長い枕詞)。  総じて言えばJackにコントロールされてるきらいもある。でもJackも NIGHT RANGERのラストコンサートでその人柄を知ってファンになったクチだから 許せる(^_^).というか、二人のおいしい部分が化学反応してできたからこそ 見ることができてた「幻覚」なのかもしれない。  期待してた「キラキラさ(少女漫画じゃねぇんだから^^;)」は残念ながら なかったのでしたが、それもそうだよな、いい加減「もういい年なんだから」 と変に納得(^^;;)。何より、そこには Damn Yankees こそが実はこうあって 欲しかったという私の思いに対する2人の回答が目一杯詰まってたように 感じたのでした.  小粒ながら良質な曲ばかり。特に8曲目がたまんないんだ、これが。 これぞTommy節の心髄.これが聴けただけでもメチャ嬉しくて笑いがとまんない /(^O^)/ B!誌におけるTommyのInterviewにたしかあったように車流しながら聴くと ハマルんだろな、うーん実にアメリカ的発想(しかもオープンカーだ^_^)。  今の世の中、しかも大手レコード会社所属といった背景で、レーベルからの 圧力も強制もなく、自分達のやりたいようにやらせてもらえる自由を与えられた、 この世界では数少ないアーティスト。勿論それはこれまでに数々の実績を 築き上げてきたからこその当然の権利なのですが。その2人の偉大な、そして 今の時代貴重かもしれない「アメリカの良心」たちの入魂の1作が(たとえ 売れなくっても^_^;)無事この世に生み落とされたという事実は、ある希望を 私に提示してくれたようにとれました。  「捨てたものでもないのね、今のアメリカも」 (^_^;見捨ててたのです。でもそれはRockをということでなくアメリカ自体を) ヤル時はヤルのです、あの国も。  これが一時の幻覚では決してないよう願う今日この頃。  あ、本音いうとU.S.盤は11曲で43分と、チョイもの足りないです。だから 2曲Bonus付きの日本盤を並べ変えて聴く方がいいかも。24日も楽しみだ(^_^) Top
    ◎BRUCE is ALIVE! 95/03/25  おお、Internetでみてえなタイトル。  最近「優しいの」づくめだった私が、Bruce Dickinsonの"Alive In Studio A" を聴いてます(^_^)。といってもDisc IIの方だけなんですが。  スタジオ盤で「歌の上手さ」は1万歩譲って認めたものの、イマイチ曲に 面白味がないなぁくらいの評価でしたが...ライブでこれだけ映えるとは! すっげーや、すっげー!熱くなっちまっただ。  Bruceの気合いがすぐそこまでやって来てる感じ。上手い下手とかの問題 でなくこれは気迫だね。バック、特にギタリストもGood GoodでボーカルVSギター rの競り合いは実にスリリング。シッカリとしたHMの中でこそ光るレゲエや ラップのお遊び(?)フレーズにもつい体が反応してしまう。  勿論、名曲'Tears Of The Dragon'では聴かせてくれます(ToT)。曲順の 妙ですね。最後まで飽きずに聴けたし、こういうライブなら最高に気持ち いいだろな。  "Marquee"のいい雰囲気もよく出てて、(^^;わからんて)なかなかの好録音。 やっぱ皆さんダイブしてんのかしら...  後半で1枚モノにした方が結構売れたと思う。高いよなぁ、\3.6Kは。 しかも買ってから殆ど収録曲が同じであることを知った(T_T)...イギリスなら もう1枚はボーナスCDって手もあったでしょうが。まぁ、スタジオライブ盤 の方はマニア向けってとこでしょうかね。私はDisc IIを特に推します。  Bruceの方はどうやらIron Maidenを離れても、その魅力に影が射すことなくて ヨカッタ(T_T やはり私はボーカル至上...)いいメンバーと出逢ったこともあって マイナーレーベルといえども、ラジオのDJに成り下がってでも(下がってない って...)是非地道に頑張って欲しいと思わずにいられない。今度ロフトあたりで どうですか?旦那(チッタ遠くて^_^;)。  剛毛は剛毛の血を呼ぶのさ (^_^;) ところでバナナはどうした?  (後日注釈:1stソロの応募特典に「来日時に一緒にバナナを喰おう」   という企画があったのさ。爆) Top
    ◎男ですが(^^;)デヴィ・カヴァを愛す人 95/04/11 はい、起動 (^_^)v (「Covに非常な努力と研鑽を感じる」というご意見に対して)  (T_T) 涙が出てくるくらい嬉しい賛辞です。  私から見たら彼は「努力の人」以外の何者でもありません。いつも現役で ありたいと願う涙ぐましい努力(T_T)。その強靭な精神(ツラの皮の厚さとも 言う)に私は感動せずにはいられません。本音いうと、彼より上手い ボーカリストはたくさんいます。私だって彼の声をベストには選べません。 でも彼ほど「自分が歌うこと・自分の歌が歌われること」に対して真摯な 姿勢を取るボーカリストには殆どお目にかかったことがありません(^^;)。 (87年以降、声質が変化したとのご指摘に対して)  彼は"Surpens"の歌録りの前に重度の鼻孔炎にかかり、喉に手術を当ててます。 声質が変わったのはそのせいです.逆に言ってしまえばかつての声はもう出せない のです。かろうじてディープボイスは出せてもミドルトーンでは苦しい。皆集って 「かつてのような歌声」を彼に要求しますが、技術・肉体の衰え以前に失われて しまった部位を戻すことはできないだろうし、できないで一番もどかしく思って いるのは他ならぬ本人なのだと思うのですが(T_T)。今の声質で出来る最善の努力 を彼は実行しているはずです。 (あのアルバムの費用について)  かけてます、私財まで(^_^;) とにかくレコーディングが長引いたため、初期コストは とうに使い果たし、彼はドイツの自分の家(お城)を売ってまでして完成にこぎ着けました。  「離婚・貧乏・失いかけた大事な声」という三重苦...しかも彼の野心は他人から 理解されずに多くの人が彼の元から離れていきました。  彼が訴えかける孤独な「叫び」があのアルバムに込められています。  私は"Surpens..."というよりむしろUK盤の"1987"での構成が好きで、おんなじ CDを十数枚持ってて順々に擦り潰していってますが(^_^;;よく擦り減るのです)、 この曲順だと凄くドラマチックに聴こえます. 彼の人生を綴る叙事詩。 「孤独」の中から必死に「希望」を見いだそうともがく一途な男の姿に男泣き させられました (ToT)。 (昔とのルックスのギャップについて)  40男が髪染めて、シェイプアップして、チャラチャラした服着て(^_^;;)。 あそこまでかつての己のイメージをかなぐり捨てて挑んだ大判勝負。 決して金儲けだけじゃなかったはずです(...と信じたい^_^;)。  そこに存在したのは世界に君臨しようとした男の気迫と執念でした。 最終的に彼はもくろんでた成功を掴みとったじゃないですか? 言うは易し、行うは難し。やった彼はやっぱダダモンじゃないです(^_^)。 (MCがセクシー路線とのご指摘に) 「歩く生殖器」(^_^;)たる部分は彼のスピリチュアルであるブルーズのハイパー Hゾーンから自然に湧いてくてるものですから、彼がブルーズ嫌いか、女にならない 限りこれは誰にも止められません. (^_^;;;いつまでも御精が出ますこと)。 95/04/16 (94年のライブでの老けたわりに鬼気迫るパフォーマンス、彼の背中が少し 曲がってきていることのご指摘に)  すげえ細かいところ見ていらっしゃるので驚愕しておりますm(_ _)m。  一昨年のかばぺーのツアーの際、偶然乗った新幹線が同じで隣の車両、降りる 際に彼を間近で見る機会があったのです。  「他人からの目」完全ノーガード状態の彼はオヤジ・ジジイというよりむしろ 「老婆」に近いものがありました。お世辞にも50前の男には見えなかった... 70のB.B.Kingの方がよっぽど健康的(^_^;)  肌には深い皺が刻まれ、寒がりなのか重々しいコートを着込み(雪降ってたし) 丸眼鏡の奥にはどこをともなく空(くう)を見つめる、どんよりとした瞳が覗いて 見えました.身長がある割に、その背中には緩やかな曲線が描かれていたのを はっきり記憶しています。  何も言えなかった。いいたいこと、賛辞はいっぱいあったのに、手を差し出す ぐらいしかあの時の私にはできなかった(T_T)。  デカイ手の感触はその後喫茶店に入って出されたおしぼりで思いもかけず 手を綺麗さっぱり拭いてしまったため覚えとらんのですが(そこまでフェチじゃ ないって-_-;)それよりなによりライブ始まるまでの間にあれこれ考えさせられて しまいました。 「あの老いたヨボヨボのオッさんのどこに、今もステージ上で   ああも気丈に、そして威厳を保つパワーが備わっているんだろうか?   衰えをものともせず、なんでああも誇らしげに歌えるんだろうか?」  自分なりの答が出た時、それまで人生の師と仰ぎ、今話題の振興宗教に 負けないくらいナンセンスなトッププライオリティで崇拝していた「神」が 実は自分と同じ「人間」だったことを悟りました。実にショックでした。 戦前の人が玉音放送を聞いたときに近いものとでも申しましょうか... (なんちゅう比喩じゃ)。  しかも今や素は凄く弱々しい「人間」です。私が常に彼に人生の「何か」を 求めていたように、彼もまた人生に「何か」を必要とする一人の人間である... 今度は自分が彼に恩返しする番だという妙な使命感を新たに決意した貴重な 体験でした。  おかげでその時のかばぺー公演含めて'93/12-'94/11の間に19回のステージを フォローしたところをみるとどうやらやはり自分がナンセンスな最優先事項と して行動してることには変わりないのですが(^_^;)、ライブという「特別な空間」 に対する考え方は180度変わったな、これはCovに限ったことでなく (というより、数年来失ってた「以前の自分」に戻ったのか^_^;)。  世界でもトップレベルの恵まれたHR環境である日本にいるウチらは 不自由ない中で「与えられる」という受け身の姿勢で常に物事(アーティスト) の価値判断を勝手に行い、自分に何ができるか何をすりゃこの世界がよくなって いくかを忘れ欠けて自滅の道を歩んでいるような気がします。  飛躍しすぎか...(^_^;)要は、満足度100%のライブが欲しいならウチらが120% の力で応援すりゃいいのです。20%のお返しには必ず利子つけてくれる筈ですし。  歌おうと歌えまいと、いつもお決まりのフレーズで客席にマイクを向けるCov。 観客に対して絶対的な信頼を抱き、自分の創った歌に絶対の自信を誇るCov。 その信頼に応えるために、そんな熱い想いの込められている歌を永遠に語り継ぐ ために、今まで同様、これからも私は彼を追い続けていこうと思うのです。 Top
    ◎b.l.o.w.に手を出すな(^_^;) 95/04/18  英国でのリリースから1カ月。やっと手に入ったb.l.o.w.のmini album "man and goat alike"なのですが... (ToT) | |  私ゃNo Sweatは知らないけど、Little Angelsは超好きだから、少しは そんな感じを引きずってるのかなぁと、ある程度期待して買ったけど....  おんなじ考えの人は多分このようなCD、中古屋に持ってっちゃうハメに なるんだろなきっと。サブタイトルに"pay no more than ten pounds"って あるの、わかるわかる。  あと先週のパワーロックトゥディで流れた"Humble Pie"に「おおっ!」と なった人もいるだろうけど(^_^;俺もだ)、政則氏も選曲に苦しんだだろうな。 7曲全部聴いても、あの番組の2・3時台でかけられるのアノ1曲ぐらいしか ないもん。一瞬「Burning Treeみたいでカッコイイじゃん!」と思わせといて、 これはちょっとあまりにも...  いくら俺がイギリス好きとはいえ、最近のThunderとかSkinに代表される ようなああいうサウンドをこうまで感じさせないとなると「ナニ考えてんだ、 コイツら?」って怒鳴りたくもなっちまう。  このような音楽、ハードロックでもヘヴィメタルでも何でもねぇ! 一緒にすな!!!  Kerrang!でK4つ?笑わせるんじゃないよ。俺ならば厳しく100点満点で こうつけるね。 100点だ、持ってけドロボウ!  このどうしようもない、いかれたワガママ野郎どもめ (T_T) Rockがなんたるか、Bluesがなんたるか、アンタたちはちゃんと知ってるよ (ToT)。 若いクセにナマイキやるんじゃねぇってんだ (TOT)。 95/04/22 00:19  ご安心下さい。(ラジオで言ってた)"man and goat alike"は限定盤ではありません。 政則さん、K!誌毎号をよく読んでないだけです.(^^;)。限定盤なのはK!誌がメール オーダーで受注した通し番号付きの3000枚で通常盤は3/19よりCottage Industryという インディーズレーベルから発売中です[ UKのLittle Angelsファンがわざわざメールで 教えてくれたの m(_ _)m ]。まぁ、日本では置いておいても「売れない=仕入れない」 で一緒でしょうが...(^^;頼みますよ、専門店さん)。  ミニアルバムと銘打ってますが、45分のどこがミニアルバムなのでしょう? 7曲で彼らの世界は完全に構築されてます。多分ミニアルバム扱いにすると向こう でも安いのでしょう。だからサブタイトルというかキャッチコピーが "10ポンド以上払うな"なのです(向こうってCDの通常価格10.55poundsだったよな)。 イギリス人らしい、粋な計らいじゃありませんか?(^_^)  見方(聞き方^^;)をかえれば彼らのオリジナリティ・個性は希薄と言わざるを 得ないですが、聴く者を70年代どころか更に遡って5-60年代までへとトリップ させてしまう、そのサウンドに過去への敬意と細かい配慮を感じます。 「完コピ」というのはこういうことを言うのね。  よって面白くない人には全然オモロない...ネームバリューはソコソコなのに 敢えて自分達のではなく先人達の過去に拘りそれを継承する道を選んでしまった... そんな危険な賭けを恐れずにやってのけるコイツらの度胸。くーっ、泣かせるぜ コノ野郎。  個人的にはDaveとBruceに、第1期のThin Lizzy - PhilとEric -にも似た 「匂い」を嗅ぐことができたのがすっげー嬉しかった(Dickは顔までEricに 似てきたし^_^;)。  参考までに'Raw'誌#172より Vocal、Dave GoodingのDesert Island Songs (無人島に持っていくならコレ)です。 "God Is A Concept" John Lennon & The Plastic Ono Band "Do You, Mr. Jones" Bob Dylan "Oh Babe It Ain't No Lie" Elizabeth Cotton "Only Love" Neil Young & Crazy Horse "Manic Depression" "If 6 Was 9" "Voodoo Chile (Slight Return)" Jimi Hendrix Experience "Love That Burns" Peter Green "Willie Mae" Big Bill Broonzy "Now That I've Seen The Light" Creedence Clearwater Revival "Mama Don't You Know" Taj Mahal "Little Girl" John Mayall's Bluesbreakers "I Can See For Miles" The Who "Can't Find My Way Home" Blind Faith "Get Up Stand Up" Bob Marley & The Wailers まーんまやないけ!!! 走れ正直者たち、ちきぼぼぼーん Top
    ◎【英国ライブレポ】b.l.o.w., SKIN and THUNDER (ただしTHUNDERの部分は既にWEBのコンレポに転載してあるので割愛) 95/05/14  Jap-man In Holiday または I'm a regal Alien, I'm a Jap-man In England ということで5/3から7泊9日でUKへ行ってきましたので例の"Killer UK Tour" (Kerrang!しかそう呼んどらんて)を3回に分けてレポさせていただきます。多分 主観的でツマンなくなるとは思いますがご勘弁を。 - b.l.o.w. -  「CovVの故郷」ということもあって今年もNewcastleを最初の訪問地に選んだ ものの、到着が遅れSaltburn行きを断念せざるを得なくなり、特に観光地でも ない中心街を開演まで散策することにしました。  どうしても暇潰し=レコード屋になってしまう私はHMVで£0.99で売られてた "Castle In Sand"に笑い、中古屋で売られてた"Behind Closed Door"のプレス キット付きCDを買ってみたものの現物に泣き...などとひとり喜怒哀楽状態。 その後チケットが手に入るかを確認するため、かなり早めに会場へと向かい ました。  ボックス・オフィスはホールの裏手だったので行ってみると、ちょうど器材の 搬入をしてる最中。そのスタッフの一人にまぎれてドレットヘアで色黒でアコギ を持って弾き語ってるオッさんの後ろ姿を確認。  まさか....のDave Goodingその人でした.  彼はその後何を思ったのか、ホール真正面の通りに向かい、そこでギター ケースを横に広げ、おもむろストリート・パフォーマンスを始めたのでした (^^;;)それが実に絵になって街にハマってる...サウンドも。  まだキッズは別の広場でたむろしてたので、そんな彼に注目する人など 皆無に等しく、へんてこりんな日本人の私だけが聞き入っていたのでした (^^;;)。2曲程終わった後、ギターケースにコインを投げ入れ、「日本から 来る・今夜のショウを見る・アンタ好き・幸運を」(爆笑)と話しかけて握手 してもらいその場を一度去りました。  しばらくして  「あっ、"Bump It" 聴きたい...」  と、人をジュークマシーンか、流しのオッちゃんのように考えた(^^;;)私は 戻ったけど後の祭り、彼はPerformanceを終え、ファンの女の子と仲良く並び ながら歩いてました。正面から歩いてくる私に、ちょっとこっちを見て"ハーィ!" と声かけてくれたのが嬉しかった。覚えてくれてたのね(当たり前じゃ20分も 経っとらんて)。  翌日Manchesterでは、チケットが向こうの不備で未手配で困ってる私のところ へ偶然にも顔を出し、こちらをちらりと見てからボックス・オフィスのニイちゃん になんか囁いて、その後どうにか席が都合ついたのでした(ような気がしたんだけど、 別の用事だったのかも)。  これで超ファンにならないわけがないよなぁ...(^_^;;)と個人的体験は差し引いて、 彼らのステージをレポすると(^_^)  フル・ショウでも9曲しか演らないらしい彼らがどんなステージを披露して くれるか...たった2曲だったりして(^^;)と冗談に思いながらも開場直後で ガラガラ状態の中でソレは実にいきなりあっさり、そして自然に始まってしまった のでした。  やはりプロモ兼ねてということで30分で5曲と、あまりインプロビゼーションを 含めず、CDの再現でコンパクトにまとめたステージでした。コンパクトではありましたが、 インパクトは想像以上。  Bruce Dickinsonのボロボロストラトから奏でられるリフもJimi Hendrixのフォロワー を感じさせられたし、Jimmy Dickinsonもストールに登ってウンコ座り。髪を振り乱し 陶酔しながらのオルガンは印象的だった。リズム隊も十分な実力派で、全員の力で 見事に70年代風のアーシーな世界がそこに再現されてしまったのです。  1曲目の"Dred Indian Blues"のアコースティク・ユニットの「陽」からエレクトリック な「陰」(重厚さというべきか)へ遷移し、間発いれずに2曲目へ.強烈なグルーブ&ビートと 後半の劇的な展開が素晴らしいその"Hand Full Of Nails"の中間部でタバコに火をつけ、 "ちきぼぼぼーん"するDaveに、泥臭さの中にもT.T.D.のようなカッコ良さを垣間みました。 ラストにBruceからストラトを奪い取って弾きまくって、最後のサステーンを会場に響き 渡らす。その間にBruceはレスポールに持ち替えて次の"Humble Pie"へ突入。この最初の 3曲の構成の仕方にCD同様打ちのめされました。  他のメンバーは自分達の生み出す自己満足の世界に酔っているのにくらべると、この人 は名知れてもストリート・パフォーマンスまでしてしまうあたり、音楽がビジネスである ことを否定し、歌とともに生き、歌とともに死ぬ...そんなかつての先人が繰り返してきた 人生を彼もまた実践してそうな奴に思えました。渡英前にCDで感じた彼らの「匂い」は 間違いなくDaveというボーカリストが持つそういった体臭だったんだと。  今から考えるとその後のステージ(SKIN & THUNDER)とは全く異質な世界がそこに展開 されていたことに驚きを感じます。これってオープニングアクトつきのコンサートの 醍醐味だと思ったし、こういうことを平気で許して応援してしまう英国人の懐の奥深さを 痛感しました。 Set List 1.Dred Indian Blues 2.Hand Full Of Nails 3.Humble Pie 4.Yer Blues 5.Angel Sittin' In A Tree  今度は是非フルで見たい..でも多分日本では彼らを見ることはできないと思うので (T_T 誰かディール結んでくれよぉ)きっと...また...ヤメタ。しなかったら裏切り者 じゃ(^^;;;)ところで"pay no more ten pounds"と言いながらニューシングルを限定盤 "7-EP で出すなよぉ(T_T 見つかんなかったじゃねぇか)。 95/05/27  さて長いことお待たせしとりました. m(_ _)m  BJも終わったのでやっと落ちついて書ける (^_^;)。少数か多数かよーわからん 愛用者にお届けする - SKIN編 -  b.l.o.w.がSKINの器材を使っていたため、SKINが始まるまでは比較的インターバル が短かったみたい。(Manchester [以下MN] ではb.l.o.w.の時にバスどらのヘッドが SKINのロゴ入りのままだったのに途中で気づき、b.l.o.w.のヘッドに付け替えるという ハプニングがありました。些細ですが ^_^)  暗幕が一枚はがされ、そこに例のSKINのバックドロップが現れただけで涌き上がる。 歓声を肌で感じ「今日はイかしていただきます(^^;;)」などと思う。  b.l.o.w.もそうだったが、Newcastle [以下NC] では、ただでさえ狭いステージの 大半をTHUNDERが自分達用にさらに暗幕垂らしてリザーブしてたためにオープニング アクトの暴れられる広さといったらまさにライブハウスのステージ並み。期待も 高まりましょう。  客電が消え、ファンキーなBGMにのって彼らが登場。例のオープニング(んな表現で わかるかよ ^^;)「ダッダッダッダッダン、ジャーン〜」(余計わからんて ^^;;) とともに客席に大歓声の嵐が。うっ、コレだコレ.コレが欲しかったの (T_T) 私にとっての初日だったNCでは1曲目"Money"がバスドラ2連発で始まった途端に イス席を離れ、彼らの足元へ駈け寄ってしまいました(日本ではご法度でも向こうじゃ オープニングアクトでは当たり前だし ^_^ MANはアールスタンディングで5mも 離れてなかったトコだったのでその必要なし)。  勿論、開口一番のセリフは"Listen!"。言ってみれば俺、彼らをTVで初めて見た時 (ギブソン100周年記念ライブ)、オープナーながらも敢然に大衆に向かって そう言いきってしまった、彼らのライブへの意気込みとその自信に値する楽曲に イカレたんだ。よっしゃよっしゃ、今日は聴いたる聴いたる (^^;)。 例のベースとドラムの生み出すグルーブにNevの力んだボーカルが絡む。Mykeは 得意ののけぞり気味の姿勢で鋭い刃のようなギターを切り込んでくる。やがて 一丸となって押し寄せてくる分厚い音に対して"Money〜"と応酬するのが実に爽快。 更に中間部で "Come On!" と煽るNev。アンタ、その歌詞どおりウチらが欲してる もんがちゃんと分かってるよ。だから言われずとも野太い声で応える観客。 いいぜいいぜ 最高のレスポンス! (T_T ホント最高なのね、MANの連中ときたらいつも)  代表曲のお次は早くも新曲の"I Believe You"(だったと思う ^^;)。やはりリズム隊 の力強いビートが気持ちよくてカッコイイ。このバンド、(日本でもそうだったが) ベースラインがよく聴こえてこそ魅力的なんよね(そのクセ名前まだ覚えてないが ^_^)。  続くお馴染み"Shine Your Light"で客の方は手拍子で一息つく...間もそうなくて ご存知後半の猛攻。膝間付きながらの"シャイノンシャイノン"と伸びのある最後の シャウトに盛大な歓声と拍手が湧き起こります。ここまでたった3曲ながらもパワー 全開のそのステージに驚きを隠せません。絶叫しても衰えることのないNevの強靭な 声帯(^_^ 最初から枯れてるって?若いって無謀ってスバラシイ)はこの先まだまだ - 結局最後まで ^_^; - 続きます。  今度は更に3曲の新曲を続けざまに披露。前回のツアーでも観客のノリがダウン することを恐れることなく多数プレイしたと聴いてたけど、うーんいづれもゴキゲン なビートとグルーブを兼ね備えた曲ばかりで、落ちるどころか更にテンション上がって きてしまいます。個人的には俺、どんな好きなアーティストでも予習に入ってない曲、 はじめてプレイされる新曲ではノった試しがないんやけど、コイツらはその定説を 見事覆してしまったよ。  ここでキーボード(ハモンドなのさ!)を加えた5人編成になって更に音に厚みが 増したのも要因。ホント、楽曲の良さを最大限に表現するツボを得てるよな。 特にベースのファンキーなフレーズから始まる"One Nation"はまさに圧巻。 これまで最高だと疑わなかった"Money"を軽々と越えてしまう出来(ああ、コレが1st シングルになってくれればなぁ)。  新曲での盛り上がりは冷めることなく、究極のバラッド "Tower Of strength" へと続き、これまたキメてくれます。クゥーッ美し過ぎる(T_T)  そいで、ここいらでプロモの意味を込めてニューシングルの"Take Me Down To The River"。日本でやった時よりもテンポが若干遅くなって力強さがより増した ように感じたのはスタジオレコーディングを経て、より楽曲を上手く表現できる ようになった証拠なのか? 後半のスピードアップに合わせて"Hey! Hey!"のかけ声 が威勢のいいことといったら... "Shine Your Light"同様コイツら、こういうの 好きねぇ (ワンパターンと言われようが^_^)。  短いとは分かってても活きの良さではヘッドライナーに劣らないステージも いよいよ佳境に突入。Mykeがゆっくりとしたテンポで弾き出す、聞き覚えのある (当たり前 ^_^)プレーズに観客が狂喜する。1stからのラストシングル "Look But Don't Touch"でぃ。  キメの大合唱は日本での黄色い声(^^;侮蔑ではありませぬので)とは正反対で 力強い. 野郎どもの"見てもいいけどさわっちゃヤーよ"は不気味と言えば不気味 だけど(^^;;;俺も加担してるクセに) SKINが正に男のためのバンドでもあること を証明してたよのおぅ。  大ラスはカバーながらもこの位置に定着しつつある"Unbelievable"。彼らに とっても我々にとっても、ここまでの呆れる程の大騒ぎはまさにアンビリーバブル なひとときなのかもしれない。  ということで、45分に満たないながらも威勢のいい曲を出し惜しみなく叩き 突け、本来THUNDER目当ての観客を見事自分らの世界に引き込んでしまったSKINの ステージはその幕を閉じたのでした。  (初来日ではちょっぴり疑問に感じてた)コイツらのライブバンドと呼ばれる所以 厭という程見せつけられてしまいました。「看板に偽りなし」。改めて「こういう バンドはやっぱ小屋で見たいよのぅ」と実感 (^_^)。  また、今回聴けた4つの新曲はどれも私が1stで見いだしてホレた部分、イコール 2ndはこうあってホシイと願ってたことを具現化している曲ばかりだったのが何より 嬉しいことでした。前作では随所に見られた「お遊び」を極力排除し、自分達の アイデンティティを強烈に叩きつけているであろう新作に期待せずにはいられまへん。 コレに前作同様の秀逸なバラッド群が加わったら、私は今年も年末の投票に彼らを No.1で投じてしまうことでしょう (^_^)  人の心配をよそに(^_^;実はカットした前置きあり.超長文だったのだ)着実に確実な 成長を続けてる、とんでもないヤツラであることをまざまざと見せつけられた感じ... ということで、大丈夫(^^;何がやねん)。彼らは我々の期待に応えた、いやそれどころか 多分ウチらの想像以上のニューアルバムをひっさげてこの日本に御自慢のライブをしに 戻ってくるに違いないっす。 今度はなめてかかったら、ほんとヤケドするぜ!! [ Set List ] 1.Money 2.I Believe You (?) 3.Shine Your Light On Me 4.FXXkin' A Day (?) 5.One Nation 6.Back Door Man 7.Tower Of Strength 8.Take Me Down To The River 9.Look But Don't Touch 10.Unbelievable (後日注釈:ご存知のとおり、その後彼らが日本の地を踏むことはなかった) Top
    ◎Chris DuarteとBuddy Guy 95/06/02 (HR部屋で沸いた白人ブルーズミュージシャンでデビューしたてのChris Duarte の話題に起動)  Chris Duarte、私も5/20,21日比谷野音でのJapan Blues Carnivalで見ましたよ。 単独ライブでなかったので短かったですけど一応思ったことなど...  5/20は、ちょっと悲しかった。というのも"Hideaway"とか"Hey Joe"など オリジナル以外でウチらにでも馴染み深い曲をやってくれたにも関わらず 客の反応が冷たかったのです。ブルーズファンからしてみると彼はブルーズの人 として全然受けとめてもらえなかったのです。  彼、一生懸命なりすぎて後半にギターソロを延々と - それはジミヘンのように サステイン目いっぱい効かせて - やっちゃったもんだから挙げ句の果てには客から 「引っ込め!ブルースやれ!オレらはブルース聴きに来たんだぞ!」なんて ヤジ入っちゃってそれはそれは気の毒でした。  その人の言うとおり私も退屈してたことは確かだし、ブルーズがそう言った 観客のヤジ(本音)を受け入れることでアーティスト自身が鍛え上げられていく 世界だとはわかっていても。前日のBon Joviにたとえるまでもなく、最近アーティスト と観客との素晴らしい関係、一体感が持てるHRの世界に再び浸ってる私には ちょっとガッカリするような出来事でした。私の席の後ろの女性が「一生懸命 やってるアーティストに敬意を払わない奴は許せない」ってささやいてたのに 思わず同感してしまいました。  でも翌日21日はお客さんの質が格段に違ってて(^_^;殺される)、前日より ライブ自体が長丁場だったせいもあってか、会場全体にリラックスした雰囲気 が感じられました。Chrisも前日のステージを反省したらしく長ったらしい ソロもせず、自分らしさを出しつつブルーズの醍醐味の要所要所をおさえた 選曲で実に気持ちいいステージを見せてくれました。たった1日の差しかない けど、そんなアーティストの変化の瞬間を目の当たりにできたのがなんか 嬉しかったです。  というわけであまりお役に立てたコンレポじゃありませんが m(_ _)m Chrisには是非頑張ってもらいたいなぁと思うし、レスさせていただきました。  で、ついでだからBuddy Guyについて書いちゃいます(ここでもPaul Rodgers 好きならご存知でしょうから ^_^)。  21日トリのステージを見てえらく気に入ってしまって、30日渋谷Club Quattro での単独公演も見てきました。  21日のを見て、すごく楽しかったのです。彼は凄いエンターティナーだなぁ と感心してしまった。ステージを盛り上げる術を心得てる。  アレで楽しくなんないヤツは死んでまえ!ってなくらい(^_^)。聴こえない くらい弱くピッキングしてるかと思ったら、いきなりでかい音で「泣き」に 入ったり、世界一不気味な(^_^;)笑顔で「おいでおいで」と手招きする アクションで客に歌わすチャンス作ったりと、なんていうか「ブルーズの楽しさ」 というのをからだ全体で表現している姿に感銘をおぼえ、彼については不勉強 のまま見に行ってしまったものの(UKとBonがなければ...^^;)いっぺんにファンに なってしまいました。  30日もその楽しいライブを堪能しようと当日券で行ったのですが、楽しかった のは勿論のこと、ソレ以上に彼のギタープレイに衝撃を受けました。この人、 どブルーズの人ではあるものの何でもアリなのです。私がHRの世界で衝撃を 受けたフレーズ、奏法を自分のプレイに取り入れちゃってました。  出だしから数曲も演らないうちにギターの音でなくなっちゃうくらいパワフル だわ、PAに擦りつけちゃうなんて朝飯前で、ひじで弦叩いたり頭の上で弾いちゃう こともしちゃったり、ネックだけで音出しゃうわ (スイマセン. ギターあまり 詳しくないのでボキャブラがない m(_ _)m)、Jimmy Pageの弓奏法ならぬ ドラムスティック奏法やっちゃうわ、次から次へとこれでもかと言わんばかりの 白熱ぶりにはさすがにボーカル至上主義の私でも黙ってられない(ソレでボーカル もめちゃウマなんだから最高)。  誤解を恐れることなく言いきってしまえば(少しは恐れろよ)、第2期 Deep Purpleをこの目で拝んでいるかのような錯覚に陥ってしまうような迫真 のプレイでした。  バックも実力者揃いで(このオッさん、大のリハ嫌いで、当然バックは並々 ならぬInprovizeを要求されてしまうそうな)、彼らのインストタイムはまるで Snakeの"Belgian Tom's..."のような、どう聴いてもHRにしか聴こえない壮絶さ。  ラストでの大盛り上がりも驚いてしまいました. 5分くらいの凄いプレイを 終えた後、一旦ステージから消えてしまうのですが、音は鳴り止まない。  ステージ裏で弾き続けているのです. ところがこれが一向に終わらないし。 ステージにも再登場しない。おかしいなぁと思ってたら後ろの方がざわめき 始めたので振り返ると、なんといつのまにかステージ真反対にあるバーの カウンタに現れてそこで猛烈に弾いてる(らしい)のです(その姿はバーを 取り囲む客の後ろ姿で確認できなかったので想像。どうやら関係者用の裏道で つながってたらしい)。おまえはバーテンダーか? (この人、シカゴで ブルーズクラブのオーナーしてるからこういう発想できるのよね ^_^)  しばらくしてまたステージに戻ると彼には大歓声の嵐が待ってました。 あとはB.B.Kingのような即席サイン会(ブルーズの「お決まり」なのかなぁ?) で和み、アンコールなしでバイバイして帰って行きました。  生で"Live In Japan"の"Space Truckin'"を聴いたら、きっとこんな 感動をおぼえるんだろうなぁ...などとくだらないこと考えて、彼の顔が 一瞬ジミヘンかリッチーブラックモアに見えたのは絶対に私だけでしょうが その、世界一不気味な笑顔(^^;失礼なこと繰り返すなっちゅうに)が 世界一イカシた顔に見えました。  この人、レコードでは年季の入ったブルーズやってて、買って「騙された」 と取られてしまっても困るので敢えて音源はお薦めしませんが (^_^;) ライブはここの人が見ても損はない楽しさがあるなぁと思い、御参考のために 書き込ませていただきやした. m(_ _)m 次回は追っかけか?(後日注釈:2000年に達成) Top
    ◎C.Duarte & B.Guyでblues...Continue 95/06/10 (前アーティクルへのレス。『SLIPIN' IN』を昨年ベスト10に入れたものの 来日を逃した方に対して)  私、実を言うとチケ持ってたものの、(THUNDERでの)英国帰りの翌週な上に Bon Joviの追っかけ疲れが異常にキツかったもので (^_^;)、Japan Blues Carnival は両日ともパスしようかとも思ってたのです。両日ともトリには間に合うよう 行ったので実は最初からは見てない(^^;;). そんな軽い気持ちで行ってしまった ことがお恥ずかしい限りなのですが、なおさらBuddyは気合い入れて行きやした(^_^)。 『SLIPIN' IN』、当然聴きましたです。Live前の予習は当たり前です(もっとも 最新作を予習してもレパートリー多さのあまり、全然通用しないのがブルーズライブの 奥深さ ^_^;)。コレはここの人にもとっつき易いお薦めだと思いますね。ちなみに 単独公演はまさに"Someone Else Is Steppin' In"での掛け合いの世界そのもの でした(^_^)。名前上げなかったのは単に部屋違いの方向へ話が進むの避けたかった だけ(^_^;もう完全に進んでますね)。  「予習しなきゃいけない」というのがBuddyに対する私の接し方の浅いところを 露呈してます。私がBuddyに興味持ったのは(実際はClapton恒例のRoyal Albert Hall での共演でというのもありますが) "Feel Like Rain" albumの中でPaul Rogersと 共演した"Some Kind Of Wonderful"でなんです。ここでPaulはBuddyに絡んで、 近年にない凄味のある歌を披露してる(と個人的に思う)のですが、結局のところ 比較しちゃうとBuddyの足元にも及んでない...そんな器の大きさを感じさせる ブルーズマン、Paulを本気にさせてしまったオッサンがどんな人なのかモノホンを ぜひ見てみたいという単純な動機からなのでした。  ここでも"All Your Love","I Can't Quit You Baby"等で馴染み深いOtis Rushも 別の日に見たわけになりますが、やはり私には俄然Buddyの人柄の方に惚れてしまい 大好きなオッちゃんの一人になってしまいました。 (『SLIPIN' IN』がオールドファンの間で賛否両論なこと、最近のベテラン組の 復活が黒人よりロックファンをターゲットにしてるというご指摘に)  私は賛成派っす。ブルーズの購買層って結局今は白人に頼らねばならない のだろうし、録音技術も進歩しているのだから、なんとなくクリーン過ぎる音に 感じるのはしかたがないと思ってます。でも(さんざんギターを誉めておきながら ^_^;) 私の場合、曲自体に耳傾けずともボーカルが気持ちよければいいと...「仮に 演奏がなかったとしても、聴き惚れられるほどの奥行きがあるか?」なんですよね。 Buddyに関しては、昔のとんがったvo.よりは最近の包み込んでくれるような 優しさをも兼ね備えたvo.の方が妙に感じてしまいます。 (ブルースが一般層に「渋い」「泣き」というイメージで捉えられているが、 本来は優れた芸能で、タフでビビッドなパフォーマンスだというご意見に)  まったくもって同感です. blues =「泣き」という先入観はHR/HM=うるさい ヘビメタに匹敵するくらい視野が狭いと思うのですわ。勿論、私自身がそう 捉えたくないと思ってるからなのかもしれませんが(歌詞フェチの私がブルーズに 込められた哀しみの世界に踏み込んだら...想像した だけで恐いぞ ^_^;;) ブルーズってのはそんな単調なもんではおまへんのやないかと考えます。  ある時は辛い生活の中に見つけたひとときの安らぎを歌い、  ある時は「愛しのbaby」を歌詞で弄んで性欲を紛らわし(^_^;)、  ある時は生受けた喜びを神に感謝し(コレはgospelになっちゃうか)、  ある時は逆に辛い生活を授けて下さった神に汚い言葉で文句言う、 (こりゃgospelじゃできないわな.^_^;でも本意でない冗談としてです)  こういう面もあって、そういう時に皆の口から飛び出す、勢いある言葉の 波こそがブルーズだと思うのです。  だから私の基本はいつでも「ブルーズは楽しい」です。最愛がB.B.King、 続いてMuddy Waters、John Lee Hookerとくれば何となく分かって下さるのでは? 今回この中にBuddyが加わり、ホントよかった(^_^)。  ブルーズを教えてくれたのが、HR/HM、特に - 音的にどう言われようが - 「お気に入り」に彼らの名を挙げて、今も根底にその基本を踏まえて歌詞作りに 励んでるDavid Coverdalesと断言してまう変わり者の私ですが、以後よろしゅう m(_ _)m。 Top
    ◎Eireへ戻ってどうぞ安らかに 95/06/18  こういう時にしか、棚掘り返してきて聴くことしかしない自分がコメント できる立場でもないのですが...  私も新聞を見た時、結局Yngwieの整理券を取りに行く気力もなくなる程、 何故かショックでした。今度、4年振りに足を運ぶことになるClub Cittaで 最後に見たのがB.B.King...いや、そうそうRory Gallagherだったよなぁなどと 最近懐かしく思い出してたこともあるのかも。  たしか"Regends Of Guitar"と銘打たれたそのLiveで、ちょっぴり太めになった 彼が(そういうことだったのね)繰り出すストラトサウンドに、"Defender"アルバム から聴きはじめた初心者ながらも、やっぱ本物は違うんだよなぁとやけに感銘を おぼえた記憶が甦ります。  死因にしたって、無念だよねぇこういうの。まだまだ生きようと頑張ってた のを考えると。  おとといは久々に"Irish Tour '74"での若かりし日の迫真のステージを聴いて 彼を偲びました。 ほんに合掌 m(_ _)m Top
    ◎Skunk Anansie は強烈(^_^;) 95/07/12  昨日今日で無事Skunk Anansieのsingle 2枚ともゲットしてまいりました。 3月に出た1stの方は探しまくった割にそれほどでもない印象受けたのですが (というかさっき買ってきて聴いたばかりなのでまだ消化してない ^^;) 先に昨日買った2ndの"I Can Dream"にはメロメロです。3−4時間リピートして 聴いてしまいました。  タイトルソングの、なんてキャッチーなHRだこと!!!ありがちな曲調とも 言えそうですが私はこういうの、あまり触れる機会ないのでつい反応して 大悦びしまう(^_^;)2曲目の"Aesthetic Anarchist"の鋭さ。続く "Black Skin Sexuality"の官能の世界。  トドメの"Little Baby Swastikkka"は...リアルすぎて、マジで吐き気が 止まらなかった。このボーカリストの表現力はゲテモノと言う言葉では 簡単に語れない凄さを持ち合わせてると思いました。  K!やRawのバックナンバーで記事探しまくったら、結構載ってますね。 俺ってかなり見落としてるんだな(ガガーン、こういうのを見逃さない為なのに なんのために毎週欠かさず買ってるのやら T_T)。中にはPhil Anselmoの例の 人種蔑視にとられた発言に関してのコメントなんかありますね(載ってた写真、俺 ずっとガキだと思ってた ^_^;)  アルバムのレコーディングは終わってて9月リリースの予定だということで 不安と期待で待つことにします。 Top
    ◎BAD COMPANY 95/08/08 "Company Of Stranger" (EastWest)  出たのはだいぶ前なのですが、バドカンにはそれほど想い入れないので ほったらかしにしてました。ウウッ、もうちょい早く手出してれば...(^_^;) 久しぶりに胸をすく作品に出逢えて始終ニンマリ状態が続いてます。  このbandの過去とかは、とりあえずどっかへ置いといて、ニューボーカリスト のRobert Hartがメチャカッコよく聴こえたりする。  まあ、某誌のreviewやinterviewで言及されてるとおりの唱法です。唱法を 似せてるのであって、声自体には例の人ほどの奥深さはないことが何回か 聞けば次第にわかってくるものの、その騙しのテクニックにまんまと ひっかかって騙されていたい心境。  そんな然るべき位置に配された感のVoに対抗するかのごとく御大Mick Ralphsが はりきっちゃってるのがこれまた聞いてて心地いい。 オリジナルバンドだからこそ許される"Gimme Gimme"でのお馴染みのフレーズに、 にやけた顔が戻らないっ!さすが年季の入った連中の作り出す作品には前ボーカル時 ほどのオーバープロデュースもなく、ほんと自然体。 どの曲もシンプル・イズ・ザ・ベスト。  初期に戻ったとはいえ当時のVo独特の、憂いを含んだような曲は皆無ですが、 とりあえずそこは今後の発展に期待したいということで.(^_^;; 裏切るなよ)。  今は2,4,7,9,10,12といった、ひたすら明るかったりカッチョよかったりする ブリット・ロックに浸っていたいなぁ。  前座がThunderでのUK tour... あったらオイシイなぁ(^_^;; で、でもコレは ひょっとするとHRではないのかもしれないひ) Top
    ◎Ode To A Black Man このコンテンツはここへ移動させてもらいました。 Top
    ◎Omigoto THUNDER 95/09/03  お疲れさん--->ALL(って誰らのこと言ってんねん ^_^;)  もう放心状態。飽和状態。脱水状態。でも充実野菜(なんのこっちゃ)。 最終日帰りの電車の中で「あぁ、一息つけて、これでsnakeのブートにも Tobyの新譜にも手がつけられる」などと考えてましたが... 当分無理ね(^^;;今日のNight Hawksも今はあまりノリ気でない)。  大半のセットリストは某氏に任せるとして、私は大阪のセットリストを 5月のUK tourのものと併せてご紹介します。 [Set List] New Castle 4/ 5/1995 Osaka 28/ 8/1995 Manchester 5/ 5/1995 1.She's So Fine 1.Dirty Love 2.Fly On The Wall 2.Stand Up 3.Higher Ground 3.Higher Ground 4.Castles In The Sand 4.Castles In The Sand 5.Stand Up 5.Gimme Some Lovin' 6.Future Train 6.Until My Dying Day 7.'Till The River Runs Dry 7.A Better Man 8.Back Street Symphony 8.Does It Feel Like Love ? 9.Moth To The Flame 9.Moth To The Flame 10.Love Walked In 10.Low Life In High Places 11.River Of Pain 11.River Of Pain 12.Ball And Chain 12.Ball And Chain - include Nutrocker, Encore 1 unknown song, Move Over - 13.A Better Man Encore 14.Does It Feel Like Love ? 13.Love Walks In Encore 2 14.Back Street Symphony 15.Dirty Love ※蛇足ながら大阪に関しては "A Better Man"のラストは"Balder Man"ではなく、"(I) see a better man"を客に 歌わせた。テイク2でOK。 "Ball And Chain"中の"Move Over"は他の公演に較べるとちゃんと演奏になってた。 前コメント中のパープルナンバーのリフというのは"Lazy".(東京じゃ"Highway Star" じゃもんにぃ...もともと始めてUKで聴いた時もあの急展開時に「すわ」と思った)。 あらためて曲構成の面から比較してみると、今回のJapan tourに関しては 1. 3rd albumのプロモートツアーの感が薄い 2. 秋に始まる本国でのベストアルバムプロモツアーのリハーサル的意味合い濃厚 という見方ができるけど、こういう見方もできるのではないかと... 日本のセットリストは以前(ある方が)レポして下さったBon Joviのサポート の際のセットリスト+アルファ。彼に「激しく評価したい」と言わさしめた、 自分達の底力を存分に見せつけ、コアファン以外のオーディエンスに対しても 決定的な印象を残さんとするための最善の選曲... (後日注釈:THUNDER自身がこの時のライブをドニントンに次いで印象的だった ライブに挙げている)  正直言うと私、UKで体験した時はこのバンドが「ライブバンドとして凄い」 というふうにはさほど感じなかったのです。 Dannyが(ルックス的に)かっこよくて、「歌を上手に聴かせるテク」に長けた ボーカリストだなぁというのと、3rdを中心とした選曲に詰め込まれた、 それぞれ楽曲自体の完成度の高さ(=Lukeの才能)、そしてそれに英国人が 熱狂してる図を楽しんでいたような気がします。  でも上辺だけのテクなんて「とんでもない!」 名古屋で初日からフルでかっ飛ばすDannyのボーカルに驚きを感じ、大阪での 更なる張り切りように度肝をぬかされ、それが東京初日でも衰えてないことに 「貴様、化け物か!」、明日はちょっとキツイかなと「川崎大師名物せき止め飴」 持って心配してた2日目も余計なお節介に終わり、最終日さすがにフェイクが 目立って私には痛々しかったけど、それでも並みのボーカリストに較べたら 圧倒的な質・量で聴かせて、不調を気づかせない...  Coverdale pageでのJimmyのごとく、日増しに「調子ぶっこいてまーす」 状態の彼に「本物だけが持つ威厳」を感ぜずにはいられなかったのでした。  多分...某大手プロモータが招聘を躊躇った時点で、彼らなりに「日本での 人気が陰り始めているんではないか」という空気を感じとったんじゃないかと 思うのです。だからこそ一世一大の大勝負に出た... そういう意味では断ってくれてよかったなぁと感謝したいくらい。もし安定した 状況の中でのtourだったら、UKで見た印象と変わらなかっただろうなぁ。  現在ビジネス面で苦境に立たされているという噂も一瞬吹き飛ばしてくれた、 ウチらにとっても、彼らにとっても実ある収穫のあったtourだったのでは ないでしょうか?  私個人ではCitta1日目のstageが一番好きだった。Mikaelは翌日、Lukeは 最終日の方が生き生きしてたけど、Dannyはアドリブも豊富だったし、 センス・オブ・ユーモアの塊、Harryはギターをスクィーズさせるわ、 (実はLukeよりお気に入り^_^) Ben側のPAどまん前にいて、彼の絶妙なプレイ (ギターもキーボードも)を堪能できたし...  何より、audienceが"Excellent!""Nutties!!""Omigoto Japan!"なんていう 最大級の誉め言葉をいただけたことが嬉しかった。スクリームの甲斐があった ってもんですってか。  そして最終日の土壇場に起きたハプニング。英国が築き上げてきた伝統を 継承していくことを高らかに宣言するかようなカバーソングの応酬。それは やはり彼らが、先人達同様にブリット・ロックの王道を突き進んで行く姿を 目の当たりにした瞬間でした。  これまでの8年が、ある英国人ボーカリストとともに歩んできた人生だと したら、これからの10年、彼らとともに歩んでみたい心境になった... ヘトヘトながら心地よい満足感に、ここまでアーティストの体臭を嗅ぎ採れた 久々のライブにこのバンドが永遠に身近にあり続けてくれることを願って 止みません。 Top
    ◎人に歴史あり(^^;なんじゃ?)THUNDER 95/09/28  今週に入ってやっと一息入れて、久しぶりに(ホームページの)UFOと BON JOVIに肩入れしてやったりして更にはオイシすぎるJoe Lynn Turner のsoloに舌鼓を打って、今日は今日で(9/25) Skunk Anansie買いに(気の 多いやっちゃ)新宿駅から一番遠い英国系量販店へ足を運んだら...  また当分地獄へ連れ戻してくれることになりそうな(^^;でもこういう のならイイネ) THUNDERのベストアルバム"Their Finest Hour... And A Bit" が出てたので買うてきました. ったく、息もつかせぬリリースの嵐!!  正直ベストということで、それほど期待はしてませんでしたが... コリャすげぇーや. ウルウルもんです。この夏飽きる程聴いたハズが、 集大成として1枚に詰め込まれちまった。こうしてスタジオバージョンで 改めて聴き返して、コイツらの無敵ぶりを感じずにはいられない。  「Bestに3曲は余計かなぁ...」と聴く前は思ってたカバーも要所要所に 点在してアクセントになってて存在を主張してます。"Gimme Shelter"は あまり聴き込んでなかったけど(ついLittle Angels Versionを...^^;) この曲順にしてようやく好きな1曲になりました。カバー曲を自分達の 色に染めるってのは結構大変なのに、いとも上手くやってのけてしまう コイツらは化け物です。  これらを除いても実際13曲もあるわけで、それが足りないとは 言わせないボリューム感。  先行シングル"In A Broken Dream"に関して言えば、シングルでは 何故かフェードアウトされてしまったBenのオルガンの盛り上がりと ソレを機に一気に爆発するLukeの情感こめたソロパートに - Gの音色 に好き嫌いあるだろうけど - 只々圧巻。からみつくDonのボーカルも、 ラストに向かって留まる所を知らないハイテンション。この曲しかり、 新曲の"Once In A Lifetime"を聴くと、"Behind Closed Doors"での 高い完成度に更に磨きがかかって、もうバンドとして円熟の域にまで 達しているのがわかります(もともと早熟だったけど^^)。なるほど、 来日公演がスゴかったわけです。今の彼らが究極のブリット・バンド だということを証明する1枚。  最初からファンとして付き合ってたワケでもなく、曲の順序も時代 どおりというワケでもないですが、何故か...1枚に凝縮された 「成長の記録」のように感じられて、何か感慨深いものをこみ上げ させてくれます。レア・テイクに目のないマニア連中(^^)は勿論、 未経験者、初心者にも是非聴いていただきたいですね。 16曲という数字とライブ・パフォーマンスの写真を使用したジャケット が無造作に並べられているようにみえる全体感をオープニングのあの曲 からエンディングのあの曲まで、このとおりのセットリストが組まれたら 誰もが興奮せずにはいられない!とまでに意気を高めさせる仕掛にも なっている。  単なるbest albumの枠を大きく越えたこれがTHUNDERの活きた珠玉の サウンドの数々!ワーカホリックな今の彼らの、誇らし気な宣言なのかも しれません。 Top
    ◎彼女に関する2,3の事柄 (SKUNK ANANSIE) 95/10/02 Album : Paranoid & Sunburnt / UK : One Litte Indian CD:TPLP55 US : Epic Sony CD:EK67216 Producer : Sylvia Massy & Skunk Anansie Songs : Selling Jesus / Intellectualize My Blackness / I Can Dream / Little Baby Swastikkka / All In The Name Of Pity / Charity / It Takes Blood & Guts To Be This Cool But I'm Still Just A Cliche / Weak / And Here I Stand / 100 Ways To Be A Good Girl / Rise Up Members : Skin (Vocals) (R to L) Ace (Guitar) Cass (Bass)  SKUNK ANANSIE...album未発表ながら、K!誌が選ぶ今年の"ブライテスト・ホープ" というキャリアの持ち主達(...ということはライブがスゴイのかね?)。待望の デビュー・アルバムがリリース。"I Can Dream"シングルは気に入ったものの 他の2枚は...少なくとも私が好んで聴くようなサウンド・タイプのバンドでは ない(^^;)のでかなり不安な面もちで手に取りましたが...結果はもう大満足。 今年は一杯ありすぎる私にとっての秀作の一つに加わってしまいました。  思ったより聴き易かったというのが印象です。たしかに変態的とも言える Aceのギターと重鎮で印象的なCassのベース・フレーズ(たまんねぇんだよな、 こういうの。反応せずにはいられない^^)によって織りなされるヘヴィーで アグレッシヴでアブナイ曲もあるけれど、バラッドに近い(って中身は そうだけど)ミドル・テンポの曲がほどよく中和してくれてるとも言える。 44分という時間が全体を短くも長くも感じさせず、トリップを満喫させてくれる 程よい曲数なのがよかった。  もっとも、私が注目できたのも、すべてはボーカルのSkinが描き、そして あらん限りの情熱を振り絞って歌う姿で表現される曲の世界観が、そこに完結 した形で存在してたからなのです. それぞれのタイトルからして意味深に思わせ、 実際に歌詞の中に彼女の持ってるもの全てがあります。  愛・欲望・憎悪・悦楽・怒り・恐れ・哀しみ・希望...  "Rise Up"まで聴き終えた時、なんか感動のラストで幕を閉じる1本の映画を 見終えたかのような錯覚に陥りました。彼女自身の境遇で体験してきたことだと 考えるのは早計でしょうが、なんか大好きなブルーズを聴く時と同じ様な Screaming of soul, Singing together with soulを感じたのでした (って音的にブルージーさは皆無だし、黒っぽさもそうあるわけでもない;;)。  下手物(ゲテモノ)っぽく、見た目強そうですが、実は慈悲深く弱い一面も ある女性だということを吐露しちゃうこともある...結局最後まで強い女を 演じてるわけだけど、私はこういうのをカッコイイオンナと呼びたいっす。 「黒いジャニス・ジョプリン」とまで言い切ってしまおうか?  コンセプト・アルバムではないけど、曲順・内容共によく考えて生み出された アルバムだと思います. なにより - ボーカリストが自分自身をいかに表現 できるかに注目してる自分にとっては - またお気に入りが一人増えたことが 代え難い悦びなのでした。偶然・突発的に関心持ったのが、こう化けてくれた からこそもあるかもね。  こういうのに先見の明があり、かつ懐で暴れまくるのを許容しちゃう彼の地に ますます愛着を感じてしまう...まだ起動したばかりの彼らに期待は大。 んなとこです. (裏切んなよ^^;) Top
    ◎Adiew Marquee 95/10/08 (1年ロンドン転勤中だった会員さんからの情報。英国の有名なライブハウス 「マーキー」の閉鎖について) >>★88年に今の Charing Cross Road に移転した際、その Kiss がこけら落としを務 >>めたクラブ The Marquee が9月いっぱいで閉鎖することになりました(T_T)。  UKの殿堂がとうとう閉まってしまったのですね(T_T 今度は完全に息の根 止められたの?)。今、例の88年の移転か閉鎖かが物議醸し出してた際に 出されたらしい"The Marquee 30 Legendary Years"というコンピレーションを 引っ張り出して聴いてます(こういう時の俺の行動パターンって...)。  私は去年Skycladでその熱気を味わっただけでしたが、日本の新宿のライブハウス "ロフト"に通じる雰囲気が馴染みやすさを感じさせました。ネームバリューある 大物に混じって(あるいは前座で)健闘する連中達を魅力的に輝かせてた空間。 シーンを底辺から垣間みるには絶好の場所だと思いました。  そん時はSkycladバージョンで聴いた"Emerald"を今度はBrian Robertson Ver.で 聴いてみたいなぁ...なんて思ってたのに夢叶いませんでしたね。  あの通りにはAstoriaなんかもあるけど、その前を通り過ぎて、先まで歩いて 全然洗練されてない(^^;)、あの聖域のある地下へ潜ってく時に妙に意気高揚 したのも懐かしい思い出(^^;その前にあった場所の体験者には笑われてしまうかも 知れませんが) BGM : Pink Floyd / Another Brick In The Wall from "The Marquee..." Top
    ◎Richie Kotzen & Joe Lynn Turner 95/10/16 (当時、趣味のあった会員さんとのやりとり)  Joe Lynn Turner(の"Nothing Gonna Changed")、結構よござんすでしょ?  まぁ、聞き込んでるうちに、某師匠の言う「彼は声が出なくなった」 という言葉が頭にちらつくのは確かですが、これはこれでいいと思います。 だってHRじゃないもーん (って売れなくさす気か....^^;;)  コレってJoe Lynnにとって決して新しい境地といったモノではなく、 ずっと昔から持ち合わせているモノでソレが単に、聴き手に懐かしさとか、 浸ってて居心地の良さを感じさせてるだけなんだなぁ。  "Imagination"で、なんか昔よく聴いてたWHAM!なんかを思い出してしまった。 80年代前半に出逢った良質のポップスが持ってたフレバーが凝縮されてる。  自然体で気負いがない姿が反映された作品に出逢う時はホント聴き手に すがすがしさを感じさせるものです。今年はこの手が多くて私には楽しくて 楽しくて...(^_^)  で、続いてKotzenですが、わざわざDiscography、ありがとうございました m(_ _)m これもレスの翌日には入手済みでして.. 4th. "Mother Head's Family Reunion"  Titleに興味津々で、実際蓋空けてみると終始ニンマリしっぱなし(^^;;)。 つまらない曲が1曲もない。聴いてて次第に身体が火照ってきてしまう。  こっちはこの手の音を好きでやってる点はJoe Lynnと同じだけど、 気合いが入ってるとこが強烈。 ギターワークも素晴らしい。  私に最初にレス下さったのがb.l.o.w.だったと記憶してますが...納得(^_^)。 ホント趣味似てるかもしれない。Four Topsのカバーなんて久しぶりに耳にして 興奮してしまったです。  Purpleのコアファンに例のトリビュート(NY)聴かせたけど"Child In Time" 以外はわりかし好評でしたよ.(^_^) Top
    ◎He's cool! Doogie White 95/11/12  表題は"hot hot hot!!"の裏返し。 (RAINDOWのツアーにおけるドギー・ホワイトの好印象にふれて)  コレには私も予想外の出来事でした. SIUA albumではちょっと線が細いなぁと 思って、実際のところ今回のtourは、私にとって苦痛の連続になるのではないか と開演直前まで不安でしょうがなかったんです(前座の時間利用してタワー レコードでRiotをゲットして別の事考えて心落ちつかせてたくらい ^^;)  そりゃまだキャラが立ってない(^^;)から役不足の感はありますが、御大の 宣う"歌えるボーカリスト"...バンドの名に恥じない充分な素質を持ちかねた ボーカリストです。歴代ボーカリストがそうだったように、今後化ける可能性大。  観客に対するgentlemanshipもRitchieに負けないくらい示してくれてた。 お礼になんとか応えてやらんと、今決死で新曲のコーラスの練習中(^^;)。  "90年代のRainbowは90年代のRainbow"として素直に受けとめ、早くも次のアルバム を期待したくなってしまった第1日目でした(SIUAにバラッドがないのに気づいてしまった)。 (後日注釈:大方の予想通り「次」はなかった) 95/11/14  "Mistreated"はぜひ関東でもやってほしいわん。英国の知り合いからEメールで Hammersmithでプレイしたとの話を聴きました。私のボーカリストの趣味(Coverdale, ThunderのDanny etc.)を理解してくれてて"見れば君ならきっと気にいるはず"とまで 念押されてしまったのでした。(^^;言われたとおりハマってる。このメンツのブート が出たら全部買い揃えてしまうかもしれなひ)  (後日注釈:ホントにかなり集めた。笑)  ホントメンバーのレスポンスには感心しますよね。 昨日(12日)は始まっていきなり ギターのトラブルがあったのですが、Doogieが機転を効かせてPaulと一緒に "Rainbow Eyes"で場を繋ぐという一幕が... この曲はいつもなら別のところで (確か"Temple Of The King"の前)やってるみたいなのですが、実にナイスフォローでした (実際それでも間が空いてしまったのはご愛敬^^;)。  気性の激しいおじさまはかんしゃくをおこして早々帰ってしまうのではないかと 一瞬アセりましたが(^^;)、ちゃんと最後まで紳士的に気持ちよく、いいお仕事 してくれました。  PRTで政則氏が「師匠の機嫌がよければ昼間にインタビューできる」と言ってたのは きっと実現したのでしょうね。前日読まれてたFaxの内容を踏まえてショウが改良 されてましたから(と言うと初日しか行けなかった方に酷ですね. スミマセン m(_ _)m)  Doogieに対してはもっと惜しみない絶賛の言葉も用意してるのですがこれは またの機会に...  BassのGregのchorusも超○だったぞ。 Top
    ◎ベストテン投票 95/12/30 戦士は束の間の休息中。今年最後のMES、いかしていただきやす。 □アルバム□ --------*------------------------------------------------------------------ 順 位 | アーティスト名 / アルバム名 --------*------------------------------------------------------------------ 1 位 |SHAW BLADES / HALLUCINATION 2 位 |BON JOVI/ THESE DAYS 3 位 |THUNDER / BEHIND CLOSED DOORS 4 位 |SKUNK ANANSIE / PARANOID & SUNBURNT 5 位 |JEFF SCOTT SOTO / LOVE PARADE 6 位 |b.l.o.w. / man and goat alike 7 位 |BAD MOON RISING / OPINIUM FOR MASSES 8 位 |UFO / WALK ON WATER 9 位 |BAD COMPANY / COMPANY OF STRANGERS 10 位 |SYKES / OUT OF MY TREE --------*------------------------------------------------------------------ (コメント) 11 位 |THUNDER / THEIR FINEST HOUR (AND A BIT) 12 位 |RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW / STRANGERS IN US ALL 13 位 |JOE LYNN TURNER / NOTHING'S CHANGED 14 位 |GLENN HUGHES / FEEL 15 位 |DEEP PURPLE / ON THE WING OF A RUSSIAN FOXBAT 16 位 |RIOT / THE BRETHREN OF THE LONG HOUSE  ...って反則っか?  去年はHRというカテゴリーでは5枚挙げるのが一苦労だったのでここへの投票 は控えさせてもらったのですが、今年は順位付けるのが大変な位、お気に入りの アーティストの力作が目白押しでした. 1-5, 6-15は完全に同着ですね...  1位は...意外かもしれない(^^;裏切りモノ)。いやぁ、少しの間だったけどe-mail のやりとりができたTommy本人との約束ですから...という冗談はぬきにしてこの二人 がつるむという話を聞いてから長年私があの二人に望んでたモノの全てがそこにあった から嬉しかった。結局ラジオ局でのプロモだけで終わってしまったユニットだったのが 悔やまれる限りです(T_T)。  2位も1位に迫る貫禄ぶりを示してくれた1枚。相変わらず時流とファンの期待に (^^;)逆らい続けてるこの余裕。  この2枚は大抵続けて聴くことが多いのです。奇しくも互いに「なんでこの人達 がぁ?」と、衝撃的な内容で始まる1曲目。さらにBONの"Something..."とSBの "How..."のギターソロのクリソツさにほくそ笑みしてしまいました。それぞれが 表現しようとしている世界感が案外同じように感じられてならないのです。 それでいて続けて聴いていても飽きさせないのはやはり違う年代に育った点で視点が かなり違ったりするせいでしょうか?  また5位も含めて作品に浮き出されてたのが「子供の将来を想う父親」という立場に なった彼らの今という時代に生きる人達へのメッセージだったとこですか...自分に とってはなんか今年のキーワードだったような気がします。できるだけ多くの人達に 聴いて感じとってもらいたいと願ってやまなくなる作品群でした。  3位. ポジションは気にしないように.(^^ ライブの感想含めたらダントツ1位) もう言うことないっす。今は亡きPhil Lynottを除けば、確実に私の3大(在命^^;) フェバリットボーカリストに入るDanny... だけでなく、Lukeの巧みな言葉使いと メロディで綴られたシリアスな本作の世界観。ライブにおいての息の合った抜群の コンビネーション。私には珍しく「バンドとして」凄く魅力を感じさせる連中でした。 そう再認識してから1年の半端者ですが、圧倒されてしまった本作を契機にホント 5年・10年後も見続けて行きたくなった衝動に駆られた1年でした。  4−5位は一応過去に発言したので省略。ここまでは自分の趣味云々よりも 各人のソングライトの力、アーティスト側の聴き手への訴えかけの凄さの方が 桁違いだった点で以下と一線を画してました。ホントは7位を準じてやりたかった のですが...  6位以降は単純に個人的趣味以外の何物でもなかったりする。 堅いこと 抜きにしてこういうのがやっぱ好きなの.(^^) ------------------------------------------------------------------------- □ライヴ□ --------*---------------------------------------------------------------- 順 位 |アーティスト名 / 日付 / 会場          --------*---------------------------------------------------------------- 1 位 | 2 位 | 3 位 | --------*---------------------------------------------------------------- (コメント) 書くとしたら 1: THUNDER / 見たの全部 2:SKIN / 見たの全部 3:RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW / 見たの全部 4:BON JOVI / 見たの全部 5:JOHN SYKES / 見たの全部 となってしまうのでパス(^^;;日付は選べんわ) どうしても見た回数と思いいれに 比例してしまう. 3.は見る度に感じることが違っていたので面白かった(それを 英語で表現できずにずっと悩んでる T_T)。 ------------------------------------------------------------------------- □ベスト・チューン□ --------*---------------------------------------------------------------- 順 位 |アーティスト名 / 曲名 / 収録アルバムなど          --------*---------------------------------------------------------------- 1 位 |THUNDER / FLY ON THE WALL / from BEHIND CLOSED DOORS 2 位 |SHAW BLADES / STRAIGHT DOWN THE LINE / from HULLCINATION 3 位 |SKUNK ANANSIE / I CAN DREAM / from PARANOID & SUNBURNT --------*---------------------------------------------------------------- (コメント)  深く考えないで単純によくリピートかけて聴いた順。2位なんてボーナス トラックなんだから(^^;) これは難しい選択になってしまいますですね。 深く考えちゃうとベストアルバムの全曲がなってしまう。だから曲の内容よりも ただのノリの良さってことで。 ------------------------------------------------------------------------- 最後に...アルバム上位3枚に共通してクレジットされてるMr. John Kalodnerに 謝辞を。レーベルを越えて貴方がアーティストに差し出す道しるべ、来年出るで あろう「あの人」の新作にもどうかヨロシク. (^_^)v Top
  • 最新
  • 2003年
  • 2002年
  • 2001年
  • 2000年
  • 99年
  • 98年
  • 96−97年
  • 95年

    KINO's Internet DJ TOP


    Written by Shuichi "KINO'89" Kinoshita / email:kino@kino1989.net